始まりとハジマリ。
初めまして。時雨と申します。
今回が初めての投稿となります。
以前もやっていましたがデーターが消えていたためもう一度書き直したいとおもいます。
今回のお題は赤ずきんちゃんです。
あのストーリーを少し変えて自分の運命を変えつつ恋愛もしつつ何を得られるのかというのを書いていきたいと思っています。
慣れていないので文章がメチャクチャですがどうぞよろしくお願いします。
遥か遠く昔、とある森の奥深くで起きた1つの物語。小さな木こりの元で産まれた少女と、誰からも好かれない恐ろしい野獣の物語。悲しいかなどんなに足掻いても許されない恋なのさ。
さぁさぁ、ちょいと立ち止まり覗いてごらん?
物語はまだまだ終わらないのだからね。いや、むしろ、始まってしまったと言ったほうが正しいかな。
凛とした声で物語を読み始める声が聞こえる。
姿はぼんやりとしていて見えない。が、どこか懐かしい声だと思い私は耳を傾けた。意識のない真っ暗な闇の中明るい黄色い影が揺れて消えていった。
いつの間に寝ていたのだろうか、気がつけばいつも通りに太陽が顔を覗かせている。
私はどんな夢を見ていたのだろうか。何故か心がモヤモヤする。ハッキリしない気持ちで気分が悪い目覚めだ。
身体を起こし周りを見渡すといつも通りのお母さんの姿を見つけ安心する。ほっと胸を下ろして着替えいつも通りに頭巾を身に付ける。私のお気に入り。そしてお母さんに近づき「おはよう」と短く挨拶をする。お母さんはいつものように明るく同じ言葉で返してくれる。そんなお母さんが私は大好きだ。そして大切なたった1人の家族だ。
机の木目を見ながら座りお母さんが座るのを待つ。机の上にはもう朝ごはんが出てきており、後はお母さんが座れば完璧だ。
「ねぇ、メアリー?」「ん?なに?お母さん」
早く食べて遊びに行きたいと思っているとその思考を遮るようにお母さんが訪ねてきた。
「今日お婆ちゃん家に行ってきてくれないかしら」
そうか。今日は、お婆ちゃんの誕生日だった。
「うん。行くわ。私もお婆ちゃんの家に行きたいと思っていたの」
優しくて物知りで私の大好きなお婆ちゃん、私のことを小さい頃から見てくれていた。
私がいつも身につけているこの赤ずきんはお婆ちゃんが私の誕生日の時に私が大好きな赤色の頭巾を作ってくれたの。
とても嬉しかった。だから私はいつでも何処でも赤ずきんを被るようにした。大好きなお婆ちゃんが作ってくれて、私の大好きな赤色。被れば被るほど私に馴染んでいった。
気がつけば私は赤ずきんちゃんと呼ばれるようになったの。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
面白かったと言う言葉やここをこうしても面白いという話を伝えてくれたら幸いです。
まだまだ始めたばかりなので長く続くと思います。
なので良ければ、最後までお付き合いお願いします。
ありがとうございました。