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本好きの私は情報で戦おうと思います season2 4.出会いと別れ

マリンが力を取り戻すとベクスが全員を外に転移させた

「で ベクスはマリンを仲間にしてどうするつもりなんですか?」

「運命をねじ曲げる」

「はい?」

「流石に私の正体知ってたとはいえ....無茶苦茶だって」

「もしかしてベクスもマリンも全部わかってるやつですかこれ」

「そうだよ」

リバリアは流石に自分だけ情報が少なすぎると言うことで説明を要求した

しかしあまりにもマリンの説明が下手すぎたためベクスが説明した

「まずリバリア お前は今の所死ぬ運命にある」

「まさかの死亡宣告」

「だからそれをどうにかする」

リバリアは辞書を開いて答えた

「[運命]は意思に関係なく訪れるものって意味らしいけど」

「だからそれをどうにかする」

「???」

そこまで話してようやくマリンが口を開いた

「運命には必ず[綻び]が生じるからそこで行動を変えればいい」

「綻び?」

「運命の中で確定していないことが運命の綻びだよ」

「[綻び]で運命の軌道から外れることができれば何かしらの方法で[運命]は変えられるはず」

「綻びの見つけ方は?」

「私たちの意思に関係なく起きたことの中で確定していなかったものが綻びだよ」

そこで会話は終わり とりあえず[かつての魔王城]には行かないことが決まった

まあそんな簡単に綻びは生まれないだろうということで街で買い物をするために近くの漁村へ向かった


リバリア達が村に着くと何やら人だかりが出来ていた

「何だろう....あの人だかり」

リバリアがひと足先に向かうとそこには見慣れたパーカーを着た若い青年がいた

リバリアが青年を見つめていると青年はリバリアを見て話しかけた

「リバリアさんじゃないっすか!久しぶりです」

「え....?」

リバリアには心当たりがなく パーカー姿の青年の記憶があったようなということしか分からなかった

「あーこっちではまだ会ってないっすか」

「えっと...あなたは?」

「俺の名前はえっと...ここだとペースで 日本人っすね」

「日本....!」

リバリアはその国名を聞き 自分の中身は日本人だと思い出した

そして失われていた前世の記憶の欠片が綺麗に繋がった

「時羽 空斗<ときばね そらと> か!」

「思い出してくれたっすか」

前世のリバリアの記憶にははっきりとこのパーカー姿が残っていた

いろんな世界線を俺は移動できると 前世のリバリアに言って 厨二病としか思っていなかったが本当のようだ

そんな時人ごみをかき分けてベクスとマリンがやってきた

「リバリア その人は?」

ベクスとマリンの姿を見て空斗も言った

「リバリアさん その人達は誰っすか?」

「えっとまずこちらが空斗で... で こっちが私の兄のベクスと親友のマリンで...」

そんな中 村のはずれの方から悲鳴が聞こえた

「魔物の群れだ!」

「みんな逃げろ!」

リバリア達が声の方向を見るとそこには体長10mほどの巨大なウサギの魔物の群れがいた

「何っすかあの魔物達 すごく強そうっすよ!」

マリンも怯んでいたが ベクスとリバリアは少しも怯まずに歩いて行った

「この魔物の名前はバルーンラビット、特徴は…」

「ただデカいだけ」

リバリアが短剣を投げつけ その短剣にベクスが飛び乗ってバルーンラビットに飛んで行った

そのまま短剣を躱したバルーンラビットをベクスが切りつけた

そのまま氷魔法[アイシクルランス]を乱射した

ベクスが撃ち漏らしたバルーンラビットにリバリアが風で加速し 切り掛かった

しかしリバリアの後ろからバルーンラビットが腕を振り下ろしていた

「リバリア!」

ベクスの[アイシクルランス]も間に合わない

リバリアが運命の通りの結末を迎えようとしたところ バルーンラビットを鉛玉が貫通した

「こんなに脆いんだったら俺も手伝うっすよ」

空斗はそう言うとまるで西部劇のガンマンみたいに次々と拳銃を放った

マリンもベクスも目の前の現象に唖然としつつも魔法を放った

最後に一回銃声が響き バルーンラビットは全部弾け飛んだ

「.....」

「......その武器は?」

「拳銃っすよ」

「拳銃.......とは?」

「俺の世界にある文明の結晶で 魔法を使わなくても瞬間的にとんでもない威力が出せる遠距離武器っす」

「チート武器だな」

ベクスの反応にリバリアと空斗が素早く頷いた

ベクスとリバリアと空斗が話している時 マリンは一人葛藤していた

ベクス達は思っていないだろうが マリンとベクス達の実力の差は少しずつ開いていっていた

そしてマリンはそれを自覚していた もう自分はリバリアより強いわけではないことを

マリンはリバリア達に話す覚悟を決めた

「みんな 話があるの」

リバリアはマリンの中の大きな決意を感じ取って一歩後退りした

「私 しばらく一人で冒険してみようと思うの」

「.........え?」

ベクス達は一斉に驚きの声を上げた

だが そんなことは気にも留めずマリンはリバリア達に背を向けた

「さようならまた会いましょう」

「I wish you a happy journey」

リバリアは不思議に感じていたがマリンは振り向かずに歩を進めた

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