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(「」イライラが募る「」)

 


「話者が何を語るのかは、その作品や話者の性格、あるいは目的によるだろう」



 視界を遮りつつ突きつけられた人差し指が眉間に寄ったり離れたりするのが鬱陶しく、イライラが募る。



「実際にやるのであれば目的に沿った発言と反応にするべきという前提は言うまでもない」



 イライラ。



「言うまでもないということを言っているのは、これは思考実験であり話者の語る内容自体に関しては意味がなくても良いからだ」



 イライライライラ。



「極端なことを言ってしまえば各地の天気と差し替えてもいいくらいに無意味な言葉をここには並べても問題がないわけだな」



 イライライライライライライライラ。



「なぜそんなものを並べても問題がないのか。それは単純に発言ではなく地の文でどう反応しているのかを軸としており、例えばキミが明らかに苛立ちを増していることを私も理解していると触れてもいい。その苛立ちが強くなるのを見て、地の文にそれが強めていく様子があると想定した上での行動だから、想定通りの結果になっていると言えるだろう」



 イライライライライライライライライライライライライライライライラ。



「もしキミに地の文があり、それを読む読者がいた場合は同じように苛立ちを感じて、キミに共感を抱くかもしれない。そうした意図の元に行いその通りの結果が出ているならばこれはこれで成功したと言えるだろう。だがあえて、強いて言わせて貰うならば、指先が食いつかれそうな緊迫感がどんどん募っているのでそろそろ落とし所を見つけたい」



 イライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ。



「どうしよう。ちょっと泣きそう」



 イライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ。



「と、苛立ちを募らせるなどのように、主観側の反応が変化する様子を並べていく方法もある。その後の反応を変えることで変化をもたらすこともできるだろう。穏和な反応になるとか。友好的な反応になるとか。たぶん既に私がいつものように変なことをやっているのだと気がついていると思うので、あの、そろそろやめたいので落ち着いて貰いたいなとか思うのだけれど、やめ時を見失った場合はどうすればいいんだろうか」



 イライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ。





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