表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

告知

「おい、ナルシストよ。自分の社会のポジションを知れ。」


ナルシスト、と聞いて良いイメージをもつ奴は一人もいないだろう。

世間では自分を好きになることで自分を支えてくれている人たちに感謝することができると言われている。

しかし、自己愛が強すぎると自分一人で社会は成り立っていると考えるようになってしまうケースがある。

これが世間でいうナルシストであり、廚二病とも呼ばれる存在なのである。


「ほんとうにナルシってキモイよねー」

「そうだよね」

「1組の○○君も最近キモイんだ。恋愛経験ないのに妄想で恋愛小説書いてるんだって」

「あー聞いたことあるよ。どうもこの学校の○○ちゃんと付き合っている設定らしいよ」

「なにそれ・・・」

なんて会話は中学生や高校生ではよくする話だろう。

最近では小学生でもするという話を聞いたことがある。


これは列記としたイジメである。

では、このイジメの原因は誰にあるのか?と考えた時

きれいごとを言えばイジメる側にあるのだろう。


しかし実際の原因はナルシスト本人にあるのではないだろうか。

ナルシストは世間体を気にしない。


まわりからどう思われているのかを気にせず

自分の存在を一番だと考えている。


まるで自分が太陽で、社会が太陽をまわる星たちだとでも言うように。

自分が消えれば社会は悲しむと思っているのだ。


そんなことはない。


社会なんてそう簡単には悲しんでくれるものではないのだ。

たとえ有名人が亡くなったとしても、その人のことを知っている人やファンは悲しんでくれる。

しかし、それ以外の人からすれば何とも思わない存在である。


朝のニュースでアナウンサーが

「昨日の夜、俳優の○○さんが亡くなっているのが発見されました。死亡原因は老衰でした。96歳でした。お悔やみを申し上げます」

というのを聞いて

朝からその人の為に号泣してくれる奴は国民の1%にも満たないだろう。


これが現実である。

それなのに、全国民が知っている訳でもないナルシスト一人の為に誰が泣くというのだ。


「おいナルシストよ。これが現実だ。しっかりと受け止めろ。そして改善しろ」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ