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Table and Back  作者: 柚芽
出会い
1/2

♯璃央

ーーーっさむっ‼


季節はもう春。

九州とか関西とかはもう桜が咲いてるらしいけど、山形はそんな気配全くなし。


でも、アタシより重症なやつが今隣にいる。

超あったかそぅなマフラーを鼻まで巻いて、宙良(そら)が歩いてる。

そぅ。おわかりのとおり、彼は極度の寒がり。今日も制服の下に何枚重ね着してんのか知らないけど、着太りしてるような…。



宙良とは小学校からずーっと一緒の、ある意味幼馴染み。(何故かクラスもずっと一緒)

家も50m離れてるかどうかくらいの距離で、小さい頃は毎日のように遊んでた気がする。さすがに今はないけどね。


幼馴染みっていっても、毎日一緒に登校するほど仲がいいわけじゃない。

あ、因みにアタシたち、付き合ってませんから。ってか恋愛対象として見てませんから。本当に。

んで、

どうして今朝は一緒に並んで歩いてるのかというと、…バッタリ会ったからです。

「あー、おはよう。久しぶりー。」「おう。」みたいな。

「寒いねー。」「おう。」みたいな。

「今日は山羊座2位だったー。」「おう。」みたいな。

…なに⁉この無関心‼

アタシはもぅとっくに諦めてだまって歩いてます。

うー…かれこれ10分は無言。

いや、宙良が寒いの苦手なのはわかってるよ?でもなんか…久々会ったのに身体も心も寒い…泣


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