部員紹介
学園バトル物に憧れて書いてみました!
こんな移り気だから他のが進まないのだ…。
春のうららかな日、私達、兄妹の入学式…………。とは、いかず、入学式から1ヶ月たった位からスタートします。
学園内にある、とある部室にて、
「「さて、皆様方こんにちは私、(俺)は朝霧家の長兄、(長女)に当たります…」」
「双子の兄、朝霧 縁樹と申します。」
たまにお前は、うみねこの鳴くゲームに出てくるキャラかと言われることは有りますが一切関係ねぇよ。
「続いて、双子の長女、朝霧 砌 と申します。」
女の子らしくない名前ですがね……、
「「共に16歳でオタクです」」
双子は大仰して言う。
「さて、こっからは、堅苦しいのはなしだ」
「軽く、キャラ紹介しますよ~」「まあ、この作品は……、なんて言うんだろうか?」
「パラレルワールドとは違うよね?」
「妥当な所で姉妹作品でいいんじゃね?」
「それでいっか!」
「大体繋がりはあるけどそんなに物語に出てこないような感じだ」
「まあ、幾分か話題が脱線しましたがキャラ紹介っとお」
「はーい、まずは一人目」
「え…あの…」
出てきたのは軽く天然パーマがかかっていて髪で目が隠れたオドオドした少年だった。
「ほら、自己紹介をしてくれ」
「炉鍛治… 希久哉です…。えっと、これで…いいの?」
「構わないよ~」
砌はフリップを取り出す。
「詳しい事はこっちに書いてあるから」
炉鍛治 希久哉
16歳 4月10日生まれ
AB型
特別特待生に当たる。
「なんで特別特待生と言うと」
「あ!き…機械を作って…それが入賞して…だから…入れたんだ…」
「まあ、機械ばっかしで友人の1人もいないしおまけにコミュニケーションが乏しくてな」
「でも、二人は…僕の事、見てくれた!」
「まあ、クラブ作る為に協力して貰ったしね」
「うん、嬉し…かった!」
「1000円で本格的なロボット作れる位だから特別特待生扱い受けてるんだよ」
「それくらい、…簡単…だよ?」
「遠隔リモコン付きで小型戦車(プラモデル改造・キャタピラタイヤ付き)を造ったのに?」
「中に、モーター付けるだけ…だから」
「まあ、次いくぞ?希久哉はそこのイスに座って」
「うん…」
「次の方どうぞ~」
「わー」
「わー…」
パチパチパチパチ
出てきたのは丸眼鏡を掛けたひとつ結びの物静かな少女だった。
「自己紹介して~、佳奈実」
するとムッと顔をしかめる。
「照れないでよ」
「照れてない!私は猿屋 佳奈実です!以上!」
「あ~…砌、フリップ」
「あいわかった兄妹!」
猿屋 佳奈実
15歳 6月23日生まれ
A型
特別特待生に当たる。
「こちらも特別特待生扱いなのはね~」
「昔、この学校のサーバーにハッキングして機能全体をダウンさせて、それがバレてチャラにする代わり特待生扱い受けてんの」
「はい、説明ありがとうな」
「なんでダウンさせたというと…」
「ここに見学しに来た時、当時の在校生にメガネザル呼ばわりされたからサーバーにある個人情報バラしてやろうと思ったから」
「サル呼ばわりされると怒り狂うよね」
「名前で遊ばれるの嫌いだから」
「ツンケンしてるけど実際は優しい子なんだよ」
「違う!」
「まあまあ落ち着いて、はい、イスに座ってくれよ」
ドッカリとイスに座る。
「はい、次~。センパァァイ!出番ですよー!!」
「わー」
「わー…」
パチパチパチパチ
佳奈実はしかめっ面で手を叩く。
出てきたのはキラキラと輝く銀髪が眩しいヤンキーだった。
「八木崎 燈臥だ。よろしく頼むぜ」
「はい、フリップ~」
八木崎 燈臥
16歳 8月8日生まれ
B型
ランク・4つ星
「このランクの星はまあ、階級みたいな物でね、1から7まであんの」
「クラス7はそれこそ希久哉や佳奈実クラスの天才児がいるんだよ」
「僕らは…あんまりあそこ好きじゃ…ないし」「自分たちが天才なのをいい事に天狗になってるから居て気分悪い」
「まあ、元々俺は6つ星だったんだがあそこも居心地が悪くて替えて貰ったんだ」
「先輩は不良で通ってますよね」
「ああ、髪は遺伝でな、学園からも許可証もある」
「いや、それも有るんですが3年の7つ星の三神って言う不良と同等の扱いですよね?【金の獅子王・三神】という恥ずかしいあだ名の」
「そうだな…。喧嘩もそこそこ出来たから気づいたら【銀の一匹狼・八木崎】って言うあだ名まで出来てたな…」
「先輩の気質は牧場育ちの草食動物なのにあだ名が先行して独りぼっちでしたもんね~」
「三神のアホと違って俺は不器用だったから友達なんて出来なかったからな。その点はお前らに感謝してるぞ」
「「有り難いお言葉をありがとうございます!先輩」」
「ささっ、イスに座って下さい」
部室のソファーの左端に座る。
「次、いいんちょ先輩どうぞ~」
入って来たのは三つ編みの二つ結びの眼鏡を掛け、文庫本を抱えた少女だった。
「なんでいいんちょ先輩なの…。上谷 富美子です。どうぞお見知りおきを」
「あらよっと」
上谷 富美子
17歳 2月17日生まれ
O型
ランク・5つ星
図書委員に所属。
「まあ、いいんちょ先輩は優等生で気配り出来て勉強や家庭科も優秀だから去年のもし結婚するなら奥さんはこの人ランキングで堂々一位であるベストオブ・オカン賞を取った人なんです」
「確かにお嫁さんにするならフミ先輩だな」
「でも彼氏いんの。同じ学年の葛之葉 陸斗って言う爽やかイケメン先輩がさ~」
「あの馬鹿の話はしないで…。頭痛くなる」
「いいんちょ先輩にベタ惚れですもんね」
「葛之葉の猛アタックの末、精神的にまいったフミが陥落して付き合う事になったよな…」
燈臥がしみじみと言う。
「あの頃は、胃が痛かったな…。特に学年全員に聞こえるように放送室をジャックしての告白が堪えたわ…」
「そういや葛之葉先輩はこのクラブに所属してませんよね?」
「あいつサッカー部のエースだから抜けたくても抜けれないんだってさ。むしろありがたい位なんだけどね。それに切り札に陸斗のお姉さんがいるから」
「あれ?陸斗先輩ってお姉さんいましたっけ?」
「10歳位お姉さんと歳が離れてるからね。お姉さんは立派な社会人で常識人だから、陸斗がうざくなってきたらお姉さんに連絡して殴り倒して貰うつもりなの」
「サラッと怖い事言いますね…」
「まあ、フミ先輩。ソファーに座って下さい」
「ありがとう」
「次!元・勇者君!出てきなよー」
「止めてくれよ…」
顔を赤らめながら恥ずかしそうに出てきたのはファンタジーに出てきそうな主人公っぽい…分かりにくいか。まあ、よく見たら美形だったに分類される人です。
「第一学年星3つに所属、玉蘭院 律輝です…。ちょっと前まで異世界で勇者をやってました…。あーもう!こっぱずかしいな!!」
「あははー、リッキーは昔勇者やっててね。ちょっとまあ、魔王の手先にアハンな調教を受けてましてそれをたまたま私と私のお師匠様が助けたのがきっかけなの」
「止めてくれぇ…。あれは本当に俺の人生のブラックボックスに入るんだ…」
「触手に絡まれてた所はBLのネタにさせて貰いました!」
「うわああああ!」
床に悶え転がっている律輝。
「そんな時に私が契約を持ちかけたんだー」
「ああ、折れない心と信念が持てると誓うなら助けてやる。だったな…。だからこそ俺はお前ら師弟に救われたんだ。」
「あん時の目は尋常じゃなかったもんねー。目が光を映さなくて虚ろだったんだもん」
「で、契約の代償として勉強のランクが高いこの学園に入学するように地獄の勉強会を受けさせられて…、挙げ句こんな意味不明なクラブの部員にさせられて…。まあそれでも楽しいし他のメンバーもいい奴らばかりだから、充実した毎日を送ってるし文句はねーな!!」
顔をクシャッと笑顔にする。
「ふふん。そんなクラブに入部させた砌様を敬えー!」
ドーンと胸を張る砌。
「ほお…、半人前仙女の癖して勇者様にそんな事言うか…。」
怖い顔をして頭を掴む律輝。
ぐりぐり!ぐりぐり!
「ギャー!!頭ぐりぐりすんの止めてー!!半人前なのは最終昇格試験の内容が出来ないからだもん!!」
「そういや最終試験の内容ってなんだ?妹よ」
「うっ…」
ばつの悪い顔して呻く。
「言わねーならもっと強くしてやろうか?」ぐっと拳に力を入れる律輝。
「い、言います!言います!」
「おお、言えよ」
「悪い顔してんなー元勇者様は。後生き生きしてるように見えるな」
「燈臥先輩も思いましたか」
「あいつの性格、何気にSだもんな」
「好きな子に意地悪するタイプですもんね」
「そこ、うるせぇよ!おら早く言えよ!」
「……う…、ウジのわいたウ●コを食べるの……」
※本当なんだよ。
「「「「「………………」」」」」
一同沈黙。
「ほ、ほら!仙人なるためには人としての何かを捨てなきゃいけないし!?私はまだ人として生きたいから出来なかったの!!」
「…砌、やらなくていいと思うから…」
佳奈実が援護する。
コクコク!
全力で頷く希久哉。
「うう~…、佳奈実ぃ、希久哉ぁ~…。ふえ~ん」
「縁樹君、私が慰めてるからフリップ出してこの重くなった空気をなんとかして頂戴」
「…フミ先輩、結構な無茶ブリを振りますね」
「お母さ~ん。律輝がいじめる~」
「はいはい、お母さんじゃないけどよしよし」
佳奈実が優しくし、希久哉はお菓子で機嫌をとろうとし、富美子はお母さん代わりをしている。
ゴンッ!!
「いって…!燈臥先輩何すんですか!」
燈臥がげんこつで律輝の頭を殴る。
「はあ、後で謝っとけよ」
むすっとしながら顔を逸らす。
「はい、フリップー!!」
玉蘭院 律輝
15歳
12月24日生まれ
A型
ランク・3つ星
「次!王子様。出番だぞ!」
「なんでこんな空気で僕を出すんだ…。はあ、アリウス・イルスティス・アグニ・スレイマンと申す」
出てきたのは黒く耳元まで伸ばした髪、褐色の肌と青い目をした少年だった。
「まあ、現代の魔術師で魔術師界のプリンスなんだとさ」
「何故紹介が投げやりなんだ?」
「俺より砌の方がよく知ってるだろ?」
「ああ、確かに砌の師は僕と同じ歳でありながら若くして師匠級魔術師の資格を持っているからな。ただ、黒魔術を使うから敬遠されがちだが、砌を通して話を聞かせて貰ったことがあったんだが僕は尊敬しているね」
「妹はそんなお師匠様の元で仙人修行してる訳だが…」
「くすん…無理だったの…お師匠様に用意して貰ったけど無理だったの…」
「もう…喋らないで…、いいから…!」
希久哉が慰めている。
「導士道は魔術師界では選ぶ人はあまり居ないんだ。だから貴重だし、また導士は人生観が達観しているから魔術師協会での導士の発言力は年若くても無視は出来ない程なんだ」
「他にはどんな魔術があるんだ?」
不思議そうに燈臥が聞いてくる。
「錬金術士、魔導士、魔術師、導士、聖魔術師、黒魔術師、精霊術師、悪霊術師等々、他にもあるし詳しく分類すれば多岐に渡るな」
「アリウスはどんなの使うんだ?」
「僕は精霊術で聖炎と呼ばれる類を使うから炎魔術師に当たるかな。こんな感じ」
掌を見せる。
ボッ!
アリウスの掌に白く輝く炎が出る。
「すげーな、熱く無いのか?」
燈臥が炎を見て呟く。
「あはは、大丈夫だよ。熱くないよ。聖炎の凄い所は物を燃やしても煙が出ないんだ」
「おお、なんて地球に優しい!」
縁樹が褒める。
「俺だって出来るぜ!元勇者なめんな!!」
「あ、そういや律輝って異世界で神様にチート能力もらったんだっけな」
思い出したように縁樹が言う。
「ほらよっと!」
ボオオオオ!
律輝の掌から巨大な火柱が出る。
「わっ、馬鹿!天井焦げてるぞ!」
「ヤベッ!」
燈臥に指摘され慌てて消す。
「ほいフリップ」
アリウス・イルスティス・アグニ・スレイマン
15歳 6月27日生まれ
AB型
魔術師協会のサインにより特別特待生扱い
クラス・7つ星
「ほい次は顧問と副顧問だな」
「城ヶ崎 玖久琉よ。今は保健医とこの部活を担当してるけど昔は闇医者でした~」
出てきたのはフェロモン系のロングストレートの黒髪と白衣を着た胸の大きい女性だった。
「仁道 伽話だ。今は現代社会科の教師とこの部活の顧問をやっている。昔は悪人専門の詐欺師をやってた」
スーツ姿のクールそうな男性が言う。
「まあ、先生達もその内ちゃんと紹介するから今は名前だけで我慢して下さい」
「んー、まあいいわよ~」
白衣を翻しながらへらへらと笑い飛ばす。
「それは別にいい…。だが、燈臥と律輝…、なんで天井焦げてんだ?」
「俺は注意しただけです!」
こそこそ…そろそろ…。
「どこに行く?律輝ぃ!!」
「うわわ!逃げろー!!」
「待て!!このバカ!」
「出来ない…今はまだ出来ないのぉ…」
「解ったからもう泣くの止めなさいよ!」
「…うん…そう、だよ…」
「よしよし」
「あまり悲観的になるものじゃないぞ?」
「律輝ー。頑張れよー」
「燈臥先輩の裏切り者ー!!」
「さて、保健室に戻らなきゃね~」
「まあ、こんな感じでぐだぐだとやりますのでよろしくお願いするわ」