0023 鍛冶村への道中
鍛冶村に道を知っている農民数人の案内で向かうことにした。
今はまだ革命を領主には知られていないから、銃は目立たないように袋に入れて持つ。ジャージは置いて農民の服を来た。
鍛冶村についても怪しまれないように偽装工作として農民には以前と同じように修理してほしい農具を持っている。
道すがら今回の作戦について説明する。
「まず第一段階は以前と変わらないように農具の修理を依頼してくれ。俺はその隙に鍛冶村の様子を見て回り情報を集める」
農民から見てドワーフが追放された理由が分からないなら俺が直前見よう。
今のこの小さい身体なら目立たずに偵察出来そうだ。もし見つかっても好奇心旺盛な子供が勝手に歩き回ったふりで誤魔化そう。不本意だが。
「俺がお前達から離れている時でもお前達で独自に情報収集をやって。些細なことでも何でもいい。今回は結果的に何もつかめなくても構わない。
いずれは俺の指示無しでも動けるようにする練習だ」
今回の作戦が成功したらいずれ農民達全員に銃が行き渡る。その時に効果的に戦えるように各自が考えられるようにしなければならない。
「同志、かしこまりました」
農民達はこの作戦を理解してくれた。
続きを説明しながら歩いて行く。
§
そうして歩き続けていくらか経ったとき。
「……少し、休憩、を、しよう」
この身体で山道を銃を担いで登るのは思ったより疲労が多い。歩けなくなって腰を落とす。体力の無さが身に染みる。
元の世界で山岳のゲリラ戦を訓練していた時はこんな事にはならなかったのに。
「同志、銃は私が持ちましょうか?」
見かねた農民から提案が出た。
「ああ、頼む」
銃も農民に持ってもらう。
ドワーフに銃を作ってもらう時は、今の俺用に小型のを作ってもらうか。なんて思い始めた。




