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アイアンバンクをぶっ壊せ!②

 オーケイオーケー、これで三人全員揃ったな!


ぷるるるる


 「おっと、すまない!リア充な俺はレジェンドミカちゃんからきた電話に出なきゃいけないようだ!


もっしもーすぃ、お嬢ちゃんレジェンディだね!イエス!レジェンディエンジェー!」


 「あなた、そんな事はどうでもいいわ。いきなり出張が入ったから帰れないって、どういうことよ!」


 「ホワーイ?ミカちゃんいつからコミュ障になっちゃったの?どういうこともなにもそのまんまじゃないか!ジャマイカ!ワッハー」


 「もう!私はいいけどパンデちゃんが泣いちゃって大変なんだからなんとかしてちょうだい!今かわるから!」


 「・・・パパ」


 「おー!パンデちゅわ~ん!パパは元気でちゅよー!泣いちゃったって聞いたから凄く心配だけど元気そうでよかったよ!」


 「元気なのはパパだけじゃん。バカ!」


 「もー、バカだなんて稚内!じゃなくていーわーなーい♪お土産は何がいいかなー?パンデちゃんの好き好きテディベアちゃん?それともオカメなインコちゃん?どっちがいいかな~?」


 「オカメなインコちゃん!名前決めたよ!テディちゃん!」


 「Oh-h、ダブルできたねぇ、パンデちゃん!任せてもらおう!パピーがパンデちゃんの為にオカメなインコちゃんを買ってくるからねー!」


 「約束だよ!破ったら今度はパピーのポルシェドカンだよ?」


 「おー・・・、はは」


そうそう、パンデちゃんの一番キチガイなところは自家製爆弾でボクちゃんの大切な車を破滅に導くところだ・・・。


二年前、ボクちゃんがミッションでつかれて帰りが遅くなったことがあったんだ・・・。



 「ふ~、イイことしたあとのビールは最高!ベネット!もっと持ってきてくれ!」


 「了解!」


ドブシャアアアァァァァアアアあああぁぁぁっぁあああ!!!


ビールの滝に打たれた途端に疲れが一気に襲ってきて眠っちゃったんだ。


 「おー、今帰ったよみんなー!ボクちゃんがいなくてとってもとっても寂しかったと思うケド!今日からはずっと一緒だよんよんよー!」

 

 「パパ!」


 「んー?どしたのカナー!パンデちゃん!なんでそんなに怖い顔してるのー?キューチーでキューティーなフェイスが台無しじゃな~い!」


 「帰ってくるの一日遅い!約束を守れない子はメッ!パパ言った!」


 「あー、そうだねぇ、パンデちゃん!本当に申し訳なく思ってるよ!でもでも、大人にはどうしても外せない用事があるのさぁ!」


 「ベネちんからLINEで送られてきた写真・・・。パパビールまみれ!これが大人の用事?」


オーマイガ、べネッツ!奴ぁなんてこたぁしてくれたんだ!いい訳も通らない!ひたすら謝るしか・・・。


 「パパ・・・絶対許さない!」


 「ぱぱぱ、ぱ、パンデちゃん?その手に持つボタンはなにかな?」


 「にひ、自家製ボム」


 「ワッツ!?メイドインホームボム!?なにをドカン!?」


 「・・・ベンツ」


 「ノーノーノーノー!やめろ、落ち着くんだ!ドンストップ!」


 「やめるな?OK!」


ポチッとな。


 うああああああああああああああああああああああああ!!!!思い出しただけでも全細胞があの恐怖に怯え鳥肌がぁああ!!このまま鳥になってフライアウェイ!?


ノーノー!ダメダメ!


パンデちゃんはマジでやるから危険だ!かといって確実に約束を守れる保証なんてないし・・・。


 「パパ・・・?」


声がブラック!今、うんって言わなかったら受話器の向こうから爆発音が鳴り響く確率を一瞬で算出した!百二十パーセントだ!!


 「はは、わかったよ、パンデちゃん!約束する!」


あぁ、しちまった・・・最悪だ。もう後には戻れねえ・・・。


 「愛してるわ、パピー」 ブチッ!


 「こっぴどくやられたな、ジョナサン」


 「あぁ、最悪な気分だぜ」


コイツはボクちゃんとベネットに次ぐ三人目の仲間で名前はカイル。めちゃくちゃ頭の良い奴で六歳の時にハーバード大学を卒業したらしいぜ。


んでもって表向きの職業はどっかの国の大統領!金も地位も名誉もあるが俺とつるんでいるといつも予想外の事態に出食わせるからって理由で俺達と行動を共にしてるんだ。


 「こうなったらやるっきゃねぇ!おい、ベネット!作戦を立てるぞ!」


 「了解」


作戦の失敗、それはおそらくボクちゃんの車のドカンを意味する!それだけは死んでも避けねば!


 


 さぁ、どうなる?ジョナサンは車を死守できるのか!?





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