EPISODE3
「とりあえず荷物とか部屋に置きたいでしょ、好きな部屋使っていいよ。でも右の部屋は俺のだからそこ以外でね。」
親父の部屋は片付けたら何も無くなった。
「はーい。」
と2人は言って部屋に行った。
いやぁー何とかなったけど、この先一緒に暮らすとなると想像つかねー。
でも学校の時のあの殺意やキャピキャピ感がないな。
そして私は部屋に入った。
「あぁー、どうしよう。なんで寄りにもよってお母さんの再婚相手の子供が修なのよ。」
そう。私は修の事が本当に本当にちょっとだけ気になっていた。
私は本当は黒髪でピアスなんてしてはいなかった。でも、修がヤンキーギャルが好きと聞いたからこうしたのた。
2人が部屋に行って10分程経ち、紗奈ちゃんだけが戻ってきた。
「おかえり。部屋どうだった?」
「ただいまです。部屋は広くてとても良かったですよ。」
「敬語外していいよ。」
「はい。」
「今日の夕食どうする?」
「それなら多分おねーちゃんがどうにかすると思うよ。」
と言ったら実莉が出て来た。
「おねーちゃん、今日の夕食どうするの?」
「修が作っていいと言うなら、作るけど。」
「実莉いいのか?」
「修、気安く名前を呼ばないでくれない。これからは産まれたのは私の方が遅いけどお姉様と呼びなさい。」
「おねーちゃん!」
「はい。実莉でいいです。 」
実莉を紗奈ちゃんには頭が上がらないようだ。
見てて滑稽だった。