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1.漂う二人。

(ワタクシ)としたことが……」


 アリエスは巨大ロボットのコックピットに、一糸纏わぬ美しい裸を晒し、自分自身を抱き締めて座っていた。


 ――(いや)、下着だけは着用を許されていた。

 この意思を持つ巨大ロボット『ドラグヌフ』に白い(シルク)の下着だけは着用を許された為、下着のみ着用だ。

 これは巨大ロボット(ドラグヌフ)のお情けであっただろうか?


 ――(いや)、それは否定される。

 これは、完全な巨大ロボット(ドラグヌフ)の『性癖(フェチ)』であった。

 この変態ロボットは、完全な裸よりも下着姿が単純にエロいと考えているのだ。

 それも宇宙では貴重な生き物由来の(シルク)……。

 完全な裸の方が『接続度』が上がるのにも関わらず、巨大ロボット(ドラグヌフ)は自分の『性癖(フェチ)』を取ったのだった。


 しかし、この事実(フェチ)はアリエスは知らされていないことだった。

 (かろ)うじて下着姿を許されたことで、巨大ロボット(ドラグヌフ)に感謝の念さえ覚えていた。


「何でこんな目に……」


 アリエスと巨大ロボット(ドラグヌフ)は当てもなく宇宙空間を漂っているところである。

 完全な宇宙迷子だ。

 暫くは巨大ロボット(ドラグヌフ)に備えられている生命維持装置で持つだろうが、その後はどうなるのだろうか。

 苦しんで死ぬのなら早めに自害すべきだろうか……。


「心配スルコトハナイ。食事、排泄、必要ニナッタラ言ッテクレ。全テ(ワレ)ニ任カセテクレ」


『排泄』という単語に、アリエスはブルリと震えた。

 いつまで『おしっこ』をガマンできるだろうか。

 いつまでもは不可能だ。


 人の言葉を理解する、超古代宇宙帝国が生み出した巨大ロボット(ドラグヌフ)に下のお世話になる時はもう直ぐかも知れない。

 心なしか、巨大ロボット(ドラグヌフ)の声が明るく弾んでいるように聞こえるのは気のせいだろうか――。



 アリエスは悔しげに下唇を噛んだ。




 アリエスは、どうしてこうなったのかと、これまでの出来事を思い返す――――







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なんと、当作品の主役「吸血伯爵令嬢アリエス」がイラスト化! 秋の桜子さん、超絶ありがとうございます!(><*)
アリエス令嬢
▲イラスト制作秋の桜子さん(カスタムキャスト使用だそうです♪)


↓当作品と同じ世界観の最新短編作品『異世界×宇宙モノ』↓
宇宙魔女博士見習いのぼくは奇妙な形の木造船で宇宙の中心に逝ってきます。
応援バナナ

△画像制作:塩谷文庫歌さん

応援バナナ
▲バナー制作秋の桜子さん

↓『恋愛×高校×テロリスト』↓
逃げ足以外は平均より劣る主人公が男を魅せる恋愛アクション短編(の予定)。
白インバナー
▲イラスト作者→管澤捻さん、バナー加工→自分

応援バナナ
△バナー制作秋の桜子さん

応援バナナ
△バナー制作塩谷文庫歌さん

小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
[良い点] すごく好みの作品です!変態ロボットとか最高すぎて(笑) そして、秋の桜子さまのアリエスちゃんがすごく可愛いですっ!! [一言] これからどう展開するのか、とても楽しみです♪
2021/09/18 06:52 退会済み
管理
[良い点] いきなり冒頭から大爆笑しました! 変態ロボットってw ネーミングセンスもさすがですね、ドラグヌフ…いい名前です。 [気になる点] これ、どんな話になるのか先が全く読めないので、やっぱりそこ…
[一言] こんにちは。 なんていうか、序盤から黒猫ワールド全開で、 飛ばしておりますなぁ(笑)
2020/10/10 12:58 退会済み
管理
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