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妹をVRMMOに誘ったら、目が離せなくなりました!  作者: 興静


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53/188

53.捜査開始

 「……そろそろ定時連絡の時間か」


 見張りの男にトリックが近づいてから数十秒後、男がつぶやいた。懐からアイテムを取り出して操作している。あれは――。


 「兄さん、もしかしてあのアイテムは」

 「ああ、連絡用のアイテムだな。ほら、お前もファーレインやアスミから受け取っただろう?あれと同じタイプだ」

 「やっぱり。誰に連絡しているのでしょう?」

 「会話の内容を聞けばわかるかも。このまま待機だ」


 相手に繋がったようだ。男が報告している。


 「はい、それらしい者も出入りしていませんし、大きな動きもなく通常通りです…………了解、このまま見張りを続行します……いえ、連絡を忘れるなどありえません。その場合は緊急事態ということで……はい、失礼します」


 ――会話が終了した。今の内容から推察すると……。


 「見張りは倒さない方が良さそうですね」

 「そうだな。定時連絡が途切れるとまずそうだ。後、普通に屋敷に近づくのも避けたいな」


 こういう時は……あっ、妹なら問題ないか。


 「お前の隠密技なら誰にも見られずに潜入できるんじゃないか?ってもういない……」


 いつの間にか姿が消えている。行動が速いな……よし、見張りは気づいていない。

 俺はここで待っているか。




 ――十分後


 『人質救出クエストを開始します』

 「お、無事にクエストを受けられたか。しかし人質とは……」


 難しい依頼だ。少し行動を間違えたら即終了もあるだろう。慎重に行動しなければ……。


 「兄さん、戻りました」

 「おかえり。依頼は町長から?」

 「はい、彼の娘さんが誘拐されたそうです。誰かに話したりすると――」

 「人質が危険になる、と。お決まりのパターンだな」


 正面から普通に行ったら危なかったかも。トリックに偵察させて良かった。


 「時間制限があるかもしれないから、慎重かつ素早く動くぞ」

 「そんな言い方しなくても、人質が心配だから速く助けようと言えばいいじゃないですか」

 「い、いや、俺はそんな熱血野郎ではないぞ!?」


 ―――自分でも気づかなかった思考を指摘されて動揺してしまった。こいつ時々こういうことあるよな。

 絶対に認めたりはしないけど!

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