できる!魔導の設定資料 魔道具編
魔道具資料
【白夜の御杖】(びゃくやのみつえ)
先端に赤い魔石が付いている白く長い杖。
振ればあらゆる魔法や悪気を払うとされる。
元々は目に映る全ての魔を操る1個の赤い宝玉であったが、強力すぎて術者の魔力を根こそぎ奪い、死に至らしめた事から玉は2つに分割された。
その際、魔力を供給する機能を失い効果回数の限られた魔道具となる。
ブレメンの武器屋で御神体として飾られていた。
【赤い魔導書】(あかいまどうしょ)
正式な名前は不明なため表示は仮称。本屋のショーケース内に飾られていた。
カロ曰く、魔力を帯びた文字の力を借りて術者の力を高めるらしい。
魔力増幅系の魔道具は汎用性が高く、効果の高いものは値段も跳ね上がる傾向がある。
【黒狼石】(こくろうせき)
魔力を蓄積できる特性を持つ黒い石。
この石にルーン文字を刻むことで様々な魔法を発動する技術がある。
古来より黒い狼が歳を重ねると高い知恵と魔力を得るという伝承を由来に付けられた名。
現在では魔道具の材料として高値で取引される希少鉱石。
カフワが偶然見つけた洞窟がこの石で出来ており、その内1個を拾って所持している。
成分が複雑なためカフワの錬金術では錬成できないようだ。
【念架魔具】(ねんかまぐ)
思念通信用魔道具。魔導の鍛錬をしていない人間にも扱うことができる。
各本体固有の念架コードを入力することにより、別の念架魔具持ち主と思念通信が可能。
このタイプの魔道具は総じて高価だが、連絡手段として非常に便利であり消費魔力が少ない事も理由に都市部では近年普及してきている。
【煌魔列車】(こうまれっしゃ)
現存する魔道具で一番巨大な物で、魔力を原動力に高速移動できる乗り物。
個人の力で動かすのは困難な為、複数人の職員による定期的な魔力補充を必要とする。
比較的新しい技術で乗車賃が一般人には少し高く気軽には乗れない。
【人魚の水瓶】(にんぎょのみずがめ)
ティコ・リオッテの持つ大きな水瓶。
ティコの魔力に呼応して自由に水を出し入れする。
実は水瓶の内部とある湖の空間の一部とが繋がっており、その為そこに居た生物もたまに召喚される。
同様の理由で、扱える量がその空間の体積を超えられず、無限に水を出せるわけではない。
【隠者の狢外套】(いんじゃのかくがいとう)
服の上から羽織るマントタイプの魔道具。
自分の魔力を送り込む事で気配が消え、他人から目視できなくなる。
副作用で着用時は狸の耳と尻尾が生える。