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本好きの私は情報で戦おうと思います 7.海は来るものを手招く

リバリアは王都から海へと向かった

空を飛んで向かったため意外とすぐ着いた

ついた場所はダンジョン「深淵の動脈」...のあるとされている海である

「風の力って便利だな」

リバリアは高速で一気に海底を目指して泳いだ

すると突然巨大な渦が発生してリバリアは吸い込まれてしまった

「はっ...ここは?」

「いつかくるとは思ってたよ」

リバリアが驚いて後ろを見るとそこにはリバリアの旧友 マリンだった

「マリン...なんでここに」

「行方不明になっててみんな心配してたよ」

話を聞くとマリンは昔この海にダンジョンがあると知られていない頃に

このダンジョン「深淵の動脈」に到達していたのである

リバリアがこれまでの事とここにきた理由を話すと

マリンはこのダンジョンにいるであろう

リバリアの記憶を持つものを共に倒すと言ってくれた

そしてリバリアとマリンは外へ出ていった

すぐリバリアはとある違和感を覚える

「このダンジョン...なんかずっとこの十字路が続いてない?」

「リバリア...もしこの十字路で何かと出会ったらすぐに逃げて」

「十字路っていうのは霊の力が集まりやすい場所」

「ここにはきっと何かがいるはずだよ...」

「...リバリア?」

マリンが振り返ったそこにはリバリアの姿はなかった

そして代わりにそこに居たのは大きなナタが身体に付いた心霊の類だった

マリンは咄嗟に走り出した

あのナニカに触れてはいけないと心から感じた

化け物はマリンを見つけると追いかけてきた

マリンは逃げる途中で何体か魚人を見つけたが普通のモンスターだった

マリンが魚のモンスターに手をかざすと魚人はマリンに取り込まれた

「私だって立派な召喚者(ネクロマンサー)!」

「いけ!魚人達!」

魚人が化け物を取り囲むとその中の一体が化け物に倒された

「他の魚人達も倒され後一体...いや一人だな」

「12.4kgのモンスター百科をくらえ」

化け物を12.4kgのモンスター百科事典が叩き割った

化け物は消えて十字路に終わりが見えた

十字路の先には巨大な神殿が構えてあった

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