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68.次期町長候補?
「ありがとな、再戦の頼みを受けてくれて」
町から少し離れた平地で依頼人のカーディが待っていた。
以前の服装とは違ってスーツ姿だ。こちらも似合っているが。
「構いませんが、その格好は?動きやすいようには見えませんが」
「町長の手伝いをやっているんでね、これが今の戦闘服だ」
ネクタイも外さないのか。間違いなく動きに支障が出る、はずなのだが――。
「おい、気づいているか?」
「はい、アジトで戦った時より気が充実しています。開き直っている?」
妹も気づいたか。体からエネルギーみたいなものがあふれているけど、あれが出ているのは間違いなく強い。俺も苦戦したからなぁ……。
この短期間で彼に何があったのだろうか?
「あんな形での決着は私も不本意でした。むしろこのような依頼をすぐに申し込んでくれたことに感謝を」
「突然依頼の説明が始まった時は驚いたが、アンタほどの人物に頼みごとができるのはありがたい。俺が勝っても今後依頼はできるのか?」
「当然です。ただし、今回負けたからといって無茶な依頼を申請するのはやめてくださいね」
「ハハハ」
「フフフ」
う~む、お互いヤル気十分だな。そろそろ始まりそうだ。




