本好きの私は情報で戦おうと思います season2 2.再開
マリンとベクスはマシンスネークに追われていた
逃げる途中ベクスは誰かとすれ違った
ベクスは気になって振り向いた
その瞬間時間が止まったようだった
マリンも気付いたようだった
すれ違ったのはベクスにとってたった1人の家族だった
「リバリア…!?」
リバリアがマシンスネークに手を向けるが最早それは必要なかった
ベクスにとってマシンスネークより優先すべき事項が生まれた為
瞬く間に炎と水と森と風と雷の複合詠唱を高速で行いマシンスネークは塵と化した
しかしそんなことはマリンにとってもどうでも良かった
ベクスとマリンはリバリアの方を向いた
紛れもないリバリアだ ただその眼に生気は宿っていなかった
驚く2人にリバリアは話し始める
「…ごめん」
「実は私もう死んでるみたい」
「やっぱりか…」
「やっぱり蘇生の術を探さなきゃいけないか…」
「その蘇生の術なんだけど…その辞書に載ってるみたい」
「「…え?」」
ベクスが3kg強の辞書を開くと本当に載っていた
しかし必要魔力が20003らしい ベクスの魔力が10000であり
そしてマリンの魔力も10000のため2人合わせて魔力が3足りない
「3…お前本当に許さん 王都に帰ったら3という概念消してやる」
「3の概念を消した人が兄妹とか嫌だな普通に」
「ふふっw」
「笑うなだいぶ真面目だぞ」
「じゃあ次の目的地は白銀の遺跡だからあっちに行こう」
リバリアが指を指した方は元々通る予定だった死亡率平均96%の道だった
「結局そうなるのか…」
ベクスとマリンとリバリアは少し歩くとアイステンペストに着いた
そのままアイステンペストに入るとすぐ大きな教会が見えた
「あそこだよ二人とも」
「着くまで一瞬だったな本当にさぁ...」
そのまま教会に入るとベクスは眩い光に包まれた
「なにこれ......!!」
「......」
「....................」
「.............................ここは.......?」
ベクスが顔を上げるとそこは見知らぬ場所だった
辺りを見回すと何かの個室のようだった
「光属性魔法...フラッシュ!」
ベクスは手元に光を纏わせて廊下に飛び出した
「リバリアとマリンは...?」
廊下を歩いていると前から少し青い光を纏ったリバリアが歩いてきた
「リバリア...!」
「ようやく人に会えた」
「マリンは?」
「いや会っていないよ お兄ちゃん」
「!!!」
ベクスはその瞬間魔力爆発を発生させた
そのまま炎属性魔法[レッドカーペット]と水属性魔法[ウェーブショット]を合成発動した
その魔法は合わさることによって爆破属性魔法[カーペットバースト]と変化した
その途端辺り一面を爆発が埋め尽くして天井に風穴が空いた
「俺の妹に化けることが俺の前で許されるとでも思ったのか?」
「残念だが 極刑だな」
「コバルト王国憲法第一条」
「リバリアを勝手に利用して人を騙した有機物は種族や年齢 性別や事情や場所問わずその場で究極極刑」
「お前は魔族だろう? ならばこの憲法は知っているはずだ」
ベクスの魔法によって魔族[ゴーストインテ]は跡形もなく消し飛び その教会も粉々に消し飛んだ
「さて みんなを探さなきゃ.....」
「...........あのさぁ」
「その有機物すべてに適用される頭おかしい憲法を実際に発動するのやめてもらっても?」
「その理論だと花占いが外れたらその花は究極極刑になるんですけど」
「っていうか究極極刑とかいう超物騒単語の定義すら存在しないのに憲法を作んないでもらっても?」
「英訳してもアルティメットキャピタルパニッシュメントとかいう明らかやばい言葉なんですけど」
ベクスはその場に黙り込んでしまった
そこにマリンが救いの手を差し伸べた
「でも魔力瓶を見つけたからこれで魔力は足りそうだよ」
「じゃあ蘇生魔法を行おう」
ベクスとマリンが手を重ねて同時に魔法を唱えた
「蘇生魔法[ザピカル]!」
「...ふぅ これでどうだ」
リバリアは久しぶりに大地を踏みしめた
「ようやく戻れた.....!!!」
「じゃあ早速行こう!」
マリンとベクスはテンションの上がっているリバリアに言った
「ごめん ほんとに休ませて」
「あ 確かに魔力切れてるわ」
リバリアたちが出発したのは2時間後だった




