109.戦闘のち逃走
「ちょ、これ以上は見えちゃう!?」
妹の足に一本の触手が絡みついて、引き寄せられようとしている!このまま足を上げたら……!
「こ、これ以上はぁぁぁ!」
「シュ!?……シュゥゥコォォー!」
おお、耐えている!力比べは互角か。しかし、死神がなんだか驚いているような?もしかして、強制的に引き寄せられる攻撃なのか?
いや、さらに力を加えだした!?これ以上は――!
「ここ!バイク乗りパーンチ!」
「フゴォォ!?」
「それでごまかしているつもりなのかその技名!?」
いきなり有名な決め技を叫ぶので動揺してしまった。実際は引っ張られた力を利用して死神に飛び込んで拳を叩き込んだようだ。これはむしろバーンナ……じゃなくて、グッジョブ!
攻撃を受けた死神が体勢を崩す。触手も外れた。どうする!?
「くらえ、ライダーシュート!」
「ブシュゥゥ!?」
「必殺シュートみたいな名前に!?こんなシュートないよな?」
主将ウイングのとんでもシュートみたいな名前になっちゃった!?本人は微妙に変えたつもりなんだろうが……。
だが、今の蹴りで巨体の死神がサッカーボールのように飛んで行った!ゴールがないのが残念だが、今のうちに逃げたほうがよさそうだ……ってあいつもうあんな遠くに!?待ってくれ~!




