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自作用に異世界(フィクション)武術を徒然に語ってみる  作者: 鴉野 兄貴


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14/16

2014年12月17日の活動報告より剣道経験者しかわからないことを徒然と記す【2021/04/07】

【臭い。竹刀、防具の手入れなど】

 汗と藍の混合臭がつく。

 日本は温暖湿潤気候。梅雨の季節があり、カビ対策もある。

 長期間使用せず、手入れに下手をするとカビ胞子とホコリのダブルコンボが呼吸器官を襲う。

 特に小手の臭さは異常。


 ただし風通しのいい場所に干しておくだけでも毎日使っても別に臭くはならないはずだ。


 学校の部室みたいな造りが風通しを考えられていないせいでの問題なので(あと、密度高く押し込めすぎ)、市井の道場通いを趣味でやる分には臭気の問題はあまりないとは活動報告返信。

 だから剣道=にぎりがくさい剣(某オウガバトルネタ)なイメージ流布はよろしくないとのことである。


 しかし水虫を頭にもらうのは剣道だけと思いたい。

 突きや強烈な一撃を喰らうと面金から焦げた臭いがする。



 防具が合わない。防具にカネがかかる。


 顔がデカいと顎に入らない。小さいとガバガバ。

 極端なデブと巨乳ちゃんは胴がせりあがって上にずれ、垂が下にずれた挙句ひどい一撃をもらうことがある。

 一応、胸部分を防御する小胸を調整すれば巨乳ちゃんでも大丈夫。


 小手が破れる。


 竹刀を手入れしないと裂けて酷い事故になり得る。



【出入りの武道具屋のおっちゃんがウザい。】

 活動報告返信によると武道具屋のおっちゃんはウザいが、武道具屋は武道家のサロンと化してることが多いので、仲よくなると色んな話を聞けるらしい。

 古い武道具屋では、カウンター越しが作業所(座敷)となっていて、暇な時に行くと茶を出してくれて、ちくちく小手を縫いながら色んな最近の話をしてくれるそうな。



【パンツが汗でひどいことになる】

 先生はふんどしだった。女子はノーパンも悪くない。


 しかし、ノーパンだのふんどしを実践する女子は大昔のノーパンしゃぶしゃぶじゃあるまいし少ないと思われる。


 というか思春期の女性は痴女でもなければしないだろう。



【袴をしたまま小便をするときは袴をたくし上げて行為に及ぶ】

 女子にとって汚いトイレは鬼門。


 筆者は使ったことがないがファブリーズは合皮との相性が悪いそうだ。

 柿渋エキス入りがお勧めらしい。体臭はミョウバン様が神だ。



【ゲリラと剣道家】

 活動報告返信によるとノモンハン撤退の帰りに大陸を通り、中国軍のゲリラの夜襲を受けた先生にお話しを伺った方がおられる。これは引用だ。


(引用開始)

『夜中に藪の中から刃物をもった中国兵が飛び出してくるので、突き飛ばしながら(壁ドンのイメージではない。軍刀で突き飛ばして)夜道を逃げ帰ったそうだ。実戦では到底形通りの技など出せないのは間違いないらしいが、ゲバ棒持った暴徒との殴り合いなら兎も角、今後日本刀で人を斬る必要がある時代など来ないことを願いたい……。

(略)

「試合で全く同タイミングで相小手面を打って体当たりした瞬間の、『なかなかやるな。おまえもな』感は異常』

(引用終わり)



【三点防御 または 三所受け】

 中学生以下は突き技禁止なので、誰も教えていないのに三点防御を覚えるらしいが筆者は最近までそれを知らなかった。


 剣道に置いて竹刀は左手で根元を持ち、右手を添えて使う。そして有効打を取る時、特に小手をうつときは右手をうつ。左手への打突は基本ポイントにならない。逆小手という。


 しかし、頭上気味で右手の手のひらを相手側に向け腕をクロスさせると面が打てず、小手も打てず、剣道は相手と自分の正中線(弱点が集中する。人体のど真ん中)を剣で描く軌道を行うので圧倒的にルール上防ぎやすい。


 見た目がカッコいいのでついついやってしまうが、指導者によっては蹴られても可笑しくない。高校以上は突きが飛んでくる。昇段試験では一発不合格をいただく。友人『S』にやったらたぶん素手で攻撃してくる。


 というか、筆者はこの構えだ。どちらかといえば西洋剣術のオクスに近いと最近知った。

 フィクションでは何故か腕を交差して頭上で構えるイラストが異常に多い。みんな西洋剣術に詳しいのかしら? 人間の身体の構造は似通っているので日本にも『霞の構え』という似た構えがあるが、意識して描かれているかはわからない。



 しかし剣道でこれをする者はいない……うん普通は。

 筆者はなぎなた相手にしているうちにこの姿勢に自然となってしまった。

 これは生物で言えば収斂作用といっていい。


 筆者姉も三点防御に近い技を使う。

 握り柄を垂直にするけど、握り柄で竹刀を受けてひねって相手の打ち込みの力を攻撃にすると同時に竹刀を殺して打ち込む。


 どこの神谷活心流(※るろうに剣心)。母校の伝統技らしい。

 活動報告返信を見るに姉の技は三点防御と打ち下ろしの複合技であり如何な攻撃もぶった切る系のようだ。


 反応あってももう遅い。正中線を相手が描く限りぶった斬る。『はじめ』と同時に上段気味に突っ込んで顔面、喉、小手を防御している。

 ほとんどそれで面取ってしまう。反応しても柄にからめとられる。


 これも真剣だと怖くてできねえよッ?!www


 まぁ剣道以外で三点防御したらたぶん胴突きと蹴りが飛ぶだろうから特殊な用法であろう。

 柄受けをやったら『??』になる。



 なお、三点防御には逆小手や逆胴(普通に構えると手元側にあるため防御が硬い左手側を攻撃)、胴突きでぶっ飛ばすのが有効である。ポイント取ってもらえないが。


 え、ポイントとってもらえないのになぜやるのかって?

 りたいからに決まっている。

 おい、武道の心は何処に消えた。


 活動報告返信によると三点防御……通称、三ヶみところ避けは、上述のようにある程度熟達して、かつ容赦の無い相手には、問答無用で突かれ踏まれ吹き飛ばされるようになるので、高校を卒業すると減っていく傾向にある。


【竹刀で受けるな】

 あまり知られていない事だが、剣道、特に学生剣道は『竹刀で直接受けない』。

 よけもしない。攻撃で弾く、しのぐ、先を取る。後の先を取る形で『攻撃させない』に近い。


 これは防御なんて教えていたら勝てないからだったりする。


 姉貴に至ってはいきなり面で一本取る。防御以前の問題だ。


 活動報告返信によると彼女の技は三所避けではなく、返し面の一種らしい。

(相手の竹刀を自分の竹刀にそって流して落としつ、面を打ち込む)


 Sなら情け容赦なく脛を殴ってくるし蹴りも飛ぶ(我々はすね当てをつけていた)。



【漫画のように竹刀や刀を杖にする奴は】

 初心者のうちは竹刀を杖代わりにして怒鳴られたり杖代わりにしている竹刀を撃たれて転ばされる。



【袴】

 袴は指導者から見て邪魔なので、練習者は足さばきを改善するのは難しいときがある。


 活動報告返信によると袴は足裁きを隠す、という意味では有りがたいものであるという。

親指に力を入れる瞬間、踵を返す瞬間などを読まれにくく、足の指を伸縮させて進む『含み足』も露見されにくいようになるらしい。


 とはいえ、横で見ているときは結構指導者は意識して注意してくれるので安心していい。

 そういえば母校の剣道部の顧問は試合では使いにくい胴突き、逆胴、逆小手、抜き銅、突きも『覚えておかねばいけない』と教えてくれた。

 とりあえず筆者の三点防御は彼の指導ではない。そんなの見せたらたぶん胴突きと体当たりでぶっとばされる。



【踵が割れる】

 足の裏が真っ黒になって悲惨。

 冬は踵が切れる割れる。


 活動報告返信によるとアロンアルファがいいらしい。ボクシングみたいだな。

 余談だが筆者がシンナーで鉄板を掃除する仕事に従事していたときはマスキングテープをキズバンのかわりにしていた。これはかなり便利である。


 ただ、強者になると『踵が割れるのは俺の踏みこみが悪いせいだ。自分への戒めとしてこれは治さん』と言い出すらしい。



【蹴り技。膝相撲。剣道ボクシング。投げ技】

 剣道に蹴り技が無い……そう思っていた時期が俺にもありました(AA略)。


 活動報告返信によると相手の首に竹刀をかけて、引き倒すのは稽古ではよく見かけるが(?)見かけるか? 見かけるのかしら……。

 しかし試合でやったら当然反則をとられる……が、鍔競り中、一瞬圧をかけるぐらいなら、審判は黙認するらしい。

 そこにつけ込んで、鍔競り中に竹刀を握ったまま、顔面にフックを入れてくる奴がいるとのこと。

 小手と面越しなので、ダメージは小さいがイラっとなる。

 同様のフックを撃ち返し、竹刀を握ったまま殴り合いの様相を呈することは他の道場などでもあるらしい。


(その後、双方反則を取られたりする)


 余談だがボクシングやキック出身者はフットワークが軽くて非常に強いらしい。



 友人Sを相手にすると本来反則(※あの道場ではアリ)な竹刀を手放す、殴る。蹴る。首を掴んで膝を連打。柄で攻撃する(これは筆者の技)などが認められる。


 投げ技もアリ。転がしてもあり。どちらかと言えば警察剣道のソフト版。

 流石の筆者もキレた警察みたく倒れた相手を竹刀でメッタうちにはしないが。



【剣道のプロ】

 活動報告返信によると警察剣道はボーナスがかかっているので大会で相手を狩りに来ることはまれによくあるらしい。


 活動報告返信を引用させていただく。


『諸兄ご存じの通り、剣道はプロスポーツではない。オリンピック種目でもない。

 だが、金が掛かった状況で試合をする剣道家は何種類かいる。

 警察官・刑務官・皇宮護衛官。これらの職種では、試合結果がボーナス査定に影響するので、試合で完全にガチに狩りに来るので要注意だ!(無論、注意してどうにかなる相手ではない)

 プロだから偉い、金を取ってるから偉い、と一概に言うつもりは毛頭無いけど、これで食っていくと自覚のある人間の鍛え方は違うものである。

 今風に言うなら、エンジョイ勢とガチ勢の違いである。


 そして、強豪の私立高校の剣道部顧問……これは、ある意味警察よりもタチが悪い。

 とある高校では、試合結果によって、6桁の金の報奨金が出るという。

 嘘か本当か知らないが、バブル期に全国で結果を出せば、8桁の報酬が出たという。

 それだけの金のかかっているので、生徒をしごくしごく。剣道ヤクザである。

 ※GTOの話では無く、実話である。


 剣道顧問はボクシングのトレーナーと違って、いつまで経っても直に稽古をつけるので、現役とタメ張れる強さがある。

 要するに、全国レベルの高校生が、限界まで追い込まれて目を血走らせてかかってきても、余裕でしばけるぐらい強い。

 顔や喋り方も、本物のヤクザより怖い』


(以下引用終わり)


 マジでやばい。



【体当たり】

 剣道の場合、撃つ。体当たり、つばぜりあい。また撃つ。こんなイメージがあるが、この体当たりは『下にぶつかって上に跳ねあげる』技(※意味不明だが脇腹を鍛えるアブソローテーションを短縮したような動き)で接敵状態から相手の体重を吹っ飛ばすきわめて有効な技である。


 合法ロリな女の子がデカい男をよろめかせるので習得しても良い。


【突き】

 痛い。外されると喉や胴とたれの隙間に入ってもっと痛い。


【飛び込み】

 5メートルをほぼ一歩で詰めてくる。



【余談】

 巷には『旋風の橘』という漫画があるらしい。

 内容紹介を見て唖然呆然。Sだってここまでの無茶はしない。

 そもそもSのする無茶は薙刀相手に大立ち回りとか、相手の武器を奪って素手勝負でフルボッコとかそっち系だし。あれ? 同類では?!


【姉の母校】

 姉の母校は垂直に近いと有名な坂をチャリで毎朝昇ることによる基礎体力こそが最強の武器。地形的に圧倒的なホーム有利学校だった。

 姉曰く『なぜかうちが外に行ったら練習しているのはうちの子しかいない』


 ちなみに猪が出る。


 弟はサルと目が合って『やべえ』となったと証言している。

 ヤンキーが絶滅危惧種であり可愛がられる。煙草やシンナーを吸っていると坂が上れないからである。



【部活対抗リレー】

 部活対抗リレーでは確実に負ける。(武装が重すぎるため)


【小手うち】

 小手は下手が打てば肉に響くが、上手い奴は骨に来る。

 そして上手い人の小手は痛くないように打てるが音が高い。

 もちろん逆もできる。触れるような動きと音で死ぬほど痛い。

 ちなみにもっとも痛いのは有効打ではなく、外されたときに防具のないところに当たること。


【二刀流】

 二刀流ができると受けが取れる。

 昔は団体戦の引き分け狙いで有効だったらしい。



【以下コピペ】

 85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/17(土) 14:46:58.01 ID:xBMmeFu70

 初期

 メーン!

 ドーウ!

 コテー!


 中期

 メェエェン!!

 ドォウッ!!

 クォテッ!


 後期

 メェエエエエンヤイヤイヤー!!!

 ドッォォオォォオウ!!!

 コッ、テコテコテコテェエエエエエエエ!!!


 末期

 ヒョオオオオオオオオオオオ!!!!

 ヒョオオオオオオオオオオオ!!!!

 ヒョオオオオオオオオオオオ!!!!


 活動報告返信によると気合の声は、一周まわって「あまり声を出さなくなる時期」や「穏やか標準に落ち着く時期」などもあるらしい。「ォコテコテコテオォー」とか。


 この手の奇声、そればっかの人が目立ち出すといつの間にやら伝染する。そりゃヤンキーでなくとも筆者が逃げる。


【フェチ編】

 女性は乳がデカい人がいるにはいるが、『平らにデカい』(つまりガタイがいい)。

 どちらかというとうなじとか腿周り(袴で防御されているが汗でまとわりつきだす)がフェチポイントと思われる。


 また、滝のごとく汗をかくので新品の袴を履いていると汗と染料で身体が斑に染まる(変態なら萌えるかもしれない)。


 終わった後シャワーのない部室だと靴下をダメにしかねない。



【洗濯】

 フェチというか現実問題として、胴着や袴は塩水に一度つけて処理するが、処理しきれず当面はカラダが真っ蒼になる。


 練習後はインナーシャツや首回りなどが真っ蒼になっている。



 前項に続き剣道している子でエロい部分は、胸や尻よりうなじ。太もも内側だろうか。

 体幹が鍛えられて身が締まるのと、そこそこ首が強くなる。


 運動している子で乳がデカい子を探したいならゴルフを見ればいい。(肩や胴も太いが)


 全体のバランスが良い(入れ乳含めてデカい人はデカいし、40過ぎてもエロい人は余裕でお相手したい)のはボディビルっぽいジムトレをガチ気味にやっている子だ。


 剣道やっている子は男女問わず可愛くないのか。

 そんなことはない。基本日焼けしない。


 ようは人による。というか剣道は老若男女体重差問わず練習するのでそんなことをいちいち気にしない。油断したら子供相手や老人に狩られる。男女の違いなど誤差である。



【居合】

 実はあまり『強くない』。つまり状況次第で素晴らしい戦果がありうる。

 普通に頭上から思いっきり振り下ろしたほうが早いし強い。

 据えもの斬りは注意して行わないと刀が曲がる。竹程度でも曲がる。

 曲がったら町工場のプレス機かバカ高い金を払って修理する。



 身分差のあった江戸時代では蹲踞そんきょ姿勢が下級武士には強要されていたので座り技や居合が発達したらしい。


 冬場はとっても寒いし辛い。また剣道と居合は基本同じ道場で習わない。

 映画の三船敏郎の左手による居合は早いが、居合で正確に刃筋を立てるのはとても難しい。

 それでも飛び込みとともに使えば効果はデカいらしく、朝鮮征伐(当時の呼称)の時はおそれられた模様。


【お前しかやらない(危険!)】


 余興のためにこんなものを作る。

挿絵(By みてみん)

 含み足などの足の握力強化、股関節のストレッチ効果が甚大。

 バランスもとるがどっちかというと酔狂レベルなので運動力を高めるうえではおすすめしかねる。

 装備すると身長が16センチ伸びる。



【現代剣道少年が異世界に行ったら】

 突きが解禁されるのは高校生以降である。

 剣道を習得している中学生キャラクターは特別な理由がないと突き技が未熟になり、三点防御に慣れていると異世界(w)でつい敵に三点防御の構えをしちゃうかもしれない。


 それだけではなく胴突き、逆小手、逆胴はポイントになりにくい(明らかにならない審判もいる)ので教えられない事もある。


 脛撃ちは筆者やSのように日常的に薙刀と対戦していないと覚えない技である。

 そもそも剣道には本来脛防具が無い。


 小手は小手のある手の表側を狙うので三点防御みたいな小細工があるが、当然剣道のルール内の技である。

 この『ルールの中で戦う』こそが文化の影響と言えよう。


 例えば現代空手のローキックはルールに沿った戦術として生み出されたらしい。

(父曰く伝統的な古流空手は股間より下しか狙わないらしいので一概に言えない)


 逆胴逆小手は剣道が正面を向いて左足をひく。

 左手で剣の根元をもち、右手で前を軽くもって操作する。

 受けの形は使わないが、如何なる攻撃時も敵と自分の正中線を外さないことで攻防を行う。

 この関係で左側の守りは固く、あて難くなる。結果的に『逆胴』『逆小手』と言われるのですがなぜかポイントになりにくい。

 完全に決まらないと審判が取ってくれない。


 例外は相手が三点防御している時。二刀流などの特殊な武器の時など。

 ルール無用ならば腕ごと持っていけばいいがそうならない。


 異世界に行けば活躍できる。それは認知の歪みだ。

 映画にもなる漫画『群青戦記』でも主人公はタイムスリップを後悔している。

 生物種すら違いうる異世界剣術に対抗する場合、油断など絶対してはいけない。




【基礎能力をあげたいなら】

 ガッチガチに鍛えるなら、ある程度は戦う動作も取り入れたほうが筋肉がつくのかもしれない。

 筆者の個人的経験だけで述べるのは心苦しいが、筋肉だけ鍛えると心肺が辛い(寝転がると心臓と呼吸が苦しくなる)ので有酸素もやらなくなったことがある。



『ボディビル』『(ボディビルやプール歩行を半年以上続けたうえでの)走る』、『茶道』


 この三つが短期間で基礎能力をあげるうえで有効だと筆者は愚考している。

 いわゆるレベルあげて物理。



 茶道だけ誤植を疑うレベルで浮いているが、怪我で立礼りつれいしかできなかった人が正座できるくらいに回復したり体幹を鍛えてくれるし停止の動きを習得するのには良い。


 運動神経のないもやしはたとえ週に一回空手や剣道だけ10年やってもそんなに強くならない。基礎である運動を行い身体そして体幹を作るべきだ。


 しかしガチムチが一年体幹鍛えて、一年ジムでガッソリ筋肉を全身に装備して、走ってパワーつけてボクシングのワンツーを完全に習得したら……体重の時点で『あ、無理』になる。


 父は教養とばかりに筆者たちにいろいろ教え込んだが無駄にたくさんやっても上達しない。物事には目的に応じた訓練というものがあるし筆者は目的のわからない訓練に云われるまま行うことはできなかった。


 その父だって『自分の空手だけは』ものすごく強くなるように訓練していた。



 ではなぜ茶道を筆者が推すのか。


 体幹発達する。

 蹲踞姿勢がある。

 空間把握しなければいけない。


 意外だろうが、これらの能力が茶道には必要だ。

 加えて想像力が必要で地味な壺だの茶器だの見て昼間に夜月の輝きを見出す力ができる。


 まだある。


 小粋な会話ができないといけない。

 女の子と話せなければならない。

 ある程度芸術や花などの知識が必要などなどありとあらゆる総合芸だし、習得して損はない。


 だいたい、異世界に転生するなろう主人公は最初から女の子と話せるならば、そもそも彼は異世界にいかない。(※超偏見)


 しかし筆者はいまだ茶が淹れられない。半年やったのだがなぜだろう(棒)。

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