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ドワーフの国の門が再出現してしばらくして



他の異世界の国の門も続々と再出現するようになった

その後は以前と同じ様な交流がはじまった






エルフ自治区ダンジョン



「兄様 次はこれで遊びたいです」


「おにぃはセイカと一緒にお昼寝するべき」


双子のエルフの女の子 セナとセイカ

5年前に生まれたユートの妹である


二人とも両親と共にユグドラシアにいた為 ユートに会うのは数日前に門が再出現した時がはじめてだったがすぐに仲良くなった



エルフの国 ユグドラシアに繋がる門は以前あった場所でなく世界樹のあるユートのダンジョンに出現した


これは他の国の門ではなかった現象だったが

世界樹の影響であったのが明らかだったのでそんなに驚くことではなかった


他の門とは違い エルフの国の門はそのまま エルフ自治区で管理することになった


国の行き来もユグドラシア関係のみとなり こちら側との交渉はエルフ自治区で行うことになった



門が繋がり こちら側にいたエルフは順番に帰省した

代わりに自治区管理を代理で行う要員が何人か派遣されたが 最終的にはこちら側に元々いたエルフたちが再び戻り中心となって自治区を管理することになった


ソエルとソフィアも一度ユグドラシアに帰ったがソフィアは1日で戻ってきた

こちら側の生活に染まりきってしまい もう戻りたくないとのことだった


ユートの両親も妹たちと一緒に戻ってきたが 再会はあっさりとしたもので


「久しぶり」


「大きくなったな(わね)」


程度で終わった それよりもセナとセイカの妹にメロメロだった


セナとセイカはユートよりもエルフの血の影響が強く 妖精のような愛らしさだった


実際 ユグドラシアにいた頃も他の大人エルフに猫可愛がりされていたそうだ


エルフは長寿の為 子供が少ないのも理由の一つなのだが


ユートの両親はその後 知人に会うため各地を回ることになったので

妹たちは自治区に残り ユートたちが面倒を見ることになった


「セナちゃんセイカちゃん こっちきて私と遊びましょう」


「ソフィア姉様は気持ち悪いので嫌です」


「ソフィア姉はウザいので遠慮する」


「そんなぁ~」


ソフィアもメロメロな一人であったが構いすぎて二人に距離を置かれていた


「セナ セイカ ソフィアとも仲良くしてやれ

俺も一緒に遊ぶからさ」


「はいです」


「ん わかった」




ユートたちは平穏な日々を変わらず過ごす


ダンジョンが増えようが新たな門が現れようがそれは変わらない


周りを気にせずマイペースに生きていく






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