EPISODE7
学校ではもちろん先生の話ている事をよく聞き授業は真面目に受ける。
なんて事はせず、テロ組織が学校を乗っ取って来た時の対処法を考えていた。
「時が経つのは早いな~」
とつぶやき俺は家に帰る。
「ただいまぁー。」
帰ってくる言葉が無く俺は誰も居ないと分かったので部屋に入り、堅苦しい制服から動きやすい私服に着替えた。
「暇だし本屋行こ。」
そして俺は外に出た。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ吾輩は本屋への近道を知っているのだ!と心の中で言い、それと同時に人気のない裏路地に入る。
「やめろ!誰か助けてー。」
と助けを求める声が俺の耳にギリギリ聞こえた。
しかも知り合いだ。正直助けなくてもいいかな、と思ったが俺は声が聞こえた方へ走り出した。
助けを求めた声の主が見えて来た。
どうやらチンピラ2人に壁際に追い詰められていた。
そのチンピラはどう見ても見掛け倒しだった。
声の主を助ける為に俺はスマホを耳に当てチンピラに聞こえる様に大声で言う
「もしもし、ポリスメン。神奈川県○○市✕✕区の裏路地で俺の可愛い妹の実莉がチンピラに絡まれて居ます。今すぐ来てください。」
もちろん警察なんぞに電話はかけていないぞ。
チンピラ2人と実莉がこっちを向いた。
「あんあん?」
と威嚇のつもりか知らんが近づいてきた。
「赤毛のアン見た事あるの?」
「は?なんでだ?」
「アンアン言ってたから好きなのかなぁー。って」
「赤毛のアンは見た事あるぞ!でも今はそんな事どうでもお前何してくれてんの?」
「お前らこそ何やってんの?てか交番めっちゃ近いよ。そろそろ着いてもおかしくない時間だけど。」
「おまっ、もういい行くぞ。」
そしてチンピラ2人は消えてった。