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宮神家、襲来ー1

 翌日火曜から、アサヒは職場から自宅に帰ると出来るだけリングフィットをプレイした。

 日曜日の訪問に備え、毎日20分くらい運動した。


 そして迎えた日曜日。


 アサヒのマンションのキッチンには、奈緒子と共に料理をする色白美人の姿があった。

 ダイニングテーブルやローテーブルに、出来上がった料理が次々と並べられていく。

 ピンクベージュのセミロングのヘアスタイルは、レイヤーをたっぷり入れているのかふんわりとして柔らかな印象だ。


 ******


 疲れて昼過ぎまで眠っていたアサヒは、インターフォンの音で目を覚ました。


「アサヒちゃん!もう午後よ!疲れてるところ悪いけど、ちょっとキッチン借りるわね!あの子に食べさせてやりたいのよ!お・ふ・く・ろ・の・あ・じ!」


 寝ぼけたまま玄関を開けたアサヒは、マコトと奈緒子と惣三郎たち4人をリビングへ迎え入れた。


「アサヒちゃんたら。ちょっと寒いわよ!冷房効き過ぎ!それよりもこの部屋、風水的に良くないわよ。ほら見て!おトイレが鬼門の方角!私ちょっと勉強したからわかるのよ!」


 アサヒは、得意げに何か言う奈緒子のことは完全にスルーを決め込み、その後ろでキョロキョロと部屋の内を物珍しげに見渡す女性を見つめた。


 マコトより背が高くスタイルが良い。

 ブラックのトップスにブラウンのサロペットスカートは、どちらもアーバンリサーチドアーズのようだ。


 アサヒと目が合うと女性は少し微笑んだ。


「アサヒさん。お久しぶりです。

 妹の綾子です。あっくんの方がいいですか?」


「そっか。アッちゃんはアヤちゃんとも久しぶりなのか。15年とか経っちゃうともうわかんないよなぁ。みんなでよく桃鉄とかスマブラとかやったよね。あとマリカー」


 大介の4つ下の妹、宮神綾子だった。


 ******


 19時を迎えた部屋で、アサヒは両足を広げリングコンを頭の上に掲げてスクワットをしていた。


 傍のローテーブルには、奈緒子と綾子の手作りの料理がいくつも並べられ湯気をたてていた。


(みんな見てて、恥ずかしいし、すっごいやりにくい・・・。

 ダイエット中なのに美味しそうな料理を見せつけられるって、わけがわからないよ・・・)


 久しぶりにあった綾子が美人に成長していたこともあり、アサヒは泣きたかった。


 みんながソワソワする中、19時5分に大介が隣の部屋から姿を現した。

 前回と同じく黒い鎧を着込んで、前より大きな剣を持っていた。

 髪型は少し乱れていたが、ちゃんと髭剃りを使ったらしく、すっきりとしたイケメンだった。


「「大介!!!!!!!!」」

「にいさん!!!!!」


 奈緒子が大介に飛びつく。

 惣三郎と綾子が抱き合う大介と奈緒子を横から抱きしめた。


 マコトは、カメラを回し続けた。

 アサヒは、必死にリングコンを引っ張っていた。


 数分して、再会を喜ぶ宮神一家が落ち着いたのを見たマコトは、準備していたリュックサックを大介に手渡し、代わりに大介が以前持って行ったリュックサックを受け取った。


 1時間後、大介はリュックサックと料理とローテーブルと共に消えていった。


「テーブル、買ってこないと・・・」


 アサヒはしゃがみ込んだままポツリと呟いた。

ダイニングチェアとソファで、最大8人くらいは座れるはず。

雰囲気が伝わってくれれば・・・。

コーディネート?それって食べれるの?


自信はない!

やめて!叩かないで!

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