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妹をVRMMOに誘ったら、目が離せなくなりました!  作者: 興静


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55/188

55.返事して!

 トリックが見つけたのは、屋敷でも一番豪華そうな部屋とそこにいる男達だった。会話が聞こえる。


 「町長に動きはないのか?」

 「はい、先程も定時連絡を受けましたが、それらしい者の出入りも大きな動きもないそうです」

 「そうかそうか、フハハハ!どうやら打つ手なしのようだな、奴の顔を見れないのが残念だ」


 会話から判断して、ボスと部下だろうか。椅子に座っている偉そうな男は……うん、あのラスボスそっくりだ。これは間違いないな。


 「あのいやらしい顔をした男がボスですか。あれを倒せばクリア、とは行かないのでしょうね」

 「そうだな……最終的には倒すことになるだろうけど、まずは人質の確認が先だな」


 人質はどこにいるのだろうか?彼らの会話を聞いて見よう。


 「これなら、わざわざあの男を雇う必要はなかったのでは?こちらにも躊躇なく攻撃してくる、まるで狂犬ですよ」

 「やられたのは、人質に手を出すなという儂の命令を無視した馬鹿共だけだろうが、全く……」


 「しかし、あれだけの美女を前にしておとなしくしているような奴なんてほとんどいませんよ、うちには」

 「む?おい、一体何人やられたんだ?最初に報告のあった数人程度じゃないのか?」


 「……」

 「……何故黙っている?もしかしたらこれから町長の依頼を受けた奴と一戦あるかもしれんのだぞ!?戦える奴はどれくらい残っているんだ!?」

 

 「……」

 「おい!?その沈黙はどういう意味なんだ!そんなに色ボケだらけなのかうちは!?」


 『有益な情報を取得しました。一部の敵体力が大きく減少します』


 「……えー……兄さん、これはいったい?……」


 妹が困惑している。無理もない、俺もまさかの内容に驚いている……。


 クエストの途中で特定のイベントを経験すると、その結果によって難易度が変化する場合がある。今回はこちらに有益な情報を入手したことで有利になった、ということを妹に説明した。


 「そういうことですか。肝心の居場所はわかりませんでしたが、ラッキーですね。それにこれで人質を発見したらアダルトな展開でした、なんて心配をする必要もなさそうです」

 「そんな心配してたの!?」

 「当然です!場合によっては兄さんの記憶に干渉する覚悟でしたよ!」

 「俺の頭に何するつもりだったんだお前!?」


 とんでもない決意を聞いてしまった!まさか、今までにもそんなことがあったのか!?聞くのが怖い……。

 ここは無法地帯だけど大人の事情でそういうことは起きないから!

 

 しかし、肝心の居場所がわからなかった。別の場所に移動してみるか?

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