四人家族のGOLDEN WEEK〜2日目〜
これは、完全オリジナル作品です。
過度な期待はしないでください。
今回は、大増量です。
時間に余裕がある時に、読むのをオススメします。(今までより、1.5倍〜2.0倍長いですよ。)
「ふわぁ・・・・・・」
僕、栄井 凛の朝は早い。
なぜなら、義妹2人のお弁当と朝ごはんの支度があるからだ。
平日だろうと休日だろうと、起きるのは6時前後、体がそうなってしまっている。
まぁ、両者共に朝ごはんの支度があるからいいのたが・・・・・
「どうして、ご飯の支度がない日まで、こんなに早く起きなきゃならんのだ・・・」
ただ今、朝6時10分、まだ人の動きが少ない時間だ。
旅館の方々は、朝ごはんの支度、お風呂掃除、床掃除と忙しい時間だ。
「うーん・・・することないし、軽く散歩に行こうかな?」
僕は、他の3人を起こさないように、そーっと、部屋から出た。
部屋から出ると、旅館の方がいたので、「おはようございます。」と、朝の挨拶をした。
「あら?おはようございます。お早いですね。」
「まぁ・・・毎日、この時間に起きてると、体がそうなっちゃったんですよ・・・」
「なるほど。あっ、お風呂沸いてますけど、お入りになりますか?」
「あっいえ、今は大丈夫です。少しお散歩してから入ります。」
「お散歩ですか?でしたら、入り口から出て少し歩くと、木に囲まれた開けた場所がありますので、そちらへはどうですか?ほら、森林セラピーというやつです。」
「へぇ〜、そんな所があるのですね〜。」
「はい、この時間であれば、鳥達の鳴き声で、別の場所に居るように思えてきますよ。」
「へぇ〜、では、行ってみます。」
入り口から出て少し歩くと、言われた通りの場所がありました。
(あっ、本当だ。鳥達の鳴き声がすごいきれい。)
「・・・♪」
「んっ?」
「・〜♪」
(鳥達の鳴き声の中に、楽器の音?)
「〜〜♪」
(これは、ヴァイオリンの音?)
「〜♪♪♪」
そこに行くと、僕たちが泊まった旅館の人の服装をした、僕と同じくらいの歳の女の子がいた。
「・・・・・ふぅ・・・」
僕が気がついた時には、演奏が終わっていた。
「?・・・・・っ!」
僕の存在に気付いたらしい。
「え・・・えっと・・・今の演奏、聞いてしまいました?」
「バッチリはっきり、聞き入ってしまいました。」
「・・・あう〜、聞かれちゃいましたか・・・恥ずかしいです。」
「えっ?どうしてですか?とても、綺麗な音でしたし、もっと聞いていたいと思いましたよ。少なくとも、僕はそう思います。」
「・・・・・本当ですか?」
「はい、僕は胸を張ってそう言い切りますよ。」
「あ・・・ありがとうございます。」
「ところで、お仕事大丈夫なんですか?」
「ふぇ?あーーー!もうこんな時間!お仕事戻らないと‼︎」
「頑張ってくださいね〜。」
「はい!」
とてて・・・と、旅館と逆方向へ向かっていた。
「えっ・・・と、旅館はあっち・・・」
「あっ・・・・」
顔を真っ赤にしながら、旅館の方へ向かって行ったが、途中で、戻ってきた。
「そういえば、自己紹介してませんでしたね。私の名前は、園寺 花奏、あの旅館の長の娘です。あなたは?」
「僕?僕の名前は、栄井 凛。商店街の福引きで、家族温泉チケットを当てた、高校一年生の15歳です。」
「えっ?私と同い年なの?大人びて見えた。」
「多分それは、僕が妹達のお世話をしてるからかな?初めて会った人には、よく言われる。」
「なるほど。じゃあまた、会えたら会おうね。」
「うん、そうだね。」
今度こそ、とてて・・・と、旅館へと帰って行った。
「僕も、そろそろ戻ろうかな?」
外の様子は、先ほどより明るくなって、人の動く気配が多くなってきていた。
部屋に帰ると、案の定、みんなまだ寝ていた。
「全くしょうがないなぁ〜・・・」
「ほら、みんな起きて、朝ご飯の時間だよ〜。」
僕は、3人の体を揺さぶりながら起こしてやりました。
「う〜ん・・・あれ?私いつの間に寝てたの?」
「0時前には、寝てたよ。」
「わ、私としたことが・・・」
これが、僕の義妹の1人の栄井 皐月。
「ほら、旅館の人に迷惑かかるでしょ。」
「はーい。」
「ほら、卯月も起きて。」
「・・・おはよう。お兄様。」
そして、こっちがもう1人の義妹の栄井 卯月。
「おはよう。卯月も準備、準備。」
「・・・わかった。」
「夜月も、起きて。」
「うにゅ〜・・・、おはよう、りん・・・」
そしてこれが、猫→人になった夜月。
いつの間にか、猫の面影(猫耳と猫尻尾)が0になっていた。
「夜月も朝ご飯だよ。」
「じゃあ、僕は、外に出てるから、準備すませておいて。」
僕が部屋から出ると、さっき、お散歩スポットを教えてくれた人がきた。
「あっ、先ほどはどうもありがとうございました。」
「いえいえ。」
「そういえば、ここの長の娘さんも働いているのですね。さっき、会いました。」
「あら?会ったのですね。あなた、運いいですね。花奏さんは、あまり人と会うことが好きではないので、表に出たがらないのですが・・・」
「そうなんですか?普通に話してたので、全然、気づかなかったです。」
「・・・・・花奏さんが、普通にお話をするとは、なんとも珍しい・・・」
「みんな、準備OKだよ〜、お兄ちゃん。」
「わかった。今行く〜。」
「ご飯の準備は出来ていますのでは、いつでもどうぞ。」
「わかりました。僕も軽く準備してから行きます。」
「お待ちしておりますね。」
(まぁ、準備と言っても財布と携帯と部屋の鍵を持ってくるだけだけど)
朝ご飯を食べ終わって部屋に戻ってきた僕たちは、まぁ今日も自由行動です。はい。
「お兄ちゃん、私達、今日は3人で動くからね。」
「そう?分かった。いってらっしゃい。」
「うん、行ってきます。」
さて、僕はどうしようかな?
「いいや、お風呂入ってから考えよう。」
昨日は、気づかなかったけど、お風呂へ向かう廊下の途中に張り紙が張ってあった。
(あっ・・・そういえば、今日は縁日の日だった・・・)
『温泉巡りのついでに、もっと、思い出づくりをしてみませんか?5月4日、19:00より、春のお祭り開催‼︎今回は、女性は浴衣を、男性は袴を無料で貸し出し中‼︎』
「へぇ〜、袴も貸し出してるのか・・・」
僕自身、袴で縁日に行ってみたいと思ってたし、いい機会だ。
後で、聞いてみよう。
僕は、お風呂済ませて部屋に帰って、少しゆっくりしようと思ったが・・・
「・・・・人って不思議だよね・・・ホッと・・・すると・・・いきなり眠く・・・なる・・・し・・・」
僕は、そのまま、眠ってしまった。
「・・・う・・ん?」
僕は、気がつくと畳の上で眠っていたらしい。
(まぁ、朝起きるの早かったし、仕方ないか・・・)
「ちょっと早いけど、縁日終わったら線香花火でもしようかな?」
僕は、線香花火を買いに行くために、近くのお店へ向かった。
(さすが、縁日の日、人が多い・・・)
線香花火を売っているお店に着いたが、道中、通行人はかなり多かった。
若い女の人は、みんな、浴衣だったし・・・
(さて、欲しい物は買ったし帰ろう・・・)
旅館に着いたら、ちょうど旅館の方がいたので、聞いてみることにした。
「すみません、春のお祭りの張り紙に書いてあった、袴の貸し出しって・・・」
「あぁ〜、わかりました。ただ、着付けできるのが、この旅館の館長しかできないので、少し連絡してみます。少々、お待ちを。」
しばらくすると、先ほどの方が戻って来た。
「大丈夫ですよ。と言うか、最近の若い男性の方は、袴をあまり着ないので、久しぶりの着付けだーー‼︎って、喜んでましたよ。」
「ほっ・・・それは、良かった。」
「あっ、後、栄井 凛さんですよね?館長が貴方とお話ししてみたいとおっしゃってましたよ。」
「そうですが・・・なんで、僕個人なんですか?」
「すみません、そこまでは・・・17:00くらいに、受付前で待っててくださいと言ってましたよ。」
「・・・はぁ・・・わかりました。」
「まぁ、多分、娘さんに関することですよ。結構、この旅館で話題になってますし。」
「はぁ・・・・」
「それでは、ごゆっくりして行ってくださいね。」
僕は、言われた通り17:00の5分前に、受付前へきた。
「少し早めに来たけど、大丈夫かな?」
「大丈夫!それは、いいことだよ。」
「・・・‼︎」
「あっ、ごめんごめん。驚かせちゃったね。」
「あっ・・・大丈夫ですよ。」
「ならよかった。僕は、この旅館の館長だよ。君が、栄井 凛くんだね。」
「はい、そうですが・・・」
「じゃあ、立ち話も何だし、僕の部屋まで案内しよう、付いてきて。」
「はい、わかりました。」
「ここが、僕の部屋だよ。」
中に入ると、何処かの事務所みたいな感じの部屋だった。
「はい、ここに座ってね。」
「あっ、はい、失礼します・・・」
「はい。お茶どうぞ。」
「ありがとうございます。」
僕は、もらったお茶を、一口飲むと
「さて、では改めて自己紹介するよ。僕の名前は、園寺 響。この旅館の館長であり、園寺 花奏の父親。今朝は、娘がお世話になったね。あんなに、楽しそうに話す花奏は久しぶりに見た。」
「そうなんですか?あっ、僕の名前は、栄井 凛です。家事全般、普通の人よりも出来る、ごく普通の高校1年生の15歳です。」
「よろしくお願いするよ。」
「よろしくお願いします。」
「では、改めてお礼を言うよ。ありがとう。花奏の話相手になってくれて、ここだと年上の人としか話せないからね。この短時間で花奏があそこまで、心を開くのは非常に珍しいと言うか、初めてだよ。」
「僕は、ただ、本心を言っただけなんですけど・・・」
「だからかな?花奏が心を開いたのは。そして、一つお願いがあるんだ。」
「はい?何でしょうか?」
「これは、館長としてじゃなく、花奏の父親としてのお願い・・・・花奏と今夜の縁日に行ってくれないか?やっと、まともに話せる人が出来たんだから、あいつに思い出を作って欲しい。」
「構わないですよ。かなり短い間ですが、もっとお話ししてみたいと思ってましたし。」
「ありがとう。では、袴の着付けを開始するよ、それとお礼に着た袴をプレゼントしよう。」
「えっ?でも、袴って高いんじゃ・・・」
「何を言う、無料でプレゼントするということだ。」
「でも・・・」
「じゃあこうしよう、代金は・・・・
離れていても花奏の友達であること。
これが、その袴の代金となる。だから、花奏とずっと、友達でいてくれ・・・」
「・・・わかりました。館長さん・・・いいえ・・・花奏さんのお父さん。」
「・・・さぁ、時間も迫ってきてる、着付けするよ。」
僕は、それから40分くらい掛けて着付けを完了した。
「ふむ・・・、よく似合うじゃないか。花奏と2人で並ぶと、いい絵になりそうだ。」
「ありがとうございます。」
「だから、記念撮影しよう。ちょうど、花奏も来たところだし。」
そういうと、部屋の扉が「コンコン」とノックされた
「ねえ?お父さん、用事ってなに?しかもなんで、浴衣なの?」
「鍵開いてるから、入ってきていいぞ、花奏。」
「もう、なんなのよ〜・・・」
「・・・こんばんは〜。」
「こんばん・・・は?・・・・・・・って、凛くん‼︎何で、こんなところに⁉︎」
「館長さんに、この袴の着付けをしてもらってたんだよ。」
「あっ、なるほど。だから、その格好なんだねー。あまりにも、似合いすぎてて思わずドキッとしたよ〜♪あっ、そうだ‼︎一緒に写真撮って、この格好で縁日行こう‼︎ね‼︎いいでしょ‼︎」
「うん、そのつもりだったし行こう。」
「写真撮って行けばちょうどいいし、撮って行こう‼︎」
僕と花奏さんは、2人でツーショット写真を撮って2人で縁日に行った。
「ふ〜ん♪ふ〜ん♪」
「機嫌いいね。」
「うん?だって、同い年の子とこういうことするの初めてだから、嬉しくてついね。」
「じゃあ、一生の思い出になるように思いっきり楽しもう。」
「うん、そうだね!」
「・・・お兄ちゃん、誰?その子?」
「・・・お兄様、また・・・」
「あっ、りん〜♪ねえ、似合う?この浴衣?」
いつの間にか後ろに来ていた、浴衣を身に纏った僕の義妹たちが、1人は不信感な。1人は泣きそうな。1人は場違いな。声を出していた。
「この子は、僕たちが泊まっている旅館の館長の娘さん、僕みたいな同い年の子がいないから、一緒にまわってるんだよ。」
「そ、そうなのです・・・・・・」
僕の背中に隠れている花奏がまるで別人のような声で、同意してくれた。
「さっ。縁日にいこう。にしても、みんな浴衣似合ってて可愛いよ。」
まぁ、それから色んなお店を回った。
皐月は、食べ物ばかり食べて。
卯月は、くじや金魚すくいを。
夜月は、お面、わたあめ、金魚すくい、ヨーヨーすくいなど、縁日特有の。
最後に、みんなでお参りをした。
帰り際に、皐月が
「ねぇ、みんなで花火やろうよ‼︎私、結構、大きいの買ってきちゃったし。」
「いいんじゃないかな?そういう僕も、線香花火買ってきてるし。旅館の方に、綺麗な川あるから行ってみれば?と言われた場所ならいいかもね。」
僕たち御一行は、その場所へ向かい、無事到着したところだ。
花火が無くなっていくにつれて、花奏と3人は徐々に打ち解けて行った。
「う〜ん・・・結構、買って来たはずなのに、もうお兄ちゃんの買ってきた線香花火しかない・・・」
「まぁ、5人だし仕方ないよ・・・さっ、これ終わらして帰ろう。夜月、コクコク行ってるし。」
「・・・んにゃ?り〜ん〜、ね〜む〜い〜・・・」
「もう少し、頑張ってね〜」
「りんを背中からぎゅ〜♪りんの背中あったか〜い♪」
そう言って、夜月が抱きついてきた。
「んにゅ〜〜〜〜〜♪」
「ほらほら、もう少しだから頑張って〜。」
「・・・」
「夜月?」
「スー・・・スー・・・」
「寝るの早っ⁉︎まあいいや。」
僕は、そのままにしとく事にした。
(ただ・・・何で力緩まないんだろ?ずっと、ぎゅーってなってて、ふにゅふにゅの柔らかい感覚がずっと押し付けられてるし、浴衣って下着をつけないって聞いたことあるし・・・・・・い、いや、考えるな‼︎考えると余計意識してしまう‼︎)
「あ〜あ・・・最後の線香花火、なくなっちゃったよ・・・」
「それなら、もう帰ろうよ。夜月、寝ちゃってるし・・・」
「大丈夫なの?真っ暗で、どこにいるか分からないし・・・」
「大丈夫、僕が分かるから。背負って行くよ。」
「そう?ならいいけど。」
「よいしょっと。じゃあ、帰ろうか。」
「・・・お兄様、ちょっと待って。あれ・・・」
「ん?どれ?」
僕は、卯月の指の示す場所を見た。
んっ?何で、指の示す場所が分かったって?それは・・・
「お兄様、これって・・・・?」
「ホタル・・・かな?生で見るのは初めてだ。」
「ホタル・・・だよね?私も、生で見るのは初めて・・・」
「・・・ホタルですね。」
(夜月にも、見せてあげよう。)
「ほら、夜月、ホタルだよ。起きて。」
「んっ・・・」
背中に背負っていた夜月が起きた感覚があるが・・・
(な、なんか、さっきより力が強くなったような・・・)
「む〜〜〜〜‼︎」(ぎゅーーー‼︎)
「く、苦しいよ・・・夜月・・・寝てる時に起こしたのは悪かったけど、ホタルだよ、ホタル‼︎」
「〜♪・・・スー・・・スー」
多分、見てからまた寝たのだろう、また、寝息を立て始めた。
(力は弱くなったけど、もう抱きつくというより、しがみついている状態に近くて、色々な身体の部分が当たって、恥ずかしいから早く帰りたい・・・)
この場所は、旅館の少し先だからすぐについたけどね。
しがみつかれているため、両手がフリーだから、布団を敷いてあげてその上に寝かしつけてあげた。
その時に捕まって抱き枕状態で、顔は近いし、ふにゅふにゅだし、浴衣は、はだけてるしと、少し危なかったが力が弱まった隙に抜け出せてよかった。
(僕も一応、男だしそういうのに興味があるけど・・・環境が環境だし、無防備が一番こわい)
他の2人も、もうすでに寝てるし、僕も体力的にも精神的にも、疲れたからもう寝よう。
(明日も、疲れるだろうから、帰ったらゆっくり休も・・・)
僕は、そう考えながら眠りについた。
おはこんばんちは〜♪
どうも、作者のセユです。
なんと‼︎今回は、大増量です‼︎
今までより、1.5倍〜2.0倍長いです。
あっ、ちなみに、新キャラの「園寺 花奏」は、「そのでら かなで」と読みます。
さて次回は、GWの3日目となります。
・・・もう、半年経つんですね・・・w
次回も、不定期に投稿して行きます。
それでもいい!という方は・・・
ゆっくり待っていってね‼︎
それでは・・・・・ゆっくり見ていってね‼︎




