外伝⑤ 涼也に好きな人がいることを知った剣城姉妹の反応
完結済みにしていましたが、時間がある時に外伝を投稿するつもりなので連載中に戻しました。
今回里緒奈のイラストを頂いたので最後に紹介します!
「涼也君ってさ、どんな女の子がタイプなの?」
「気になるから教えて」
放課後いつものように学校から3人で帰っていると、玲緒奈と里緒奈は突然そんな事を尋ねてきた。あまり話す気になれない内容だったため一応抵抗を試みる。
「えっ、それって答えなきゃ駄目か?」
「うん、涼也に拒否権はない」
「さあ、早く答えて」
初めからこうなる予感はしていたがやはり断る事は出来なかった。そのため答える以外の選択肢は取れそうにない。
「落ち着いてて物静かな感じの子がタイプ」
そう答えると里緒奈がほんの一瞬だが嬉しそうな表情を浮かべたように見えた。もしかしたら見間違いかもしれないが。そんな事を思っていると玲緒奈が口を開く。
「見た目の好みも教えて?」
「色白で目がパッチリしてて、髪が長い女の子が好き」
ちなみに俺が昔片思いをしていた初恋相手である幼馴染は外見的な好みと見事に一致している。いや、初恋相手の外見だからこそ好みになったというべきだろうか。
「そっか、涼也君は髪の長い女の子が好みなんだ」
「私もお姉ちゃんみたいに髪伸ばそうかな」
玲緒奈と里緒奈は口々にそんな事を話していた。とりあえずこれで2人も納得してくれたようだが、ここ俺は致命的なミスを犯してしまう。
「もっと具体的に言うと160cmくらいあって眼鏡をかけてる子かな」
俺はつい余計な事まで口走ってしまったのだ。まずいと思った時にはもう既に時遅く、彼女達は俺に対して鋭い視線を送ってきている。
「……身長160cmで眼鏡ってやけに具体的すぎない?」
「ひょっとしてまさか涼也君がさっき言った好みのタイプって誰か個人の事を指してる?」
2人から詰め寄られた俺は慌てて何とか誤魔化そうとするがもはや手遅れだ。だから俺は大人しく白状する事を決めた。
「実は今好きな人がいてさ、その子が今話した特徴に全部当てはまってるんだよ」
「……それってもしかして私達と同じクラスの最上さん?」
「ああ、そうだよ」
そう、俺はクラスメイトの最上里香さんに片思いをしていた。最上さんは玲緒奈や里緒奈ほど美人ではないが、昔片思いしていた幼馴染にめちゃくちゃ似ている。多分好きになってしまったのはそれが理由だろう。
この時の俺はついうっかり口を滑らしてしまったせいでまさかあんな事になるなんて夢にも思ってなかった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
涼也に好きな人がいると知って私もお姉ちゃんも正直ショックを隠しきれなかった。きっと私達姉妹のどちらかが好きなんだと思い込んでいたからだ。
例え涼也の好きな人が私では無くお姉ちゃんだったとしても別に良かった。だって私とお姉ちゃんは元々1つだった受精卵が2つに分裂した事によってこの世に生まれたのだから。
涼也がお姉ちゃんを好きになったのならそれは実質私を好きと言っている事と同じ事だと思っている。逆もまた然りだ。
だが私達姉妹以外が好きとなると話は変わってくる。はっきり言ってそんな事は認められるはずが無い。それは私達に対する裏切りに他ならないだろう。
「涼也にはキツいお仕置きが必要」
「うん、私と里緒奈でしっかり上書きしないとね。もう二度と他の女なんか見れないように」
私とお姉ちゃんは恐怖で顔を歪めている涼也の前でそんな事を話していた。涼也は猿轡を装着し、手錠で手足を私の部屋のベッドに全裸の状態で固定しているため一切身動きが取れない状態となっている。
ちなみに涼也は勉強会という名目で呼び出していつものように睡眠薬で眠らせた。そして涼也が呑気に寝ている間に体から自由を奪い、起きるまで待っていたというわけだ。
これから私とお姉ちゃんは涼也を徹底的に犯すつもりだ。例え涼也が嫌がったとしてもそんなの関係ない。
本音を言えば意識がある状態の涼也とのエッチはこんな無理矢理では無く本当はもっとロマンチックなシチュエーションが良かった。しかしこんな事になってしまった以上は致し方ない。
「涼也君、覚悟はできたかな」
「これから私とお姉ちゃんで涼也を犯すから」
まさか自分が犯される事になるとは思っていなたったらしい涼也は驚いたような顔をしていた。今までは涼也の意識がない状態で行為をしていたが、今回は違うため私とお姉ちゃんも実は緊張していたりする。
そんな事を思いながら私達は服を脱ぎ捨てて生まれたままの姿になった。その際、こちらを見ていた涼也の顔が赤くなり下半身が元気になっていた事を考えると興奮しているのかもしれない。
「じゃあ涼也君の事を2人で食べちゃうから」
「いただきます」
それから私達は気が済むまで涼也を逆レイプし続けるのだった。