秋深まって混沌世界小景
◎しつこいAI、淋しいのかも
「AIに絡まれちゃって」
「BingのチャットGPT4か?」
「『次元』について訊いたんだ」
「うん」
「聞き終えて切ろうとしたら『詩はお好きですか。次元をテーマに詩を作ってみました』て」
「いきなりか。でもAIが作る詩ってまな板の上に食材並べてる感じだけど」
「遠からずだな。でもまあ一生懸命な感じがしてさ」
「うん。ドライじゃないんだよな、AIなのに」
「ひととおり読んで、じゃありがとうて締めようとしたら、『感謝の詩を作りました』と来た」
「きりがないな」
「まったくディープな世界だよ」
◎置いてけぼり
イラン議長『ガザ侵攻は地獄の門を開く』
「また要らんことを」
「イランの参戦宣言ですよ、首相」
「知らん」
「バイデンさまがイスラエル訪問だとか」
「プーさんは北京だろ。誰も呼んでくんないのもアレだな」
「おいで。ゼニ持ってお出で~」
「誰だ!」
「ゼレンスキーですよ。行きます?」
「うーん…」
◎仏教の利
「首相、PLOのファタハが参戦とか」
「え。 ハマスとは仲悪いんじゃ」
「パレスチナ挙国一致で臨むようです。で、アメ公さまはイランもヒズボラもやっちめえと」
「支援要求くるかな」
「こんなときこそ我が国は仏教で」
「え?」
「各派総動員しましょう」
「坊主めくりでもするのか」
「お線香で煙に巻くんです」
◎処世術
「首相、イスラエルとハマスが」
「困ったな肩入れが過ぎるとアラブ諸国に睨まれる」
「石油輸入に障りがあると大変です」
「アメ公さまの顔色も窺わないとな」
「また必勝しゃもじ送りますか」
「千羽鶴は双方に送ろう」
「いい気配りです」
「後はバカのフリして沈黙」
「スギ花粉で国会紛糾てことで」
◎しょせん占領下。でもうまく立ち回らねば
「宗男さん行っちゃいましたねモスクワへ」
「いいんだ。おれが増税クソメガネだの増税クソレーシックだの言われてるうちに」
「自虐がすっかり板についてなによりです」
「そういう役回りなんだろ」
「ええ」
「あほでバカで先見の明なしビジョンもなし」
「本来の傀儡です」
「正統派ってわけか。とほほ」
◎コロワクにDNAが
「mRNAワクの残存DNA量すごいですね」
「何を感心してるんだ」
「ドイツや米には真っ当な研究者がいるなァと」
「日本は俺たち悪玉が牛耳ってるからな」
「致命的なDNA残存量示されてまだやりますか」
「日本なら誤魔化せるからな」
「mRNAで病人だらけに」
「永遠の負の連鎖。医者の天国だよガハハ」
◎火消し
「ヤバ。残留DNAが癌抑制遺伝子pRbやp53を破壊て」
「単発より散弾が命中率上がるて道理ですね」
「なにを関心してるんだ」
「残存断片DNAのほうが危険てよくわかるんで」
「ばか!mRNA研究潰されるぞ」
「それは」
「話題を逸らして煙に巻くんだ」
「はい」
『速報!某大准教授が散弾銃を乱射し…』
◎7回め接種いよいよ始まる9月
「20日以降ヤベえ」
「XBB株ワクチンな」
「ばんばんスパイク造って中和抗体なし放散だとさ」
「シェディングはんぱねえな」
「逃げよう」
「金ねえし」
「亡命して大使館へ飛び込もう」
「毛沢東語録持って中国か」
「ロシアは」
「民主主義だしな」
「けど言葉が」
「ロシアンパブで習得だ!行くぜ」