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62.真の敵?
「!」
すぐに用心棒が動いた、しかも速い!こんなに動けたのか!?
「兄さん、私達も」
「そうだな」
俺達も続く。まさか乱入者とは……何者だ!?
「キュー♪」
「イヤー!?見えないけど何かいる!?助けてー!」
「何だ、これは!?」
「「…………」」
……犯人は身内でした。何をやっているんだトリックの奴!?どんだけ女性好きなんだよ!妹に見つかったら――!?
「ふ、フフフ……丁度力を集中させていて良かった。ダメージは与えられませんが……」
こ、これは怒りの闘気!?さよならトリック、短い付き合いだったな……。
「姿は見えないが気配が……ここか!」
ガシッ!
おお、気配だけで見事トリックを捕らえた!じゃなくて!?危ないぞ!
「キュー!?」
「捕まえた!こいつワアアアァァァ!?――」
「反省しなさい、このエロゴースト!――あれ?」
妹の渾身の一撃がトリックに直撃、丁度逃がさないように掴んでいた護衛の男諸共空の彼方に吹き飛ばした……。トリック、ダメージは受けなくても衝撃までは無効化できないのか。参考になる。
護衛の男は……きっとまた会える……
そうだ!人質の女性は…………意識失っているんだが、大丈夫だよな?




