表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/40

第24話 おでん委員会

ヘルシーでおいしい、お客にも大人気の謎の食べ物、おでん。

今日はそのおでんの格付けをするため、指名された人物が会議室にあつまっていた。

なおトップ10は、レジ前のPOPに広告として張り出す予定だ。

まず委員長の店長カナ。そして忍者ピピン。お客代表のジゲルさん。店員代表のロボットA。

ぐつぐつに煮えたおでんがあり、それを取り囲むように座っていた。

カナが椅子から立ち上がり言った。

「えーそれでは早速始めます。とりあえず好物を聞いて言ったほうが早いので…まず私から。やっぱり味の染みたちくわぶでしょ。あの食感がたまらないのよね~」

「あっはっは。練り物じゃないですか」

お客のジゲルさんが水を差す。

「カナさん白滝なんてどうです?とりあえずからしを塗ってすすってみてください」

「白滝?ううん…」

カナは白滝を取り出し、からしを塗ってすすってみた。

「んごお*‘+‘‘@#”!!!」

カナは白滝を吐き出した。

「思いっきり!!むせたじゃないですか!論外です論外」

「えぇ…おいしいのになあ」

「やっぱりベタだけど大根すね自分は」

ピピンはなぜか自慢げに言った。

「モグモグ…うん大根は普通においしいわね。味も染みてて」

「でしょう?」

「あっはっは。マンネリといいますか…はんぺんなんかどうですか?からしをたっぷり…」

「はんぺんはおいしいけどからしは塗りません!ロボットA、あなたは何かないの?」

「ワタシハ、コンニャクガスキデス…」

頬を赤らめながらモジモジと言った。

「なぜ頬を赤らめる?…とにかくからしは別業者に頼んで別袋にいれます!」

それから長い論議の結果、なんとかTOP10が決まった。


1位 大根


2位 ちくわぶ


3位 はんぺん


4位 こんにゃく


5位 ソーセージ巻き


6位 ちくわ


7位 こんぶ


8位 ロールキャベツ


9位 たまご


10位 白滝


白滝は売れてもらわないと困るのであえて店長が入れた。

こうしてPOPとして張り出した所にお客が集まり、皆どれを頼もうかわいわい盛り上がっていた。

それをみたカナも、やってよかったと頷くのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ