第8話 ソフトクリーム
今日はバイトにサーバー型のソフトクリームのつくり方の教習をする日だった。
「はいはい、いいーですかー。ソフトクリームを作るとなると、下の持っている(ここの改行はおそらく不要です,文字サイズを変えたり縦書きPDFで見たりすると不自然になります)
部分をグネグネ動かして作るイメージありますよね。でも逆なんです。下は一切動かさなくて良し!そのままにしてると、自然と上がウネウネしていきますから。じゃあやってみて」
「どうしても下を動かしちゃいますー」
「最初はしょうがないよね!でも慣れて行けば大丈夫だから!」
教えていると、店内に盗賊ピピンが来た。
「はいミルクコーヒー代。きょうはカナはダンジョン来ないの?」
「う、うん今日はコンビニの仕事があるんだ…」
「もったいないなぁ。今日はエルフが今日入荷される弓矢を全部買って2階でレベル上げをするんだけどなぁ」
そう言ってピピンはミルクコーヒーを飲んだ。
「そうなんだ…」
ツンとしてるけど、エルフはパーティーのことを考えてるのかな。
そんなことを考えてると、トッドさんに呼ばれた。
「売れてない商品がありますね。切ってかまいません。香水とかは別ですよ」
「あ、はい」
「それと、ソフトクリームの方はどうですか?」
「今、教えてます」
「猛暑ですからね。ソフトクリームは売れるでしょうからしっかり教育してください」
ちょうどそのころ、エルフの弓矢と弓筒が届いた。ナイスタイミング。
「弓矢は入りましたの?」
エルフがやってきた。
「ちょうど入って来ましたよ、ありがとうございます!」
「ふん。じゃあ弓筒と弓矢を全部いただくわ」
ピピンやエールにも弓筒を持たせ、弓矢を持たせた。
「当然あなたもいくんでしょうね?」
「いやぁ私はコンビニ店員としての仕事が…」
「はあぁ!?あなたたちのためにLVあげるのよ?冗談はよしてよね」
「でもその…コンビニの仕事が…」
「そう。コンビニコンビニそうやって言ってなさい。他のメンバー、行くわよ」
パーティーはダンジョンにいってしまった。
「しょ~がないんだよ~コンビニがなかったらダンジョンにも行けないんだよ~」
「カナ!ソフト組が全然できてないわよ!ちゃんと教えなさい!」
「ええ!?ちゃんと教えたはずなんだけどなぁ」
もうしっちゃかめっちゃかになってきてしまっている。
まったく、このままでコンビニはうまくいくのだろうか!?