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スマッシュ!!ー2

「「すげー!」」


 マコトとアサヒは初めてみる数々の物を前に目を輝かせた。


「あんまりさわったらダメだよ」


 以前も蔵に入ったことがある大介がちょっと笑って見ている。


 手前に農機具や大小様々な茶箱が並んでいる。


 マコトが茶箱を開けてみる。


「なんだぁお茶碗じゃん」

「でもすっごいたくさんあるね」


 文化財保護の目的だろう。

 以前は炊事場で使用されていたのであろう竈門が運び込まれていた。

 釜を6つ設置できるようだ。

 きっと多くの人の食事を用意したのだろう。

 結構な数の鍋や釜が置いてある。


 少し進むと宮神家の家紋の焼き印が押された桐箱が並んでいる。

 大きな壺は何に使うものなのだろうか。

 用途がわからないものも多い。


 定期的に掃除の手を入れているようで、マコトが走ってもあまり埃が舞うことはなかった。


 これだけかな?と扉を振り返ると、蔵に入ってすぐのところに階段があった。


「あ、かいだんだ」

「2階あるんだ」

「うん。あぶないから気をつけてね」


 マコト、大介、アサヒの順で手すりのない急な階段を登っていく。


 2階はハメ殺しの窓ガラスから日差しが入り込んで、思ったより明るかった。


 あまり物は置いておらず、4体の黒い鎧武者が壁に沿って並んで座っていた。

 黒い鎧武者はそれぞれ槍を携えている。

 一番奥に赤い鎧武者が座っている。

 特に武器の類は持っていないようだ。


「うわあ!ちょーかっこいい!!このデザインとかまじやべー!!!」


 マコトが飛び跳ねている。


「あれ?こんなのあったっけ?パパが置いたのかな?」


 赤い鎧武者の後ろにしめ縄が張ってあり、その奥に刀掛け台に乗った一本の日本刀が飾ってあった。

 黒い鞘には縄がかけられており、刀の鍔と結ばれて抜けないように封印されている。


 二人から遅れて、段に手をつきながら、ゆっくり慎重に階段を上がったアサヒは、一番手前の鎧武者に釘付けになっていた。


「かっこいい・・・」




「わ!ニホントーじゃん。ぬいてみようぜ!」

「ええ?おこられないかな?あ、ひも取れた」


「・・・かたい。ダイちゃんそっち持って」


 マコトが刀の柄を持ち、大介が鞘を持って引っ張ると、あっさりと抜けた。

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