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どうやら僕はおかしいようだ

作者: 江川ショーコ

どうやら僕はおかしいようだ


SNSで初めて繋がった人がいた。

優しくて綺麗な人。

初めての繋がりから色んな人と繋がれた。

皆大事にしようって思った。

せっかく繋がれたんだから、大事にしたい。

そう思って、沢山ラブコールをした。


その人が僕がいない所で僕の事を怖いと言っていた。

怖がらせていた。大事にできなかった。気付けなかった。

すぐに謝って、言われた通り繋がりを消した。

繋がってから1週間もなかった。


その人がやる気がでないと言っていたのは、

僕のせいだったかもしれない。

いつから怖がらせていたかわからない。

無神経に「大丈夫?」なんて訊いていた。

原因だったかもしれないのに。


その人から繋がった人も怖がっていた。怒っていた。

僕はおかしいようだ。なんにも気付けなかった。

もっと早く気付いていれば・・・

傷を浅くすることが出来ていたかもしれないのに。

むしろ繋がらなかったら・・・

その怖い思いさえしなかったのに。


やっぱり僕はおかしいんだ。

普通じゃないことを忘れていた。

初めての繋がりに浮き足立っていた。

ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

どんなに謝っても気付く人間にはなれない。

今まで何回かあったにも関わらず変われなかった。またやった。



もう繋がるのはやめよう。

新しい繋がりを作ることはやめよう。

そう思っても、

やっぱりまた繰り返してしまいそうな僕はおかしい。

ずーっとおかしいまんまだ。

今ふと思いかえせば、

あれもこれもそれもどれも貴方にとって気持ち悪かったんだね。

おかしい僕でごめんなさい。

こんなこと、言っちゃいけないかもしれないけど、繋がれて嬉しかった。

ありがとう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 距離感は大事ですね。 [気になる点] 次に活かせるのかどうか。 [一言] どうおかしいかこそが肝要。
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