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スマッシュ!!ー1

「あーーっ!!おにーちゃんがわたしのピカチュウふっとばした!」


「しょうぶはヒジョーなんだぜ!

 あ、マコトやめろ!」


「おれのドンキーパンチ*をくらえ!」


 早々に脱落したピカチュウを横目に、ステージ端でマリオとドンキーコングが殴り合っている。


「・・・うりゃ」


 復活したリンクが爆弾を投げつけると、マリオとドンキーコングは仲良くステージから落下していった。


「「アアーーッッ」」


「あっくんのかちー!」


 パジャマ姿の女の子と他の二人よりちょっと背の高い男の子がハイタッチした。


 広いリビングで4人の子供がニンテンドー64をやっている。

 まだまだ画質は荒いが、とても楽しそうだ。


 女の子が咳き込む。


「あや、ちょっとねておきな。ママに飲みものもらってくるから。

 マコト、アッちゃん、ゲームおしまい。ちょっと部屋につれてって」


「うん・・・あっくん、おててつなご」


 頷いた男の子が別の部屋に女の子の手を引いて連れていく。

 布団に寝かしつけたところで、若い女性がお盆にジュースを乗せて入ってきた。


「アサヒちゃん、ありがとう。

 代わるわね。

 大介が外で待ってるわよ」


 男の子達は静かに部屋を出た。


 *****


「あやちゃん、だいじょうぶ?」


「うん。ママが季節のかわりめだからだって」


「ウチのハゲオヤジ*もかわりめに風邪ひくよー。ニットかぶればいいんだ」


 広い庭をアサヒと大介とマコトが歩いている。


「ダイちゃん!今日こそはくらのたんけんやろーぜ!」


「マコっちゃん、このあいだ石ドーローたおしたばっかりだよ?」


「カギもち出すとパパがおこるよ・・・」


「こないだもバレなかったし、だまってればだいじょうぶだって・・・って、あいてる?」


 母家の隣に3戸前とまえたつ立派な蔵。そのうちの一つの扉が開いていた。

 駆け寄って中を覗いてみるが誰もいない。


「ラッキー!」

「あいてるし、いいかな」

「ナオちゃんにおこられるよ?」


 結局、中に入った。


*正式には『ジャイアントパンチ』だったはず。

多分サイキョー。


*今井俊彦氏はまだ大丈夫。

ちょっと薄くなり始めてきただけです。

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