四人家族のGOLDEN WEEK 〜前日談〜
これは、完全オリジナル作品です。
過度な期待はしないでください。
謝辞
以前の予告とは、違う内容となっています。
それに、期待してた人は、ゴメンなさい・・・
「ん?なんだろこれ?福引券?」
「しかも、これ!今月末までじゃないか!」
僕、栄井 凛が、珍しく家に1人で帰っていると、道端に福引券が落ちていました。
「ここの商店街、ちょうど帰り道だし、引いて行こうかな?」
僕は、あまり期待もせずに引いてみた・・・でもまさか・・・
「おめでとうございます‼︎特賞の温泉家族旅行券が当たりました‼︎‼︎‼︎」
・・・こんな事になるとは思いませんでした。
「すごい、すごいよ‼︎お兄ちゃん‼︎温泉〜♪みんなで温泉〜♪」
このとてもテンションの高いのは、僕の義妹の栄井 皐月、
「フフフッ・・・、さすが私の見込んだお兄様・・・」
この、口調はクールだけど、内心、かなり喜んでいるのは、もう1人の義妹の卯月、
「温泉?ねぇ〜、りん、温泉ってなに?」
この、口調も内心も「?」マークを浮かべているのは、つい最近、僕の親父の栄井 遊人が昔、研究していたものの影響で猫から人間になってしまった、栄井 夜月です。
「う〜ん・・・なんて言えばいいんだろう?みんなで入るお風呂?」
「お風・・・呂?」
夜月は、震えていた・・・
元、猫だから仕方ないか・・・
・・・いや、ちょっと待てよ。
僕は、少し前に皐月から聞いた話だけど
『夜月は、よくシャワー浴びてる』っと
「夜月?怖いの?でも、皐月から聞いた話だと、シャワー浴びてるって。」
「うん。シャワーだけ浴びてるの。」
「もしかして、水が貯まってるのが怖いの?
」
「うん・・・。」
「大丈夫、大丈夫‼︎温泉行っても、シャワー浴びるだけでもいいんだし‼︎」
皐月は、元気よく励ましていました。
ーーーあっ、そういえば、まだお風呂入ってなかった・・・
みた感じ、もうみんな済ましてるみたいなので、僕は、お風呂に入ることにした。
もちろん、誰も言わずにね‼︎
今なら、皐月はテレビに夢中だし、卯月はゲームに夢中だし、ちょうどいい。
僕は、自分の部屋に行って着替えをとってきて、入りました。
「ふぅ〜、やっぱりお風呂はいいね♪」
僕は、今日の疲れを癒すかのように大きく背伸びをした。
「〜♪〜♪」
僕は、上機嫌で入っていました。その時、
ガラガラガラッ
いきなり、お風呂の扉が開いた、
「ねぇ、りん・・・お風呂、怖いから一緒に入ってもいい?」
「‼︎‼︎‼︎‼︎」
僕は、声にならない悲鳴を出してしまった。
「お・・・おまっ‼︎何してるんだよ‼︎」
そこに入ってきたのは、生まれたままの姿をした夜月だった。
「?何って、お風呂に入ろうとしてるんだよ?」
「いいから、何か着て‼︎‼︎」
「いいから、いいから。」
夜月は、僕の正面の湯船に浸かった。
「夜月は、お風呂怖いんじゃなかったの!?」
「怖いよ・・・怖いけど、りんがいるから大丈夫・・・」
「それに、温泉行くまでに慣れて・・・みんなと一緒に入りたいの・・・」
夜月の足は、震えていた。
こんなに震えていて、ものすごい怖いはずなのに、みんなと一緒に入りたい・・・
その思いは、僕らにとっては小さなことだけど、夜月にとってはそれなりに大きいことなのかもしれない。
だから、僕は・・・
「分かった。一緒に入ろう。」
ここで、気付くべきだった、この猫は初めて会った時から、いたずら好きだったということに。
「ふふ〜〜、今、一緒に入ろうって言ったよね。りんが、一緒に入ろうって言ったよね?」
「へっ?」
いきなり、ぎゅーーーっと抱きついてきた。
「やーい、騙された〜♪遅いけど、エイプリールフール?大成功♪」
「はっ⁉︎お風呂怖いんじゃないの⁉︎」
「怖くないよ〜♪むしろ大好き♪」
「お〜ま〜え〜な〜‼︎」
「あはは〜、りんが怒った〜♪」
「このやろーーーー‼︎」
お風呂の中で、騒いでしまった、そう、お風呂の中で・・・
「な、何やってるの?お二人さん?」
顔は笑顔だけど、目が笑ってない皐月と、
「ずるい・・・私もお兄様と・・・」
頰をぷく〜と膨らませてる卯月、
「「兄妹だから、一緒にお風呂入っても問題ないよね‼︎」」
そう言って、湯船に4人、ぎゅうぎゅうの状態になってしまいました。
僕は、色んなとこを触られたり、触らされたりしました。
ーーーこれからは、絶対に鍵しめよう
そう心に、誓う僕であった・・・
どうもおはこんばんちは、作者のセユです。
仕事と仕事の疲れで、かなり間が空いてしまいました。ゴメンなさい・・・
さて、次回もGWのお話になります。
う〜ん、福引券でああいうのって、当たるんでしょうか?
私は、当たった事も当たるのを見た事ないんですよ・・・みなさんは、どうですか?
一度で、いいからそういうのを当ててみたいですね(笑)
次回も不定期ですがよろしくお願いします。