0025 合流
鍛冶村での情報収集を終えたので農民達と合流した。門を出て門番から見られない場所まで道を歩く。
作戦は第二段階に移る。ドワーフが追放された理由についての説明は後にする。
「ここから山に入ろう」
鍛冶村を見張るのに適した探す。ここを解放する際にいずれ使うし、もしドワーフがまだ居て鍛冶村を諦めていなければ出会えるかもしれない。
俺達が領主に敵対しているのを分かり易くするために、鍛冶村に注意を払っているのを臆面もなく出す。
ドワーフが鍛冶師として俺達に興味を持って接触して来るように、銃は袋から取り出して持つ。
そうしていくらか歩いたところで俺達以外の物が草木を分けて歩いて来た。
「おぬしらは何者だ?」
ドワーフが現れた。ドワーフに農民が答える。
「お久しぶりです。私達はあの農村の農民です。以前は農具の修理でお世話になりました。今の私達はこちらの同志と共に領主に革命を起こしております」
俺も続く。
「はじめまして。俺は別の世界から来た社会主義革命家だ」
「ワシはここのドワーフだ。その金属の筒はどういった物だ。あと社会主義や革命とはなんだ???」
ドワーフと自己紹介を終えたあとは情報共有を行った。




