#1・始まりの朝
妄想全開です!
要注意です(笑)
あらすじに書いた通り、繋がってます。
時は2019年より遥か先
文明は発達し車が空を飛び回り、人型ロボットと共存した時代
発達したAIの提案で世界が地続きになりそれに伴ってAIによる対人間殲滅計画により文明は滅びるかと思われた。
だか、全てのAIを指揮していたAIが不具合を起こし世界は平和に包まれた。
現在、人々は貴族、平民、奴隷に別れた。
ロボットは全て破壊され、機械の使用はほぼ全て禁止となった。
「 いらっしゃいませー!3泊ですね。金貨10枚になりまーす! 」
この国は王宮を中心にして円のように人々が暮らしている、ヤマト王国。
日本からニッポン国、ニホン国、ニポン王国、と言い方が変わっていった。
貴族街と平民街を跨ぐように作られている宿屋、フラワーガーデンには朝早くから、客の出入りが激しかった。
「 いらっしゃいまっ・・・おはようございますオーナー。 」
受付をしている美しい女性が頭を下げたのは、ヤマト王国、第1王子・レント=ブラック。
王族ブラック家の長男で、現在王国で2番目に権力を持つと言っても過言では無い。
「 おはよう。貴族の連中はどうだ? 」
「 はい。少しずつですが、文句も減っております。 」
「 やっとか・・・奥に居るから、有事の際は頼むぞ。 」
「 かしこまりました。ごゆっくりどうぞ。 」
レントは受付の奥にある部屋へと入って行った。
何故、王子が宿屋のオーナーをしているか。
3ヶ月前に遡る・・・
「 今日は集まって貰って悪いな!我が息子の為に忙しい中、感謝する! 」
王宮の中心、玉座の間に丸テーブルを並べて貴族達が見つめる中。
ヤマト王国、国王・リョウタ=ブラックがヤマトの肩に手を添えながら言った。
「 我が国では、20歳の誕生日を迎えた者は貴族、平民、奴隷に関係なく1年間、働く事を法律としている!レントも例外ではない!今日はレントの旅立ちの日である! 」
そう言うと拍手が起こり、レントが1歩前へ出た。
「 この国の法律に習い、俺も働きに出る!成長と帰りを祈り、乾杯を貰いたい! 」
集まった全員がグラスを掲げる。
「 1年後、ここに戻る事を誓って・・・乾杯! 」
『 カンパーイ! 』
盛大な誕生会と壮行会は、夜遅くまで続いた。
翌日、片付けられた玉座の間にレントとリョウタだけが居た。
「 お前が決めた通り、宿屋には話を通してある。本当にいいんだな? 」
「 あぁ。父さんとも1年後に会うことになるだろうな・・・ 」
そう言うと、レントは立ち上がり、
「 レント、ブラック!精進して参ります! 」
「 うむ。帰りを待っているぞ。健やかであれ! 」
レントは少しのお金と着替えを持って、フラワーガーデンへと向かった。
さぁ、皆さん。
妄想を始めましょう。
妄想が膨らむと共に、物語が進むでしょう。
お楽しみください┏●