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第7話 自分の家に帰るのが嫌って…

 リョウside


(はぁ……)自分の家に帰るのが嫌って……どんだけよ? 


 ミワ「あら、珍しく帰ったのね」


 あの後ディナーは営業して帰って来て……第一声がこれ? 


 リョウ「アナタこれから?」


 嫌味も言いたくなるでしょ? 


 ミワ「イヤな言い方!」


 何も堪えては無いだろ? 


 リョウ「スミマセンね」


 心無くても謝罪の言葉ってヤツは便利で……


 ミワ「……ねぇ? アノ娘、そうそう桜王さん? お気に入りみたいネ?」


(ふうちゃん? 何故?)


 情けない事に、動揺している俺をカナは見逃すはず無く


 ジッと見ている


 ミワ「可愛い! って従業員やお客さまから評判だから? リョウも? って……時間! アタシ出るわね!」


 気になるなら努力したら? 



 リョウ『そこまでする? (笑)』


 伝授された策……笑ったけど……この策がね、マサカ事を動かすなんて……思いもしなかったよ


 確かに改善されましたよ! 冷蔵庫は……調理補助兼ホールの冴多さん、佐藤さん、ドルチェ、皿洗い、ホールを補ってくれる丹部さん


 人増やす? ……俺自身が迷走している……人を入れちゃったら……って


(お客様は事情なんて関係無い! 言う事は言わなくちゃ!)


 金曜日。ふうちゃんがいるだけで店の回転率が…… 上がる上がる! 


 話があると、賄いに残るようシェフの権限発動させて貰いましたよ! 


 リョウ「店を良くしたいの。シェフの言う事は絶対! 聞くより見て覚えろ! な、世界で頑張って来た人達だからさ。分かるの。俺もだし。少しずつさ、人の見て間違いを直して、承知してる人と、無い人が出たでしょ? 何回かさ。伝統とか大事よ……でも……俺が迷走してたから……話し合ってこう? 俺、朝礼で気付いた事は伝える! 皆はメモを取る! 一人録音? ……仕事中は注意受けてもだろうけど……賄いの時、俺や皆で照合しよ?」


 心紀「皆交代で申し送りノートに気付いた事、共有事項は必ず!」


 冴多さんが賛同してくれて……


 佐藤「皆のメモ、レコーダーを纏める。当番を僕ら三人から一人……御厨シェフは?」


 佐藤さん恐々俺を見てるし


 リョウ「俺も書くよ! 四人……か」


 風華「私、金曜日書きます……」


 リョウ「ふうちゃんありがと!」


 少し照れてる貴女……


 リョウ「曜日担当制! 残り1日はジャンケン……! 例えば……(水)が月に5日の時! は、(水)担当は当たり! と喜ぼう!」


 大笑いしてる……皆意外乗り気だし


 ミワ「あら楽しそうネ?」


 ミワ……何故か金曜日になると……売り上げ? ……事務関系の事は気になるのか? ……俺がしてるよ! 


 何でか税理士監査に同席したり……


 心紀「あのですね…… ミワさん。会議の……」


 冴多さん、会議の話の説明……ありがとう……


 ふうちゃん? 元気無い? 仕事で何かあった? バイト断られた理由の……


 優しいから、時々、自分の事の様に背負い込んでるでしょ? 


 ミワの顔…… 冴多さんのマズよ! の合図……


 けど…… ふうちゃんから目が離せなかったんだ……





よろしくお願いします

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