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番外編 その日の夜 ※半分以上エロを含みます。 未成年はご遠慮ください

注意、主の趣味全開です。

なお、主ロンドンは、M男です。

できる限り、どの方でも受け入れられるようライトにはしたつもりですが、無理な方はブラウザバック推奨です。


シンプウ 「私はちゃぁんと注意したからね」


「バイバーイ」


 少女が手を振りながら言った。


「あぁ、またなー」


 手を振り返しながら笑顔を見せる。

 子供たちは全員家に返すことができた。

 これで、今回の騒動は終わりかな。


「じゃあ、儂はここで……」


 腕を掴まれ、手を握られる。

 その手の主であるシンプウは頬を紅潮させ、目を潤ませる。


「あの……さ。 今晩はもう遅いし。 お礼もしたいから泊まっていかない?」


 真っ直ぐにこちらを見つめながら、手を握る力は強くなっていく。


 これは、もしや。


「まぁ、そう言うことなら……今晩だけ、厄介になろうかな」


「うんうん。 それが良いそうしよう。 やったー!!」


 シンプウは小さくガッツポーズを見せる。


「あーあ。 姉ちゃんたらしこんでらぁ」


 そして、そのままジョーにげんこつを浴びせた。

 小さな、たんこぶがうまれる。

 たんこぶなんて見るのいつ以来だろうか。


 そうこうするうちも、ウルフは一つのことを考えていた。


 ーーこれ、ヤレるのか?


 いや、まぁ冷静に考えたらただ、泊まるだけだよな。

 ただ泊まるだけ、と言うのがもう妖艶な響きだが。

 お礼がしたいって言ってたな。

 お礼って……そう言うことか?


「ウルフ、何考えてるの?」


「いや、儂はあの家のどこで寝ればいいかと思って」


「あ、あぁ。 えっとね。 来客用のベッドがあるんだけど……」


 もじもじしながら答える。

 この感じだと……まぁ、ヤるか。


「そこには、イプシロンが寝てるぞ?」


「う、うん。 だから、ね? よかったら私の部屋で」


 これは、もう誘ってますな。

 やばいな。

 前世と合わせて62歳。

 童貞なんだが大丈夫だろうか。


「あ……あぁ。 お邪魔しよう」


 家にたどり着きドアを開ける、

 今もドキドキしている。

 顔が熱い。

 そして、家の中にあったのは。

 着替えをする女性、美人さんの姿だった。


「何を見ているか貴様っ!!」


 うるせえ。

 何を見せているか貴様。


「いや、やめろよ。 危ねえだろ」


「うるさい。 この乙女の柔肌を見られたからには死をもって償ってもらうぞ」


 魔力も完全に切れたこの体にはグーにして振るわれる手は避けることが叶わなかった。


「あぁ。 君は……シャワー借りたぞ」


「お身体はもうよろしいんですか?」


「うむ。 この男は始末しておくから安心してくれたまえ」


 イプシロンが、足を握って引きずっていく。


「あの、その人……恩人なんです。 見逃していただけませんか?」


 シンプウのその言葉を受け、うつむく。


「やはりか。 そうだろうとは思ったが……某は、この家にはもういなかった。 なら、問題はなくなるだろう」


「え? どういう」


 ウルフはむくりと顔を上げて言葉を続ける。


「ここには誰もいなかった。 でいいんだろう?」


「あぁ。 某はあの地で寝ていた」


 ウルフは起き上がり腕を組む。


「これは独り言なんだが……サソリ団の頭は取った。 が、残党と豚が1人残っている、 だらかに任せられないだろうか」


 イプシロンは一瞬こちらを見てから頷く。


「私個人として……ありがとう」


 イプシロンは服を適当にきたのち、歩いて外へと消えていった。


「あー、えっと。 ご飯にする? お風呂? あっ、それとも……」


「じゃあお前で」


「きゃん♡ 先にからだ清めてくるね」


 視線を落とすとジョーと目が合う。

 そういえばこいつ全然話さないな。


「どうした?」


「おいら……もう眠い」


「あぁ、うん。 おやすみ」


「おやすみなさーい」


 ジョーは目をこすりながら二階へと上がっていく。


「どうすればいいか、手持ち無沙汰だな」


 …………


 ーーとりあえず覗くか。


 風呂の方向はわかる。

 先程シンプウが歩いていった方向だろう。

 向かって右側、端から二つ目の扉。


 ここだ。


 ーー?


 張り紙?


 のぞいたら殺す。

 マイダーリンでもだよ。


 これからヤら仲でも覗かれたくないものなのか?

 まぁ確かに、自分でも覗かれたくないな。


 ーーこのまま覗いてもいいが……


 ーーーーヤメトキナヨ。


 ーーそうする。


 と、なると暇だ。

 ソファーにでも座るか。

 あったかいなぁ。

 うとうとしてきた。


 ーーあぁ、もうなんかどうでも……


 バチン。


 自分で、自らの頬を叩く。

 ここで寝てチャンスを逃すわけにはいかない。


「あの、何やってるの?」


 振り返ると、シンプウが心配そうにこちらを見ていた。

 湯上りにパジャマ。

 乾ききっていない濡れた髪に紅潮させる頬。

 くそ、可愛いじゃないか。


「いや、儂も風呂を借りるぞ」


「あ、うん。 着替えは置いといたから。 部屋は、二階に行けばわかると思う」


「ありがとう」


 脱衣を済ませて体を丁寧に洗っていく。

 湯は沸いていて、何本か長い髪が浮いていた。

 温かい。

 少し熱めぐらいの湯で体を流す。


 先ほどまで、ここにあいつが入っていた。


 それを考えるだけで、妙に興奮をして、息子は自己主張を始める。


「いやいや、まだ気が早いぞ」


 そう呟きながらもそれを鎮めることは叶わなかった。


「こういう時って、風呂に浸かるものなのか?」


 待たせても悪い気がするが……まぁせっかくだ。

 入れさせてもらおう。

 湯は、少しぬめりとしていたが体を芯まで温めてくれた。


「初めてはうまく立たないって聞くが……これならいけるか」


 湯の中でも一切の落ち着きを見せないソレはむしろさらに膨張をしているように感じる。

 それにしても、温かいな。

 頭までボーッとしてきた。


「待たせても悪いな」


 肩まで浸かり、100まで数えてから立ち上がる。

 用意されたバスタオルで身体を拭く。

 そして、寝間着を着てドアノブに手をかける。


 ドキドキ。


 心臓の音が聞こえる。

 こんなにはっきりと聞こえるのは、サソリとの闘いの時以来だな。

 いや、それ以上に緊張している。


 まさか、ここまでとは。


 恐怖にも似た感情だ。

 うまくやれるのか。

 失敗したら……軽蔑されるかも。


「ええいままよ」


 ドアノブを開け外に出る。

 まだ、心臓の音は聞こえる。


 落ち着け、二階に行けば。

 そういえば、イプシロンがいないのならベッドは空いてるのでは?

 いや、逃げるな。

 さらに後悔するぞ。


 幻滅されないようにリード出来るくらいが良いよな。

 いや、正直に童貞であることを話すか?


 そうこうしているうちに、部屋の前に着く。

 ここがターニングポイントだな。

 頭がボーッとする。

 心音が最高潮に達する。


 コンコン。


 ドアを叩く。

 中から声が聞こえるんだろうか?

 寝ているのか?

 寝てたら、どうする?

 やるわけにはいかないか。


 ガチャリ。


 ドアが開く。

 なにか、いい匂いが立ち込める。


「あ、えっと。 入って入って」


「あ、あぁ。 お邪魔する」


 お邪魔するってなんだ?

 普通にしろ。 儂。

 普通……普通ってなんだ?


「えっと、とりあえずそこのベッドのとこ」


 ベッドのとこ……がなんだ?

 分からん。

 立ち尽くすことしかできない。


「あ、ごめんごめん。 座って」


「あ、いや。 なかなか片付いているなと思って」


 座ればよかったのか。

 ゆっくりと腰掛ける。


「急いで片付けたんだよ」


「そっか」


 やばい。

 呼吸が荒くなってきた。

 顔が熱い。


 シンプウは……シンプウも、顔を真っ赤にしている。

 呼吸を荒くしている。


「えっと暗くするね。 横になってて」


「あぁ。 失礼しよう」


 電気が暗くなる。

 ウルフは横になる。

 あぁ、まだ、心臓の音が聞こえてるな。


 シンプウがゆっくり近づいてくる。

 ウルフの手にめがけてゆっくりと手を伸ばす。


 ガチャリ。


 聞き慣れた金属音が聞こえた。


「なんだ?」


 腕がある程度までしか動かない。

 抵抗を感じる。


「あは。 えへ。 いひひひひ。 もう離さない。 今晩は楽しもうね♡」


 なんとかして首をひねる。

 これは、手錠か。


「冗談じゃ……ないようだな」


 シンプウがよだれを垂らしながらこちらに密着してくる。

 この柔らかい感じ、こいつ下着をつけてないな。


「んふ。 くっ」


 唇を奪われる。

 ファーストキッス。 まさかこんな形で喪失するとは。


「あはぁ。 もうこんなにしちゃって。 ダーリンったら。 私にもうメロメロって感じね」


「誰が……儂は屈しないからな」


 屈辱だった。

 くそ、先ほどまで舞い上がっていたことが恥ずかしい。

 だが、なぜか興奮する。

 このような趣味はないのだが。


「その強がり、いつまで言えるのかな? たのしみぃ」


 シンプウの膝が股に当たる。

 それだけなのに、身体中に電気が走った。


「あーれ? これだけでそんなに感じちゃうんだ。 もしかして童貞?」


「そ……んなこと。 どうでも……あっ…………どうでもいいだろ」


 違う。

 そうじゃない。

 嘘でも違うといえ。


「やっぱり童貞なの? やったー。 ダーリンったら。 もう///」


 なおも膝を当てられ続ける。

 陰茎はビクビクと痙攣を始める。

 いやだ……こんな形で、ズボンのまま射精するのは。


「くっ……そ。 魔力さえ残っていれば」


 シンプウの顔が近づけられる。

 大きな瞳がウルフの目をまっすぐ見つめる。

 照れる。 恥ずかしい。


 ーー見るな。 見ないでくれ。


「そうだよね。 ダーリンが私のこと全力で守ってくれたから、だから抵抗できないで、こんなにビクビクさせてるんだよね?」


 ずっと見つめられ、気恥ずかしさの中、限界を迎える。

 やばい。

 いや、もういいや。

 楽に……気持ちよくなっちゃおう。


 出る。

 と、その瞬間、刺激は取り払われる。


「まだ……いっちゃダメだよ?」


「なんで? もう……いや」


「あは。 だーめ。 イきたかったら自分でお願いしなきゃ」


 逝きたい。

 だが、それをお願いするのは自尊心が邪魔をする。


「誰が……お願いなんてするもんか」


 違うだろ。

 イかせてほしいのに。


「いいよぉーダーリン。 あ、そうだ」


 シンプウが、ガサゴソとタンスの中身を漁る。

 そして、リング状のものを取り出した。


「なんだ……それは」


「もうダーリンったら、完全に囚われた捕虜だねぇ」


 シンプウがズボンを下ろしてくる。

 そそり立つソレがあらわになる。

 ソレにリングを取り付ける。


「何をした?」


「うーん? これ、コンドームだよ? 見たことなかったかな」


 コンドーム?

 それってゴムのことじゃないのか?


「ほーら、しこしこー。 しこしこー」


 シンプウがそそり立つソレを上下ひたすら刺激を与えてくる。

 神経が脳に気持ち良さを直接殴り込む。

 たまらない。

 こんなのすぐ逝っちまう。

 逝っち……どういうことだ。


「射精……できない」


 気持ち良さは、どんどん増していく。

 なのに、ソレの果てに達することはない。


「そういうこと……じゃあ楽しもうね」


 シンプウはベッドの上に立ち上がった。

 素足、で息子を踏みつけグニグニと押し付けてくる。

 刺激は先ほどよりも少ないが、一生懸命息を切らしながらする姿は、より一層の興奮を与えた。

 シンプウの動きに合わせ、胸も揺れる。


「あっ……かっ。 はぁはぁ」


「ダーリンったらこんなので興奮するなんて……私は変態さんでも受け入れるよ?」


 容赦なく踏まれ痛い……がその痛ささえも際限ない刺激となり電気になって体を駆け巡る。


「あれ……ダーリン。 そういうことね」


 唐突に、シンプウが座り込む。

 そして、パジャマをはだけさせ、肌をあらわにした。

 きめ細やかなその肌は透き通るようで、大きな胸の頂点にあるピンクの丘から目が離せなくなる。


「いや、そんな。 何をするつもりだ」


「やっぱりおっぱい星人なんだ。 いいよ? これで気持ちよくしてあげる」


 谷間、に息子がゆっくりと挿入される。

 柔らかい、そしてすごい圧迫だ。


「あっ、あっあぁ」


「もう、さっきからまともに喋ってないよ? 頑張れ頑張れ」


 上下に胸を動かし気持ち良さを刷り込む。

 先ほどから、気持ち良さが飛ぶ瞬間がある。

 きっと、そのタイミングでいくんだろうな。

 そのタイミングでいけたらどれだけいいことか。


 ーー逝きたい。


「ダーリンのかお、すごくとろけてる。 逝きたい? 逝きたかったら……わかってるよね?」


「はぁはぁ。 逝きたい……けど、お前に頼むのはいやだ」


「まぁ、すごく素直ね。 気に入った。 ていうかー、そろそろ私も気持ちよくしてよね」


 頭もとに腰が持ってこられる。

 ズボンをずらし綺麗なピンク色のものを見せつけてくる。


「私を逝かせてくれたら、これをとってあげるわよ?」


 その匂いにクラクラする。

 もう我慢できず、ソレを舐める。


「はぁ。 はぁ」


 舐めていると、ヒダとは別に突起を見つける。

 これが、いわゆる栗リスか。


「あはっ、いいわよ。 たまんない。 あっ、そこはっ。 ああーーーー♡」


 シンプウは軽く痙攣する。

 どうやら逝った……のか?


 突如として、息子に、ものすごい刺激が走った。

 これまでのプレイの中でも、最高のものだった。

 生暖かくて、濡れている。

 そして、気持ちがいい。


 ゆっくりとソレから離され、刺激はなくなる。


「さて、ダーリン。 外してあげるけど……次は、2人でだよね?」


「あぁ……あ?」


 リングははずされる。

 そして、再び顔を見合わせる形になる。

 これは、なんだ?


 シンプウが腰をゆっくりとあげる。


「もう、ダーリンが我慢強いものだから……私が我慢できなくなっちゃった」


 そして、ウルフのソレに合わせて、勢いよく腰が下された。


「うっ。 はぁはぁ」


 なんとか、射精はせずに済んだ……が、今動かれるとやばい。

 こいつ、生で挿入しやがった。

 ここで射精するわけにはいかない。


 だが、どういうわけか、シンプウはすぐに動くことはなかった。

 少し、腰が上げられる。

 そこには、血液が付着していた。


「お前……まさかお前も初めてなのか?」


「……うん。 だから、一緒にいきたいな」


「バカ、中で出したら」


「もう……私が欲しいの」


 痛かったのだろう。

 大きな瞳に涙を浮かべながら……こちらを見つめながら答えた。

 そんなこと言われたら、我慢できなくなるだろう。


 だが、不用意には動けない。

 ウルフの上で繋がる少女は完全に体をこちらに預けている。

 胸の上で大きな双丘を潰しながら。

 大きな瞳で見つめ合いながら。


 その均衡を破ったのは、やはりシンプウだった。


「すこし、痛くなくなってきた」


 そういうと、彼女は腰を動かし始める。


「おい、いいのか?」


「うん、だって……」


「だって?」


「あなたと繋がれたまま、我慢できないもん」


 その発言の後、動きは激しくなっていく。

 上下に動き続ける。

 あぁ、ダメだ。

 気持ち良すぎる。


「シンプウ、儂……もう」


「いいよ。 ウルフ。 私もそろそろだから」


「あぁ。 イくぞ」


「うん」


 ーーーーーー波が一瞬やんで凪が訪れる。

 そして、それはおこった。

 射精。

 それを伴った電流は体を走り続ける。

 興奮が……溜められ焦らされ続けたそれは大爆発を起こした。


 上で動くシンプウも満足してくれたようで、小さな痙攣を繰り返しながら、首筋に歯を立てよだれを垂らす。


「はぁはぁ。 シンプウ。 良かったよ」


「うん……私は、もう満足だよ」


 満足。

 その言葉に達成感を感じる。

 ずっと一方的に主導権を握られ続けたが、なんとか逆転することができたらしいな。


 ウルフも満足だった。

 満足のはずだった。


「でも、ダーリンはまだ、満足できてないようだね?」


 ウルフのソレは、萎えを知らずいまだそそりたち続けていた。


「いや、満足できたはずなんだが」


「ふーん。 まぁそうだよね。 だって、お風呂も、この部屋の香りも……あと他にも」


「まさか、何か仕込んで……」


「さぁ? さあーて、ダーリン。 女の子の……私の気持ちいいところ、もっと教えてあげるね」


「はっ、いやぁぁあああああっ!!!!」


 その晩は、ある男の喘ぎ声と、女の笑い声が絶えなかったらしい。

戦闘シーン

結構書いたなぁ……どのくらいだ?

1800文字


今回

全然書き足りないなぁ。 あと何文字くらいにしようか

3200文字


……どういうことなの

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