僕と夜月の初めてのHIGH SCHOOL DAYS
これは、僕の考えたオリジナル作品です。
過度な期待はしないで下さい。
某ゲームのネタが入ってますので、そういうのが苦手な人は、今すぐプラウザバックをオススメします。
僕らは入学式当日、盛大に遅刻をしてしまって途中参加しました。
詳しくいうと、学校の式によくある長い長〜い校長のお話しの終盤あたりくらいかな?
長いようで、僕たちにとっては短い入学式が終わり、この学校の特徴で、入学式、学年の始めの始業式、その式が終わってからクラス替えの発表がある。
僕、栄井 凛と栄井 夜月は1年C組になった。
この学校は、比較的大きな方で、クラスは、一学年AからEクラスまである。
一クラス20人くらいだから、1年生は100人くらいか?
この学校は、転入生も多いから2年生とか3年生はこれより多くなるから、全校生徒で、300人くらいかな?
「さぁ、みんな。初めてのホームルームは・じ・め・る・よ♪」
担任の先生がいつの間にか来ていて、自己紹介が始まった。
「まず、僕からだね。僕の名前は、玲向 颯人です。よ・ろ・し・く・ね♪」
何かの雰囲気が似ているような気がする。
「僕のことは、颯人先生って呼んでね♪玲向先生って呼ぶの嫌だろうしね♪」
この人は、『れいむかい はやと』と言うらしい。
先生の自己紹介が終わったので、次からクラスメイト達の自己紹介だ。
席は、適当に座っているので、順番はバラバラだ。
ちなみに、僕は1番窓側の後ろから2番目の席だ。
なぜか、知らないけどこんなにもいい席なのに誰も座らなかった。
「私の名前は、古瀬 依里よ。あなたの運命、占うワ。」
僕の勝手なイメージだけど、こういう人って黒魔術と占いってセットになっているよね。
うーん・・・それとも、占いって黒魔術の中に入るのか?
僕は、頭の中でうーんうーんと、唸りながら各々の自己紹介を聞いている。
「・・・・椎堂 紅蓮。よろしく」
寡黙な人だな・・・ これで無愛想だったらなかなか学校生活大変だぞ。
僕は、顔を動かさず目だけを向けてみたけど、何やらずっとキョロキョロしている。
目線の先には、忙しなく動き回る虫がいた。
表情は、かなりウキウキしている。
ちょっと、可愛いな。
「あ、あの〜。わ、わたし、雁出 瑠璃と言います。よ、よろしくお願いします〜。」
オドオドしながら自己紹介をする、黒髪おさげのメガネっ子だ。
所謂、地味子というやつだ。
これで、目隠れだったら完璧である。
メガネを外すとまるで別人のようになるのもお約束だが、うーん・・・どうだろ?顔立ちはいいのはわかるけど。
僕の斜め前の席だからちょうど、裸眼が見える位置なのでそんな気がする。
今日は、入学式の日なので授業はない、全校生徒が早めに帰れる日だ。
僕の周りの席には、どこかで似たような雰囲気と話し方の多く、個性的だった。
昼前に帰宅をすると手紙が届いていた。
もちろん、親父からだ。
凛へ
夜月に服を買っといてくれ。
可愛い服をね。
お金は、入れといてあるから。
遊人より
「ねぇ、りん。あの二人は?」
「まだ、帰ってきてないんじゃないか?僕達みたいに、新しく学校に入ったわけじゃないから、友達同士でどこか行ってるんじゃない」
そう思い携帯のメールを確認すると二しては少しだけ遅くなると連絡が来ていた。
どうせなら今日は時間があるし、少し出かけよう。
「よし、荷物を置いて着替えてから出かけよう」
「えー、お腹すいたー・・・」
「今日は2人だけだし、今から作るとなると結構遅くなるよ、だったら外食の方が早いけど?」
「なら行く!」
「じゃあ、早く準備して行こうか」
僕達は家に入ってぱぱっと準備する。
(あれ?そういえば、夜月って着れる服あったっけ?)
そう思いながら、夜月の準備を待つ。
「よし、じゃあ行こう!」
と、夜月が来たが案の定、Tシャツ1枚のハーフパンツというラフすぎる格好できた。
それに、夜月はスタイルがよく、着ているのが男物の服なため襟とか袖がぶかぶかで胸が大きいため見えてはいけないものがシャツから浮き出ている。
袖もぶかぶかで服の中身が見えてしまう。
「・・・ねぇ夜月。その服の下に何か着てる?」
「?この服だけだよ?」
「ええっと・・・下は?」
「これだけだよほら」
ゴム部分を伸ばし見せてくる。
直接、肌に服を着ていた。
「うーん、夜月。4月とはいえその格好だと少し肌寒いし、やっぱり制服で行こうか?ほら、夜月こっち来て。制服の着方をレクチャーしてあげる」
「うんやった〜!」
夜月の裸は、これで2度目だから大丈夫・・・だと、思う。
なんの恥ずかしげもなく、服を全部脱いで待機してる夜月の無防備さに危機感を感じながらしっかりと下着から制服の着方をレクチャーする。
とはいっても流石に触るわけにはいかないから、とりあえず着けさせておく。
妹二人が下着をつけ始めた頃、異性である僕に実践で下着の着け方を教わっていた。
親父は何故か僕に調べさせながら実践させていた。
目の前の危険なものから現実逃避をしながら、光の速さで着替えさせる。
「む〜・・・ねぇりん、もうこれ脱いでいい?」
「だめ」
「えー、だってなんかムズムズするし、窮屈なんだけど」
あのスタイルのいい皐月の下着でも窮屈なのか・・・
「我慢して。新しいの買ったら少しは楽になるから」
電車や車で行けば近いのだが歩くには遠い、ショッピングモールへ買い物に行く。
僕は、少しでも早く夜月を楽にさせようと急ぎ足でお店へ向かう。
ランジェリーショップに入り、女性用下着のコーナーへ向かう。
色とりどりの下着にやり場に困りながらも探すけども。
「僕、夜月のサイズ分からないし、皐月のサイズもわからないじゃん」
夜月は、初めて見る光景に目を輝かせ、色々見ている。
「いらっしゃいませー、お友達とお買い物ですか?」
笑顔の店員が声をかけてくる。
「あーはい。下着を買いに来たのですが、サイズがわからなくて・・・ 」
「でしたら、こちらでサイズを測りますので、こちらへどうぞ」
「・・・」
「・・・」
「・・・あー、僕じゃなくあの子です」
「・・・こ、これは失礼しました!私は、てっきり女性の方かと」
「あーはい、慣れっこなので気にしないでください」
男の制服を着ているのになぜ、女性と間違われるのかいつも疑問に思う。
店員さんが夜月の採寸をしているため、離れようとするが夜月が嫌がるため、試着室の近くで待つ。
「彼女は着替えております。そして、彼女のサイズはこちらになりますので、ごゆっくりお選び下さい」
大きくてカラフルすぎる下着に目を眩ませながら夜月に似合いそうなものを選ぶ。
僕は単色でシンプルなものにちょこんとワンポイントのリボンがついているものを選ぶ、正直言って女性の下着は何を基準にして、選ぶのかがわからない。
シンプルイズベスト、それが一番いいと僕は思う。
「なになに?りんが選んでくれるの?」
着替えを終えた夜月がいつの間に後ろに来ていた。
「夜月は、着けるならどれがいい?」
「着けたくないっ!」
「その選択肢はないかな?で、どれがいい?」
「うーん・・・じゃあこれ!」
夜月が指さしたのは、縞々の下着だ。
(どっかの誰かの性癖にぶっ刺さるものを選ぶな〜・・・)
そう思いながらも夜月の意見を尊重し、とりあえず色の違う4セットを買うことにする。
こうして『男』の僕の戦いは幕を閉じた。
どうも、セユです。
今回は、学校編ということで書きました。
個性的過ぎるキャラが多くなって来ました。
お気付きかもしれませんが、今回出て来たキャラは、某パズルゲームのキャラみたいにしてみました。
名前も、元はそれです。
ちなみに、僕は青いムシ好き少年をよく使っています。
それでは、またノシ