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 6話

「え、絶対に教えてくださらなと思っていました……」

 そう優良が言って、ほかの二人も頷いた。

「まぁ、ホイホイ聞いてくるのはいかがなものかと思いましたが……」

 私が龍二に向って言うと、龍二は何を言っているのかわからないといった顔を向けてきた。

「すいません、龍二はそういった空気を読むことが苦手なんです。もちろん嫌味で言ったのではなく純粋に気になったんだと思います」

 龍二はと長年、一緒にやっている感じの優良は少し申し訳なさそうに弁明してくる。

「なんとなくそんな予感はしましたが、あまりホイホイこんなことがあると苦労しそうです」

「そんなことはありませんよ、この性格はもちろん短所とも言えますがふとしたときや面倒見の良さとかで役に立つことが多いんです。私と違ってコミュニケーションが高いので友達も多いんですよ」

「誰にでも得意なことはあるんですねー」

 私がそういうと龍二は何を言われたかわかっていないが、褒められていることを察したように得意げな顔をした。なにか、ムカついて殴りそうになったことは言うまでもない。


「それで、教えてくれるですか!」

 目をキラキラしたように麗子さんが聞いてきた。さっき私の情報が聞けなかったことがそんなに残念だったのか今度は聞く気満々のようだった。

「ええ、いいですけど。その代わり皆さんの『タトゥー』も教えてくれたらですね」

「「「いいです!」」」

 少し無理な条件を出したと思ったが返答は思ったより早かった。そんなに私のことが知りたいのだろうか?麗子さんはともかく、優良や龍二までこんなに知りたがっているのは意外だと思う。龍二は何も考えていなさそうだが優良はなにか裏がありそうだ。

「そんなに知りたがるのは意外でしたが、なら順番に紹介しいき!」

 

 突然、今までなかった気配がその場に現れた。それもとても気持ち悪い気配が……

「なんだい、敵陣まできて自己紹介をしているのかい?ならぜひとも僕をいれてくれたらうれしいなー」

 どこともなく響く声はとても幼いようにも聞こえる。

「うーん、雨乃 享仁の情報が聞けるならと思って滅多に出てこない『傍観者』の僕が来たというのになんか静かじゃない?」

「呼んでいませんよ、あなたなんか……」

 少し不機嫌になった私がそう答える。麗子さんは少し怒ったようで体を震わらせ、優良と龍二はどこかとも聞こえる声に警戒心がむき出しになっている。殺意を出さないところ皆、流石プロだと思う。

「えー、そんなこと言ったちゃうと、えい!」

 掛け声が聞こえたと思ったら道をふさいでいた三人の機械人形がコテンパンにい吹き飛んだ……

「はぁ~、私たちが考えた作戦が水の泡に……」

 そういって、私は隠れている声の主に殺気を飛ばした。すると……

「そんな熱いエールを送ってこないでよ、今そこに行くからさ!」

「いえ、来なくていいので帰ってください」

 こちらに来るといった声の主に私はすかさず冷たく言い放った。


「いいのかなー

 僕がいれば君たちが探しているという小泉真奈美の下に案内してあげられ奏いって」

 そういってカマを持った少年が姿を現した。

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