僕と夜月の初めてのSHOPPING Ⅰ(外食編)
この作品は、自分で書いたオリジナル作品です。
過度な期待はしないで下さい。
せ〜の
卯「さあ、始めるざますよ!」
皐「行くでがんす!」
夜「んがぁ〜!」
凛「まともに初めて下さい!!」
親父からの手紙通り口座には、僕たちの生活費の他に、夜月の服代と思われるお金が入っていた。
ということなので、買い物へいざ出陣!!
僕の家の近くには、ショッピングモール的な所がある。
この付近の人達以外知らない穴場スポット、ファミレスや服屋、ゲームセンター、ジュエルショップ、ブックショップ、ゲームショップ、アニ○イトなどがある。
なぜ、ア○メイトがあるんだろうか。
ここには、地下もあり、専門店が多い。
魚屋、八百屋、精肉店、電化製品店があり、かなり充実している。
今回は、地上にしか用はないけど。
服買って、さっさと帰ろう。
「お腹減った・・・」
そういえば、ずっといってたなこいつ。
こいつというのは、親父が拾ってきた猫だった人だ。
名前は、夜月だ。
「お腹いっぱいご飯食べさせてくれたら嬉しいな!」
某シスター服の女の子風にお願いしてきた。
「あんなに、食べるんなら丁重にお断りします。」
「太るから、あんなにたべないよ。というか、食べれない。」
まぁ〜、そりゃそうか。
「何か、食べたいものはある?」
「う〜ん、ラーメンとか食べてみたいな。」
「分かった。じゃあ、もうお昼過ぎだし、先にご飯食べるか。」
僕は、ここで気付くべきだった。
こいつは、夜月は、元々、猫だということに。
ラーメン屋のおっちゃんが、人懐こい笑顔で出迎えてくれ、ラーメンを注文しました。
「ヘイ、お待ち!!」
「ありがとうございます。いただきます。」
「・・・きます。」
夜月は、まだ慣れない手つきで麺を持ち上げて、口へ運んだ。
「熱っ!!」
「りん〜、熱くて食べれないよぉ〜。」
涙目で話しかけられた。
「だったら、冷やせばいいじゃん。」
「どうやって?」
「ふーふーして。」
「ふーふー?何それ、やって見せてちょうだいよ。」
「こう、ふーふーって。」
「それで、大丈夫なの?はむっ!!」
夜月は、僕かふーふーしたものを食べた。
「あっ、本当だ。ちゃんと食べれる。」
妹達以外に女の子に耐性のない僕はというと、
(今の間接キスになるんじゃ!!!)
ものすごい、動揺していた。
「どうしたの?」
「な、なんでもない!なんでもないよ!!」
「クスッ、変なりん〜」
自分の行動に何も感じない夜月がいた。純粋な子ほど、怖いというのはこういうことなのかな?
「いやぁ〜、青春だねぇ〜。ガッハッハ。」
ラーメン屋のおっちゃんが豪快に、笑った。
「お前ら、気に入った!!お前さん、名前は?年は?」
「僕の名前は、凛。栄井 凛と言います。歳は、15の高校生です。そして、こっちが栄井 夜月で、同じ15です。」
「あぁ〜、なるほど!!栄井っていうと、遊人んとこの息子か!!」
「へっ?なんで、知ってるんですか?」
「お前の親父さんとは、昔っからの仲でな。だから、懐かしく感じたのか。」
「お父さんの知り合いなんですか?」
「知り合いではない、ただの腐れ縁だ。」
「あいつの性格から考えるとあの子は、遊が困ってる子を養子にして、連れて来た子だな。」
遊というのは、父さんの昔のあだ名みたいだ。
「そうであるような、ないような。」
「そうなのか?」
「確かに、僕の親父はあの子を連れて来ましたが・・・」
僕は、少し考えたが正直に言おう。
「あの子、頭に猫耳とお尻の上に尻尾がついているでしょう。あれ、趣味なんかじゃなく本物なんですよ。」
「ということはどういうことなんだ?」
「あの子、元は猫だったんですよ。親父は、人間になることに気付いていたみたいですけど。」
「なるほど、そういうことか。よし、分かった。」
「信じてくれるんですか。」
「信じるも何も、昔、遊はそれに関するものを研究していたからな。それより、俺にもお前と同じ年の娘がいるから仲良くしてやってくれよ。俺の名前は、古瀬 真人だ。」
「ふるせ、ふるせ・・・・あっ、もしかしてあなたの娘って、古瀬 依里さんですか!?」
「良く分かったな。そのとおりだ。でも、本当に良く分かったな。」
「そりゃ、同じ学校で同じクラスならわかりますよ!」
「だから、この時間に飯食いにきたのかなるほど。」
「「ごちそうさまでした。」」
「おう、ありがとうな!」
僕達は、お金を払ってラーメン屋をあとにした。
作者(フルボッコだドン!)
BGM 千の風になって
作者に変わりまして、自分こと栄井 凛が代わりに後書きを書きます。
いやぁ〜、まさかラーメン屋のおっちゃんが父さんの腐れ縁で、古瀬 依里さんの親父さんだったとは(笑)
さて、次回は本格的にお買い物が始まります。
では、作者代理の栄井 凛でした。
まったね〜。