漫才 パソコン教室
オーソドックスなボケとツッコミの漫才
ボケ:「最近は急にコンピュータが使えないと最早生活するのが難しくなってきた様な雰囲気だよね 芸人仲間でも使ってる人増えてきてるみたいだし」
ツッコミ:「せやな、若手だけやなくて諸先輩方も舞台だけやなく、色んなツール使って笑いを届けてはるな」
ボケ:「実は僕、パソコンとか全く使えないんだよね・・・何か黒いし、ボタンいっぱいあるし、丸っこいの動かしたりとか、何やってんのか訳分かんないじゃん?」
ツッコミ:「お前未だに携帯もガラケーやしなw」
ボケ:「でさぁ、自粛期間でテレビとか見てたらリモートとかズームとかってパソコン系の分かんない言葉沢山聞いて、流石に僕もやるしかないのかなぁって思ってんだ」
ツッコミ:「おぉ! エエやんか! ほんで? パソコンかスマホか買いに行くんか? 着いて行ったるで」
ボケ:「いや、その前に使い方習おうかなって・・パソコン教室に行ってみようかなってね」
ツッコミ:「なるほどな、買っても使い方分からんかったらしゃあないしな」
ボケ:「ただちょっと怖いんだよね、何か難しそうな事習う教室に通うのって それでね、教室に僕が行けそうかどうか練習してみたいんだけど」
ツッコミ:「分かった! ほな俺がパソコン教室のインストラクターやったるから」
ボケ:「はじめまして! よろしくお願いします! 凄い初心者です!」
ツッコミ:「いきなりかいw・・・どうも初めまして、こちらこそよろしくお願いします!
頑張ってパソコン使える様になりましょね!」
ボケ:「はい!」
ツッコミ:「ほなまずパソコンを動かしてみましょか」
ボケ:「え? どこへ持って行けば良いですか?」前に置いてあるモニターを動かそうとする仕草
ツッコミ:「いや!いや! パソコンのスイッチを入れるって事です」
ボケ:「あぁ、スイッチ・・・ってどれでしょうか?ボタンがいっぱいあるんですけど・・」
ツッコミ:「あ! そこやなくてね、それはキーボードって言うてパソコンと会話する為のものなんですわ」
ボケ:「え?会話!? マイクどこだろ? あーあー聞こえますかぁ? スイッチ入れてくださーい」
ツッコミ:「そこマイクついてないですから パソコンと喋るんやなくてね・・指示を出す機械いうか・・ 取りあえずスイッチはですね、その大きな箱に○に縦の棒が刺さったリンゴみたいなマークあるでしょ?」
ボケ:「あー? これかな?」スイッチを押す仕草 「あ! 画面に何か文字出てきた」
ツッコミ:「ほな今度はその卵を半分に切ったみたいな形のものを持ってください」
ボケ:「ん? これ?」
ツッコミ:「わぁ! こっちに持って来んで良いから」マウスを指さして「それはマウスって言うてですね、画面の中に矢印があるでしょ? それはポインタ言うんですけど、それを動かす機械です」
ボケ:「あ! ホント! 矢印が動く! ほら!ほら!見て!」
ツッコミ:「見てます見てます・・それで左のボタンを右手の人差し指で押す事をクリック、二階連続で押したらダブルクリックって言います」
ボケ:「うわ!」カチカチ「ははっ」カチカチ「何か楽しい!!」ぐるぐるマウスを動かす素振りを続ける
ツッコミ:「うわぁぁ! ちょっと待って待って! 次々画面のアイコンゴミ箱に捨てんといて! 止まってぇ!」
ボケ:「ところで・・そろそろ日本語で喋ってもらって良いですか? ちょっとずっと何言ってるんだか・・」お手上げのポーズ
ツッコミ:「ちゃんと日本語で説明してるわ!」
ボケ:「関西弁もきついし、8割何言ってんだかw」
ツッコミ:「ほぼ伝わってないやないか!」
ボケ:「関西人テンション高いなぁww」
ツッコミ:不機嫌そうに「それで? パソコンをどんな事に使いたいと思ってはるんですか?」
ボケ:「ちょっと机の上が寂しいからインテリアにどうかなって」
ツッコミ:「仏壇でも置いとけ!」
ボケ:「ところで先生」
ツッコミ:「何ですか?」
ボケ:「パソコンのスイッチってどこでしたっけ? キーボード・・じゃなくてマウスに叫ぶんだったかな? おーい、おーいい スイッチ切って~」
ツッコミ:「ジブン、パソコン使うの諦めた方がエエで・・」
パソコン教室のインストラクターやってます。 実際来校する生徒さんの半数はこんな感じ・・