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幕間 女の子のお話~第二話~

 男性に育てられ、女の子はすくすくと成長しました。ある時、女の子は男性が出かけたため一人ぼっちで家に取り残されてしまいます。まだ言葉も話せないような女の子を置いて行くのはやはり心配なようで、男性は戸締りをしっかりとして、安全を確認してすぐに戻るからと鍵をかけて出て行きました。

 しばらくすると、辺りはだんだん暗くなり、空に暗雲が立ち込めました。一滴、雫が空から落ちてきたかと思うと、それが合図かのように一気に雨が降り出しました。地面を、木々を、花を、女の子がいる家を容赦無く襲い、雨脚は収まることを知りません。間も無く空が激しい光を一瞬放ち、間髪いれずに轟音が地を揺らします。女の子が生まれて初めて聞く雷の音でした。女の子はじっと窓の外を見つめています。獣達の鳴き声も時折聞こえてきます。女の子はただひたすら、窓の外を見ています。なにがあるわけでもない、雨が振りつけ雷が鳴り響くだけの外。

 雷の音は確かに女の子の耳に届いていました。しかし、女の子は外をみるばかり。泣きもせず、怖がりもせず。まるでその姿は、恐怖を知らない勇者のようにも、感情のない無機物のようにも見えるのでした。

 まだ雷は鳴り響きます。すると、すぐ近くに雷が落ちました。窓ガラスが細かく振動します。ですがやはり、全く怖がる様子はありませんでした。

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