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Snowy owl~幸せを探して~  作者: 神在琉葵
フクロウじいさん
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フクロウじいさん7




「いろいろと貴重な情報をありがとうよ。」


「良いんだ。そりゃあ、お宝には未練はあるが…

俺はもうあの森はこりごりだし、あんな高いところ、もう二度と行きたくない。

……それに、俺はもう足を洗うつもりだから…」


そう言って、アランははにかんだような笑顔を見せた。




「へぇ…でも、またどうして…?」


「実は……結婚するつもりなんだ…」


「あ、あんたらは、これからお宝探しに行くところなのか?」


俺は、アランの言葉を遮り、話をすり替えた。




「え?あぁ、実はそうなんだ。

ひとりでは危険なところだと聞いてたから、こいつを誘って…な。」


片方の男が、もう片方の男を指差した。




「へぇ…どんなお宝なんだ?」


男は、意味ありげな笑みを浮かべた。




「あんた、プリンセス・ルビーって知ってるか?」


「プリンセス・ルビー?

あぁ、もちろん知ってる。

え…まさか、あんたら、プリンセス・ルビーを取りに行くって言うのか?」


男達は同じタイミングで頷いた。




「その通りだ。実はな…この先に呪われた城というものがあるんだ。

ずっと昔の朽ち果てた城の跡なんだが、プリンセス・ルビーはそこにあるという噂を最近聞いてな…」


「へぇ…」


少し心が騒いだ。

プリンセス・ルビーは、手に入れた者が必ず幸せになれると言われる宝石だ。

それだけじゃない。女なら誰しも魅了される格別に美しい宝石…

出来ることなら、手に入れてエリーズに贈りたい。




「その呪われた城とかいうのはヤバい場所なのか?」


「あぁ、いろんな仕掛けがいまだに残ってると言われてる。

それだけじゃない。

プリンセス・ルビーを守るために魔法の罠まで仕掛けられてると言われてるんだ。」


「魔法の罠?それはどんなものなんだ?」


「さぁ、そこまではわからない。

とにかく、みつけてもうかつには手を出さない方が良さそうだ。

見つけたら、魔女に見てもらってから開けなきゃな。」


さすがはプリンセス・ルビーだ。

一筋縄ではいきそうにない。

俺はますますお宝探しに行きたくなったが、問題はユリウスだ。

アレクシスを探すことに必死のあいつが、お宝探しなんかに付き合ってくれるはずがない。

アレクシスがどっちに行くかにもよるだろう。

たまたま、呪われた城の方に行ってくれれば良いのだが…




でも、これで、バーバラがくれたくすんだ宝石が、やはりプリンセス・ルビーではないことがはっきりした。

もちろん、最初からそうじゃないだろうとは思っていたが…

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