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EPISODE2

いや、そんな訳がない。もう一度確認するんだ。

肩まである金髪、耳に着いてあるピアス、これは夢か?

口を開いたのは春菜木だった。

「あの…….もしかして…….修?」

「はい…あの……春菜木さん?」

「そうだ。」

「…………」

その後、俺も春菜木も口を開かなかった。

だが春菜木の後ろから「おねーちゃん?どうしたの?」

と春菜木の後ろからひょこっと出て来た。

「おねーちゃんって事は妹?」

「うん。」

確かに見ると金髪もピアスも無いが顔は似ていた。

「あっ!お兄ちゃんですか?これからよろしくお願いします。」

「うん、よろしく。とりあえず中入りなよ。」

そしてリビングまで案内した。

「それじゃ、ジュース入れて来るから。」

「ありがと。」

ジュースを春菜木姉妹の前に置いた。

「えーっと、それで春菜木さん達はこの事知ってたの?」

「いいえ、私もさっき電話で聞いたわ。」

「お兄ちゃん、もう私達は家族なんだから名前で呼ばなきゃ分からないよ。でも私の名前知らないか。私は紗奈だよ。お兄ちゃんは?」

「俺は修だ。」

「修君だね。でもお兄ちゃんか修君どっちがいい?」

「俺はどっちでもいいよ。」

「それならお兄ちゃんね。私の事は紗奈ちゃんって呼んでね。」

「なら、修は私の事お姉様と呼びなさい。」

「誕生日いつだよ?」

「12月5日」

「なら俺がお兄ちゃんだな。」

「なっ!修はいつよ?」

「8月18日」

その時、俺は謎の優越感に浸っていた。

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