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0日目 事件

ごめんなさい。

文字数少なくなってきてます。

実習が終わるのが12月なのでそこからまた毎日掲載をできたらとおもいます。

 昼間も境を見せ、乗り物もあらかた乗り終わる。

 少なくとも、半分以上は乗ったと思うが、なんせアトラクションの種類が多い。

 あるいは、まだ見ぬアトラクションがあるのかもしれない。


 それはさておき、2人の温度差も良い感じに混じり合い絡み合っていた。

 ぴょんぴょん跳ねて、つぎのアトラクションに向かったり、おんぶに抱っこ、肩車で歩いていったり、2人の笑顔が重なっていた。


 そんな時、その事件は起こった。


「あれ、あのゴーカート。 人が並んでますよ」


 イレブンが驚きの声を上げる。

 混み合うほど人気である、ということに驚きをあげているわけではない。

 先ほどまでは、一切の人がいないゴーストタウンを思わせる場所であったが、あの一部分だけ人だかりできていた。


「本当だ。 なんか不自然だな」


 ここ、貸切状態になっていたと思っていたため、少し驚きが隠せない。

 ドドンっ!!

 ビックリマークが7つは出た。

 正式名称、エクスクラメーションマーク。

 こんな感じだ。

 ! ! ! ! ! ! !


「まぁ嘘なんだけどな」


「なんの話ですか?」


「いや……」


 考えていたことが言葉に漏れてしまう。

 稀によくあるが、照れというか、恥を感じる。


「並んでるなら後にするか?」


「そうですね。 まぁ正直あまり興味もなかったですから。 それで……その、観覧車に……」


 ドッカーン。

 ドカドカンッ!!


 突然の爆発に言葉が遮られる。


「なんだっ!? 爆発……なんだというんだ」


 方向は、ゴーカート広場。

 先ほど人が集まっていたところだ。

 威力はかなりのもので、顔に風圧を受ける。

 それは涼しくない。 生ぬるい。


「なんでそんな某機動戦士のセリフみたいなしゃれりかたなんです?」


「おま、余裕ー。 爆発あったのに余裕すぎません?」


 感情の欠落した平坦な言葉に、状況も考えられず思わずツッコミを入れてしまう。


「はははっ。 それで様子、見に行きますか?」


「……まぁ別に放っておいてもいいだろうけどよ。 ほっとけないよな」


 黒煙のあがる場所にたどり着くと、先ほどの面々とはまた違った人だかりが集まっていた。

 ジャンジロを含め、6番街のランカーたちが一堂に会している。


「ふーん。 犯人は現場に戻るというしね。 とりま、逮捕ね」


 ジロちゃんはこちらを見るや否や、手錠をかけようとする。

 特に抵抗もしなかったため、ウルフに手錠がかけられた。


「せっかく手を貸そうと思ってきたの、これはねえんじゃない?」


「いらないよ、そんな手。 あんたらは客なんだから堂々と遊んできなよ」


「へいへーい。 あ、そうだ。 そこ周辺人だかりできてたんだけど……」


 がしり、とジロちゃんが肩を掴む。

 そして、少し怒った声で言った。


「なんで止めないのっ!!」


「いやー。 だって客だって思うじゃん?」


「こんなところに客なんていません。 もういいよ。 そこらへん含めて調査するから」


「そらどーもすまんかったな。 またなんかあったら呼んでくれ……ほらっ、これ返すぜ」


 手渡したのは、手錠でした。


「あ……らら、この後も楽しんでいってくださいね」


 ややむすっとした声でそれは伝えられた。


「あの、町長。 聞いてもよろしいですか?」


 町長、と言うのはジャンジロのことだ。

 ○番町のリーダーで町長。

 今から7年ほど前に決まった呼び方だ。


「ん? なによ。 口より手を動かしなさい」


「はっ。 しかし、あの男、どのように手錠を外したんですか?」


「んー? ほら、金。 額に応じた事教えたげる」


「……いえ。 では、50ダラーで」


「うわ太っ腹。 では、まずどうしてだと思う?」


「東洋には縄抜けの術というものがあるらしいです。 その応用かと……しかし、そのような怪しいそぶりはなかった」


「答え合わせよ。 ほらわかったらバシバシ働きなさい」


 ジャンジロの手には手錠とともに、鍵が乗せられていた。


「そんな……ことが」


「見てしまえばそれしかないわよね。 それにしても、すごいよね。 あの技術……ほしいわあ」


「町長クラスでもすごく感じるんですか?」


 ジャンジロは顔をにやけさせながら、黙って調査の手に取り掛かった。

 男は、その姿を見て、何も言わず背中についっていった。

ここまで呼んでくれてありがとう。

更新がなくてもpvが多くて嬉しいよ。

できる限り更新します。

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