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フリーダム親父の尻拭い  作者: 清喬
17/21

夜月とクラスメイトのPOOL(清掃編)

これは、自分で1から考えたオリジナル小説です。

過度な期待はしないでください。


夜月の水着の採寸を終えてから数日経ち、いよいよ、今日はプール清掃当番の日になった。

水着は、採寸した次の日にの放課後には配給された。


「夜月ちゃんはまだ成長しているから、サイズを少し大きく作っておきました。水着は水に濡れるから少し大きいくらいじゃ脱げないから安心して」と言われた。

まぁそうで無いと困るんだけど・・・

夜月が「早く帰ろ〜、早く帰ろ〜」って催促が激しかったから、水着を受けとったらすぐに帰宅する事にした。

家に帰るといつものように皐月と卯月が先に帰ってきていた。

「・・・君らさー、一応、受験生でしょ?学校とか図書館で勉強しないの?」

「私たちはお兄ちゃんとは違うのです。勉強しなくてもお兄ちゃんと同じ学校にいけるのですよ」

「まぁ・・・確かに君たちはずっと前から才色兼備っていわれてたから僕でも受かった学校なら簡単に行けると思うけど、上の学校を目指すつもりはないの?」

「・・・私たちはお兄様がいる学校に行きたいの。ただ、それだけ。それに、お兄様も知ってるでしょ?学校にいると私たち何も集中できないの・・・」

「あぁ・・・まだあの感じが続いてるのね・・・」

僕達3人が通っていた頃、この2人は学校にいると何故か生徒たちが集まってきていた。

皐月は、ああいう性格だから結構慕ってくれてる人が多いのは分かるのだが、卯月は結構内向的な性格なはずなのに皐月とまでは行かないが周りに人は多かった。

「僕はまたあの生活に戻るのか・・・」

僕は静かに学校生活を送りたいからこの2人を避けていた。

栄井という苗字は特に珍しくもないため、特に気にされてもいなかった。しかし、移動教室でやむを得ず会ってしまうと必ずこの2人は何かしら僕にアクションをしてくる。

その度に、周りの目は「なに、あいつ」や「なんでこんなに馴れ馴れしいんだよ」みたいな目をされる。

僕はそれがイヤだから反応が薄かったり、そっけない態度を取ってしまう。そのせいで尚更、怪訝そうな目をされる。

まぁ、さすがに先輩だから乗り込んできたり、問い詰めたりされることはなかったけど。

あの目はどうしても慣れない・・・

「もう、いっそのこと私たちがお兄ちゃんと一緒にいる?(ワクワク)」

「・・・そうすれば、お兄様はそんな葛藤に悩ませられることはない(ウキウキ)」

「いや、君らはそうすると、べったりでしょ。そこら辺のバカップルよりもベタベタしてくるでしょ?」

「もちろん!」

「・・・お兄様に近づく虫は全て排除する」

「・・・なんでだろうね。卯月がいうと手段を選ばなそうで怖いんだけど」

「お兄ちゃんに近づく虫は全て排除するよ!もちろん、私もね!」

「やめて、普通にそのセリフ怖いわ・・・」

「・・・私は怖くないよ」

普段より一層、小さい声で話す卯月はとても悲しいそうにしていた。相変わらず表情にあまり変化がないけど。

「セリフがトゲトゲしいだけと分かったから、そんな泣きそうにならないで、ごめんって」

「・・・ま、お兄様を悲しませる輩がいたら、手段を選ばないけど」

卯月が普通に怖かったです。

「まぁ、僕自身が君らを避けてるような行動してたのは、確かだし、もう少し兄妹っぽい反応するのも悪くないかもね」

「お兄ちゃん、私たちはお兄ちゃんがそう思ってることをわかってたの・・・」

「・・・だから、私たちは我慢してきたけど」

「「お兄ちゃん(様)がいいって言うなら我慢したくていいんだね!!!」」

時折、普段は性格が正反対の2人だけど双子の姉妹なんだなーと改めて思うことがある。

「ねえねえ見て、じゃーんどう?この水着どう?」

帰ってきてからいつの間にかいなくなっていた、夜月が水着に着替えて僕達の前にやってきた。

「これいいね!あの下着?みたいに締め付けなくて、すごく楽だよ!」

夜月の身体のラインがはっきりと見えてしまっているから、すごく目のやり場に困る。

「ねぇー、りんーこっち向いてよー。なんで、目を逸らすの?」

猫が時折見せる構ってちゃんモードのように目を逸らしてもわざわざ視界の中に入ってくる夜月と無言の格闘をしているとついに我慢出来なくなった夜月が僕の顔を両手でガッチリと捕まえてきた。

「ねぇってば!どう似合う?」

「イインジャナインデショウカ」

「ホント?ありがとう!」

無意識なのかそれとも勢いでなのか夜月は僕の頭を抱き寄せていた。

「むーーっ!夜月・・・苦しいよ!」

僕は柔らかい2つのお山に窒息させられるところだった。

腕を叩いて合図を送ると力は緩んだけど離してくれなかったから僕は自力で抜け出す。

「ぷはぁ!苦しかった」

僕は空気を吸える嬉しさを噛み締めながら夜月に注意をしようとしたが、夜月はそのまま立ち尽くしていた。

「夜月?どうした?」

「・・・いや、ぎゅってしてもらうことはよくあったから気にしてなかったんだけど、ぎゅってすることってあまりなかったから・・・」

夜月はにへらっと顔を緩ませ、

「ぎゅーってするのってなんか安心するね!」

と、率直な感想を言ってきた。

「お互いに心を開いてる、信頼しているという証拠だね。その行動でそう感じるのは」

「ねー、もっかいしていい?」

「いや、ダメだ。男と女でするものではないよ」

「えー・・・」

「どうしてもしたいというのなら皐月と卯月にしてあげればいいよ」

「うん、わかった!」

いつの間にか居なくなっていた2人だけど、大体何をしてるか想像できる。

「お兄ちゃん!私のも見て!」

「・・・お兄様、私のも・・・少し小さいけど見て」

案の定、2人して水着に着替えてきた。

「ぎゅー!」

夜月が両腕で2人を抱きしめる。

「ど、どうしたの?夜月、何かあった?」

「・・・夜月。あったかい?・・・」

「へへ〜〜」

困惑しながらもしっかりと抱き返す2人を見てなんだか嬉しくなっている僕がいた。


と、そんなことのを思い出しながら僕こと栄井 凛はいつも通りの朝を迎えている。

いつもの日課をこなし、みんなが起きてきて、食事をし、学校へ行く。

「お兄ちゃん!いよいよ明日からプールを使えるね!」

この元気な妹は、栄井 皐月。

「・・・学校は暑いから、ありがたい」

このミステリアスな妹は、栄井 卯月。

「りん〜、プールって何?」

猫から人間になった女の子。栄井 夜月。

「プールっていうのはめちゃくちゃ大きい桶に冷たい水をはった、夏ならではの場所だよ。そういえば、夜月って猫だったけど水は大丈夫なの?」

「?何か怖いことでもあるの?」

「お兄ちゃん・・・夜月はもう1人でお風呂入ってるよ。しかも、とても楽しそうに」

「あー、そうだった。お風呂大丈夫なら問題ないか」

猫は本来、狩猟動物だからサメとかワニとかいる水の中、もしくは水辺には本能的に恐怖を感じて、近づかなかったため、「泳ぐ」ってことが出来ないってどっかで言ってた気がする。

逆に犬はずっと愛玩動物として可愛がられてきたため、水と関わりの深い人間と共存しているうちに、水への恐怖心が薄れてきたとも聞いたことがある。

「・・・でも、お兄様。最近は、野生のネコ科の動物でも水の中を泳いだりすることも増えたそうよ」

「それはどこ情報?」

「・・・ネット」

最近、卯月が僕の心を呼んでるように見えるのは気のせいかな?

話の順序的にも今の切り返しは間違ってはいないのか?

「僕たちは、プール開放の前に大仕事があるんだけどね」

プール清掃の最後の班というめんどくさい仕事だ。

掃除をした後に明日のプール開きの準備もさせられるらしい。

兄弟で同じ学校を通ってるクラスメイトがそんなことを話していた。

「あれ?そういえば、夜月って日焼け止めって持ってるっけ?」

「ひやけどめって、なーに?」

「人間は、素肌を覆うような毛が生えてないからね。太陽の光を直接浴びることになって肌が黒くなるの、ほらこんなふうに」

僕たちは基本的に肌が白いから日焼けをするとハッキリと色が分かれてしまう。

僕は、日に当たるとすぐにヒリヒリするだけだから日焼け止めは塗らないけど、卯月に至っては、ヒリヒリ&肌荒れのダブルパンチだから夏でも長袖を着ている。

皐月は、スポーツとか外で活動することが好きだから日焼け止めはこの時期は必須らしい。

「うわぁー、綺麗に色が違うね」

夜月は、皐月の茶色と白の肌の境目をずっと撫でている。

「夜月、くすぐったいよ〜」

「こんなに綺麗になるならそれはそれでいいと思うけど、日焼け止めは塗った方がいいの?」

「塗らないと大変なことになるよ・・・」

僕たち3人は「うんうん」と首を大きく縦に振る。

「・・・太陽なんて消えてしまえばいいのに・・・」

「ほら、卯月がいつも以上に黒くなってるけど、この現象は僕たち人間が生きていく上で、付き合っていかなきゃいけないものだからどうしようも出来ないから・・・」

卯月が呪詛のようにボソボソと呟きながらダークオーラを纏い、闇堕ちしかけているという毎年恒例の卯月の一時進化である。

「う、卯月が怖い・・・」

野良猫は危機察知能力に長けているため、危機感を感じたり、恐怖を感じると、本能的にすぐ物陰に隠れてしまう習性がある。

夜月は、いつの間にか僕の背中に隠れていた。

ちなみに、猫は突発的なハプニングに遭うと脳が処理し切れずに体が硬直してしまい、回避行動が間に合わない。

人間然り犬しかり、脳を持つ生物は一瞬硬直してしまうが猫は中でも硬直の後の現状把握が遅い。そのため、猫が車に轢かれてしまうことが多い。

僕は猫でもなく生物学者でもないため、猫の行動を見ている一般的な者の勝手な考えなので、参考にしないで欲しい。

「夜月、こっちおいで。私が使ってる日焼け止めぬってあげる」

「ホント!やった〜♪」

夜月と皐月は2人で、皐月の部屋に行った。

「時間大丈夫か?あの2人」

「・・・いつもは余裕を持って学校についてるから大丈夫」

「あぁそう?卯月は、先に行くの?それとも待っているの?」

「・・・待ってる。1人で行くのは楽しくないし」

「卯月も日焼け止め塗ってるんだよね?前に比べて症状が軽くなったみたいだけど、そういうのってどう見つけるの?」

「・・・SNSだと同じ症状の人もいたりするからその人からお勧めされる・・・お兄様も使う?」

「いや、いいよ。僕はそんなにひどくないし・・・」

「・・・そう・・・お兄様と同じの使えて嬉しいと思ったのに」

「まぁ・・・肌荒れしたら貸してもらえれば助かるかな?」

「・・・うん、分かった。その時は貸す」

「ありがとう」

言葉だけではわからないけど、ちょっとだけ表情が明るくなったように見える。

「これは一つあげるから日差しが強い日とか長時間、肌に直接日が当たる時はしっかりぬってね。夜月がどの程度の症状が出るかわからないけど日焼けって痛いからね」

「うん、分かった。ありがとう〜」

日焼け止めを塗り終えた2人が部屋から戻ってきた。

「学校へ行く準備はもう済んだ?そろそろ、行くよ」

「は〜い」

僕は、最後に家を出て鍵を閉める。

家の鍵は僕が一つといつもの場所にスペアキーを置いてるから帰宅した時、誰にでも開かれるようになっている。

僕らはいつも通りの朝の時間を過ごして、学校へ行った。


定められた授業をこなし、放課後になった。

日が沈み始めるのにも関わらず、1日の暑さがまだ続いてる中、僕ら5人班はそれぞれ、濡れても良いように学校指定の水着に着替え、プール清掃を始める。

「うっ・・・なんでこの学校はプールは男女混合なんだ!アニメの世界だけじゃないのかよ!」

「おぉ〜、ムシだー」

僕たちの班のもう1人の男性生徒の椎名しいな 紅蓮ぐれんは相も変わらずムシを追って走り回っている。

僕が思っている以上にしっかりとした身体付きをしている、紅蓮に思わず声をかけてしまった。

「紅蓮よ・・・お前、思ったより良い身体してるんだな」

「そう?特に、意識したことないなー」

紅蓮の身体は、細マッチョってほどではないが、引き締まった身体にちょっと筋肉がついている感じだ。

「意識しないでその身体は少し妬けるぞ・・・」

「いろんな虫を見たくていろんな山に行ったりしてるから、それでこうなったのかも?」

「なるほど、確かに登山してれば筋肉つきそう」

「凛も行ってみる?僕が色んな虫を教えてあげるよ」

「山登りはいいかな・・・?それに、家には手のかかる3人組がいるから」

「そっか・・・。あっそうだ!僕、気になってたんだけど、凛たちはどういう家に住んでるの?気になる!」

「別に普通の家だよ。僕しか家事出来ないから、家から離れると、多分帰ってきた時、3人が死屍累々になってる・・・なんかゆったり過ごしたい時とかあったら、遊びに来てみる?」

「いいの!?凛の料理も食べてみたい!」

玲向先生の提案のおかげで僕にも高校での友達ができた。

紅蓮は、虫を見ると人が変わったかのように元気100倍になる少し変わったやつだけど、僕も虫に興味があるので色々教えてくれたりする。

(さて・・・唯一の目のやり場は紅蓮なんだけど、始めるかー・・・)

大まかな掃除は大体終わっており、後は隅だったり磨き残しを綺麗にしたり、所謂『仕上げ』をやっているのだが目のやり場に困ってしまう。

「りん〜あそぼ〜」

ドンと言う衝撃と柔らかい物が背中に乗ってきた。

夜月が後ろから抱きついてきたのだ。

「ちょっ・・・危ないよ夜月!いきなり抱きついてきちゃダメでしょ!」

動揺を隠すためにちょっと言葉が強くなってしまったが、夜月は気にしてないようだけど、怒られてるんだから少しだけでも気にはしてほしいものだよね。

「だって、りんがずーと紅蓮くんと話してるんだもん」

拗ねてないくせに拗ねた素振りを見せる夜月。

お主、それどこで習ったんだよ・・・。

「だってねー・・・目に毒なんだよね」

水で遊んでたのか他の3人のスクール水着が濡れてピチピチになっている。

目の前には身体にぴっちり張り付いていつも以上にいいスタイルが主張してきている夜月。

その少し後ろには、控えめなスタイルだけどしっかりと身体のラインが浮き出ていている、古瀬ふるせ 依里えりが僕の視線に気付いて、恥ずかしそうに顔を背ける。

そう、これが普通の女の子の反応なんだよ!

普段はちょっとサイズの大きい制服を着ていて、あまり気にしてなかったけど、着痩せするタイプなんだなと思った。

雁出かりで 瑠璃るりは一心不乱にブラシでゴシゴシと掃除している。

「・・・その目に毒っていうのは私も入ってるのかしら?」

いつの間にか夜月の隣に来ている古瀬が皮肉的に言ってくる。

「もちろん!古瀬も雁出も夜月も僕にとっては目に毒だ!」

思わず声を出してしまった僕の声は雁出にも聞こえてたらしく一瞬、唖然としたあと目が合うとボッと聞こえそうなくらい顔を真っ赤にして逃げるように移動した。

某パズルゲームだったらプールの角にぶつかっていただろうけど、そこは大丈夫だった。

「ふふふー、凛ったらマセてる〜」

紅蓮が僕をからかうように声をかけてきた。

「こ、こいつ・・・ムシ追ってないで掃除しろー!!」

「きゃーこーわーいー。凛だって掃除しろよー!」


「もちろん!古瀬も雁出も夜月も僕にとっては目に毒だ!」

栄井さかい りんは思わず声を出して、私は唖然としてしまい、はっとしたら凛くんと椎名くんがどこかへ走り去ってしまった。

(そういえば、夜月ちゃんも言ってたな。りんは、無意識の発言は彼の本当の気持ちだって、彼は嘘をつこうとしないと嘘をつけないって)

私はそこまで胸は大きくないし、夜月ちゃんは普段から胸が大きい、雁出さんも普段は隠れてるけど、巨乳ってほどではないが、普通より少し大きめだった。

だから私は少し凛くんに八つ当たりするように皮肉を言ってしまった。

私も彼のことを少しずつ分かってきてたし、そう言う性格だと分かっていたのに・・・

私はもしかしてそう言われることを無意識に期待していたのかもしれない。

「ふふふっ」

「どうしたの夜月ちゃん?」

夜月ちゃんは私に笑顔で近づいてきて耳打ちするように言ってきた。

「・・・りんはね。今の言葉に嘘はないよ」

「・・・分かっているわ・・・彼はそう言う人だから」

「そんな、依里ちゃんに嬉しいお知らせ。りんはね・・・控えめなスタイルの方が好きみたいだよ」

「なっ・・なっ・・なんで私にそんなことを言うのよっ!あいつの好みなんて私には関係ないでしょっ!!」

声を出してしまった私にみんなが注目する。

でも、なんで言ってるかは聞き取れなかったようで、首を傾げている。

椎名くんは「お仲間だ〜」と凛くんをいじり、「うっさい」と凛くんは返事をする。

反対側では雁出さんが「お仲間さん・・・」とボソッとつぶやいていた。

「でもね・・・来年になるとりんのことを好きで依里ちゃんみたいな人がくるから、今年中に何とかしないとだよ!」

「そうなの?・・・ってそんな事はどうでもいいのよっ!」

「頑張ってね〜」

なぜか応援された。

夜月さんは何事もなかったかのように雁出さんのところへ行き一緒に掃除し始めた。

(私も掃除をしないと・・・)

まずは手短にある汚れをキレイにしてら次また次へと汚れを落として行った。


あれから程なくしてプール槽の掃除が終わり、明日のプール開きのための準備、見学する人用の日避け場所とベンチ、ビート板保管カゴの外出し、更衣室の掃除、監督者のイスの準備をした。

体育の先生が途中で自分の仕事が終わったから手伝いにきたけど、なかなかの重労働だった。

「お疲れ様。途中からしか来れなくてごめんな」

そう言って水分補給用のジュースを2本くれた。

「汗かいただろうしこれ飲んで、最後にみんなが嫌いだけど、ほてった身体には最高のあのシャワーを浴びて帰っていいぞ」

普段であれば消毒液を溜めて、プールに入る前に必ず通らなきゃ行けない所だけど、今回は空っぽでシャワーだけが出てる。

「あまり長く浴びるなよ。ほてった体を冷やすだけにしとけよ。後は先生がやっておくから時間が時間だし、早く帰れよー」

時計を見ると部活動の終わる時間を過ぎていた。

「あっ、それと1人で帰らないといけないやつは職員室の電話貸してやるから先生のところにこいよー。世の中、物騒だからできるだけ1人にはならないように」

先生は、声を張り上げながら校舎に戻って行った。

僕たちはカラスの行水みたく、並びながらシャワーを浴びて身体を冷やした。

日本人っていうのは不思議な物で仲間だと思ってると全員揃うまで待ってしまうのです。

僕たち5人はみんな揃って校舎へ向かい、職員室へ向かう。

「ハハハ、みんな揃って職員室にきたのお前達だけだぞ、その仲間意識とてもグッドだぞっ!」

雁出はお姉さんがちょうど仕事終わりなようで直接迎えに来るらしい。

古瀬は、あのラーメン屋のおっちゃんが迎えにくるらしい、真人さん娘大好きだもんなー。

紅蓮は、両親が車で迎えに来るらしい。

僕たちは2人だし、夜月が歩くの大好きだから徒歩で帰宅する。

みんなそれぞれの帰宅方法が決まったところで、僕たちは帰ることにしよう。

「ばいば〜い」

「んじゃまた」

夜月は大きく両手を振り、僕は軽く片手を振って帰ることにした。

「くぅ〜、これぞ『青・春』だぁ〜〜〜っ!」

某忍者アニメの熱血教師みたいなことを体育の先生が言っていた。

冷たいシャワーを浴びたからなのか、日が落ちたからなのか。はたまた、その両方なのかわからないけど、過ごしやすくなった夏の夜の中を歩いて帰った。


「お兄ちゃ〜ん・・・お腹減った〜!」

「・・・お兄様、今すぐ食べ物を所望する!」

「はいはい、少し待ってなー」

グロッキーな状態の妹2人を横目に台所へ向かう。

とりあえず、汚れないようにYシャツは脱ぎエプロンをする。

「わりかしすぐに食べれるそうめんを煮るけど、今日はそれで我慢しなよー」

僕はパパッと冷やしそうめんを作り、みんなで机を囲って食べた。

みなさん、おはこんばんにちは。

清喬(以前はセユ)です!

前話の続きということで、完成しました!

学校プールのお話ですが、リアルの世界で高校でプール授業が男女合同ってあるんですかね?

ちなみに、僕は中学校は男女合同でした。

さて、高校の話なので、皐月と卯月はほぼ出てきません!

皐月と卯月のファンさんはごめんなさいです。

出番はもう少し後になると思います。

そして、クラスメイトがメインのお話になります。

初登場でふざけすぎて大変なことになってます・・・

この話がクラスメイトの本当の性格となるのでご注意下さい。

そして、初めて感想書いていただいた方ありがとうございました。

本当にとても嬉しかったです!!

これからも応援よろしくお願いします♪

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