アイアンバンクをぶっ壊せ!③
計画が失敗→資金不足→オカメなインコを買えない→家にも帰れない→車はドカン・・・。
「今回の目標はこの最悪なシナリオを避けることだベイベーOK?」
「まぁ俺達は最悪じゃねぇけど、なるべく全力を尽くそう。な?ベネット」
「仲間だからな」
どのツラ下げて言ってんだよ!この前のベンツの件はそもそもお前がLINEでパンデちゃんと・・・ワッツ!?
「今更だが何故お前パンデちゃんのLINEのIDを知ってるんだ?」
「超能力」
「いーや、真面目に答えるんだ。次ふざけた答えを口にしたらそのドたまをかち割って骨壷の代わりにしてくれよう!」
「超・・・、んぐ」
「俺が教えたんだ!例えばお前の妻のレジェンディーに電話が掛らなかったら?お前にもしものことがあってもすぐに家族が対応できないだろ?」
「んー、確かにそうだ。まぁこの件は目を瞑ろう。さ、早く完璧でグレイティーな作戦とミルクティーをプリーズだ!わかったな!?ベネット」
「了解!」
―作戦―
何とかしてカメラに映らないで銀行へ向かう。その後何とかして不正融資等の書類を手に入れ何とかして資金を全額トラックの中にぶち込む。
その後何とかして人目につかないように銀行をあとにしてそれらを政府に渡す。報酬として一千五百万、それを三人で割って五百万・・・。
「これが今回の作戦だな!完璧じゃないかベネット!これで車は助かるぞ!よし、決行日はいつだ?」
「三日後。仕事も学校も休みな日曜日ならば被害も少ないし大事になりづらい」
「じゃぁ今日、今すぐやろう!」
「は?」
「大事にしたほうがパーティーでパレーディングだ!」
「・・・・・・」
「よし、二人共、準備をしろ!」
「言いだしたら止まらないからな、仕方ない。やるか、ベネット」
「・・・・・・SHIT!!」