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その後ダンジョンコアは無事見つかり

後日ダンジョン管理局にて手続きした後

晴れてダンジョンの管理者となった



それからしばらくして

管理局から局員がやってくる日が来た




「植物に詳しい人が来るらしいけど誰かな?

ソエルさんの口振りだと他の人っぽいから

おそらくあそこで働いてるエルフの誰かかな」



現在こちらに滞在している異世界人のほとんどはダンジョン管理局に属している


安全を考えてのことだ

結婚や他の理由で離れてる者もいるがそれは極一部の例外だ



そんな事を考えてると

一台のトラックが家の前までやってきた


降りてきたのは


「ユートお待たせ」


長身金髪美女エルフのソエルと


「久しぶりねユート 今日からよろしく」


ボブカット位の金髪で少し小柄な美少女だった

彼女もエルフの証である尖った耳が髪からチラリと覗いていた



「ここに住む局員ってもしかしてソフィアなの?」


「あら 私じゃ不満かしら」


「そういう訳じゃないけど…」


「安心してユート

私がきちんと植物と薬学についてをしっかり教えたから問題ないわ」


「そうよ だから大船乗ったつもりでいなさい」


ドヤ顔をかます美少女ソフィア

彼女とユートは幼なじみ程ではないがそれなりに付き合いは長い


といっても年齢はかなり離れているのだが


エルフやドワーフはこちらのイメージ通りに長寿である


エルフは老いることがなく皆若々しい


ドワーフは幼い頃から皆髭もじゃばかりなので

ある意味年齢不詳だ


ソエルとソフィアは親子で

ソエルは500歳位でソフィアはまだ100歳位


人間に無理やり当てはめると大体30代と10代後半位らしい


なので


「ソフィアっていつ局員になったの?

こないだ会ったときは局員じゃなかったよね」


「お母さんがそろそろちゃんとしなさいっていうから最近局員になったの」


「この子 放っとくとずっとパソコンやゲームばかりしてるでしょ

いくらエルフだからといってもそれじゃいけないと思って働かせることにしたの」


「でもソフィアって人見知り激しいですよね?

よく局員になれましたね」


「そこは局長にお願いしてエルフ以外と極力会わない部署にしたから」


ソフィアは極度の人見知りでエルフ以外とはまともに会話が出来ない


例外は

ユートやユートの父親位だった


「なるほど

それならここに住むのはある意味適材適所ってやつですね」


「そうなのよ

だからソフィアのことよろしく頼むわねユート」


「ねぇ ここって周りに誰もいないんでしょ?

それにネット環境もいいって聞いたから完璧ね

何より一人暮らしってのが最高だわ!」


ソフィアは幼い頃からこちらで過ごしていた為か

かなりこちらの生活に染まっていた


こちら側の知識や技術を最低限しか必要としない他のエルフと違って

こちらの文化に興味があり

特にネットやゲームが大好きな異端なエルフだった



「一人暮らしって 一応俺もいるんだけどな

てか俺の家だからソフィアは居候なんだが」


「細かいことはいいのよ

とにかく荷物運びましょう 部屋はどこかしら?」





引っ越しの準備を始める














「ソフィアがしっかり仕事出来るかちゃんと見ててあげてねユート」


「わかりましたソエルさん」


「任せてお母さん!」



引っ越し作業が終わり ソエルはダンジョン管理局に帰っていった



「とりあえず明日からよろしく頼むなソフィア」


「うん よろしくユート」




新たな住人を加えた生活が始まった















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