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始まる花畑  作者: SHELLY・BOSS
16/19

#16・制裁

お待たせしました

_○/|_ 土下座

リリーとユキが話していると隊員の1人が、サッと影に隠れた。

それを合図に、その場にいた全員が影に隠れて周囲を警戒した。


「ターゲットは誰だユキ?」


「最近、裏ルートでCPカプセルが出回っていまして〜。やっと尻尾を掴んだ所です〜。」


チャイルド(C)プレイ(P)カプセル

成人済みの対象者に服用する事で、精神状態を

5才〜10才まで退行させて判断を鈍らせ、同意を得た金庫破り等、様々な事に利用され世界全土で使用、製造が禁止されている錠剤型薬物。


「CPカプセルがまだ残っていたとは・・・何世代にも渡って消してきたのに。」


「賊の調査もした所〜ターゲットが最後の製造方法とを知っている者です〜。」


リリーは下唇を噛みながら、ジッと怒りを堪えていた。

黒騎士隊は訳ありの人間を国王が引き取り、暗部として居場所を与えていた。

リリーの両親はCPカプセルによって全財産を失いリリーを残して去った。


「今は私が隊長だ。必ず地獄を見せてやる・・・」


「少し落ち着いて下さいよ〜。黒騎士隊なら必ず捕まえられますよ〜。」


ユキがリリーの肩に手を置いて、ニッコリと笑った。


「すまないな・・・もう大丈夫だ。」


「ふふふ〜。体に染み付いている匂いを説明してくれるまでは、隊長に居てもらわないと〜」


ギクッと肩を震わせてリリーは、引きつった笑顔をユキに向けた。


「隊長、副隊長。ターゲットが来ました。」


小声で隊員の1人が言って、裏路地の奥を指さした。

物腰柔らかな雰囲気で、迷い込んだ様子を見せながら一直線に奥へと歩いていた。


「取引相手はどうした?」


「もちろん捕縛済です〜。」


「なら・・・アイツも捕縛だ。」


隊員に目配せしたリリーは、音を消してターゲットに走り、素早く目隠しと手錠をかけた。



王宮の地下牢(処刑場)に、リリーとユキは1人の女性を鎖で捕縛していた。


「は、離せ!お前達誰だ!」


「CPカプセルは押収した。貴様に残るのは命だけだ。」


冷たい声でリリーは言った。

その手には、真っ赤に熱された、西洋風の剣が握られていた。


「貴様の四肢を焼き切り、罪の重さを理解してもらう。」


剣をゆっくりと、女性の肩に当てて焼き切り始めた。


「あぁぁ!・・・」


悲鳴を少し上げて、その後は声にならずに苦痛に歪んだ顔で耐えていた。


「貴様によって壊された人の苦しみが晴れる事を思うと嬉しくて仕方ないな。」


リリーは無表情で女性の腕を落とした。

淡々と四肢を落として後は頭だけとなった女性にリリーは冷たい声をかけた。


「貴様には、2つの道がある。四肢が無い状態で逃げるか、死ぬかだ。」


女性は光を失った目をパッとリリーに向けた。

だか、その目はリリーの顔を写すことは無かった。


「これで・・・負の連鎖も終わったか・・・」


リリーは呟きながら、地下牢を後にした。

大変申し訳ありませんでした

_○/|_ 土下座


精神状態が不安定になっており

筆?を取ることが出来ませんでした。


お楽しみください┏●

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