本好きの私は情報で戦おうと思います 1.Discessum
今年で二十歳になるリバリアは部屋で寝ている時知らない記憶が夢に出てきた
本が大好きで、ひたすら本を読んでいる夢だった
リバリアは直感的に前世の記憶と気づいた
気づいた瞬間自分が前世見聞きしたであろう記憶を思い出した
同時にリバリアはそれが記憶の全てでもないことに気づいた
「もっと自分を知りたい」
こうしてリバリアは前世の自分を知るために旅立つのであった
ー早速リバリアは旅たちの準備をしていたが
前世の記憶を思い出して変わったなと思うことがあった
まず本を読むようになったこと
前世の記憶のせいで本がとても好きになってしまったのである
だが本を読んでも意味がないとは内心思っていたのである
そんなある日
リバリアの村がモンスターによって襲われたのである
前世の記憶のせいで忘れていたが
ここは前世の記憶でいうところの「ファンタジー」の世界である
襲ってきたモンスターは体長10mほどの巨大なウサギの化け物だった
…だがリバリアは本を読んでいて良かったと痛感した
多くの人が逃げていく中リバリアだけは向かっていった
「このモンスターの名前はバルーンラビット、特徴は…」
「ただデカいだけ」
リバリアが軽く短剣で小突くだけでバルーンラビットは弾けて消えた
村からは歓声が上がりリバリアは褒め称えられていた
だがそんなことはつゆ知らずリバリアはとある結論に至っていた
「情報を生かす戦い方が一番強い気がする」
そうしてリバリアは旅立ったのである
不定期投稿ですが最後まで見て頂けると幸いです