本好きの私は情報で戦おうと思います 2.The-Earth
リバリアが最初についた場所は「相反する大地」である
ここは4つの大地が集まって出来ている
そしてその大地は他の大地から離れるように動くため
4つの大地の間には大きな亀裂ができている
そのためそれぞれの大地の上には完全に異なる生態系が生まれている
…だがリバリアの目的地はその中のどの大地にも属さない中央にある小さな大地である
この小さな大地は「ショックアース」と呼ばれている
しかしこのショックアースに何があるかは誰にも知られていない
それの理由は未だ誰も生還できていないからである
だがそれはリバリアにとっては完全な未開の地でありつつ
自分の記憶の手がかりがある可能性がとても高いところである
リバリアはショックアースに向かうために最寄りの大地の「グリーンランド」に飛び乗った
グリーンランドはかなり安全でピクニックにも向いている
リバリアはピクニックも視野に入れつつショックアースに向かっていった
…リバリアはすごく後悔していた
なぜなら今いるグリーンランドはショックアースにかなり近づける代わりに
他3つの大地よりとても大きいのである
もう次の日が始まろうかというところでショックアースを見つけたが
安心したのもあってリバリアはその場で眠ってしまった
リバリアは昼頃にようやく目を覚ました
リバリアは時計を確認した瞬間飛び起きて今日は早く寝ようと心に決めた
リバリアはようやくショックアースに目を向けた
間には大きな亀裂があってとても飛び移れなさそうだ
だがリバリアはこのことはわかっていた
そのためあえて後ろを振り返ると本で見た鳥の「ジェットバード」が飛んできていた
「よし」
「これでいい」
ジェットバードの足を掴むとリバリアの体が浮き始めた
ジェットバードは上手くブレーキがかけられないらしくそのままショックアースに飛んでいった
リバリアは多少手羽先が食べたくなったが首を振った
ショックアースに着きリバリアが手を離すと鳥はグリーンランドに帰っていった
「これは…?」
ショックアースが急に破裂してリバリアや木々が空に舞っていく
「………」
「はっ…ここは…?」
リバイアの目の前に広がったのはさっきまでなかったはずの遺跡だった
不定期投稿ですが最後まで見て頂けると幸いです