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全ての元凶。

―――― 3月25日

 『ガシャン!』

大きな音と共に一人の少女の体がまるでダンスのように宙に舞った。

だが舞台は交差点、着地地点はアスファルトだ。

 『ドンッ』

少女はそのまま頭から地面に叩きつけられ真っ白なワンピースは真っ赤に変わって行った

「...ちゃん!...ね..ちゃ..」

少女は声のする方を見る元気も無くそのまま視界が暗くなるのを感じた。


―――― 4月4日

「おーい。起きろー朝だぞー」

兄貴が扉を開けて俺の部屋に入って来る。

薄っすら目を開ける..時計は7時40分..くらいか?

「遅刻するぞー早く起きろー」

あんな事があったのに兄貴は変わらない。気持ち悪いくらいに。

「う~ん...」

自分の体じゃないような手足を引っ張り布団から出るとそこにはすでに制服を着た兄貴が立っている。

「早く支度しろ。遅れるぞ?」

あぁ。これが俺の兄貴だ。

勉強も 人望も ルックスも 全部完璧の

家族想いの ・・・俺が死にたくなるような兄貴だ。



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